正面
おひさしぶりです。
大分間が空いてしまいましたが、ギリギリ生きてる英雄好きの馬鹿です。
これから少しずつ更新する回数を増やそうかと思っていますが、またスパンが空くかもしれません。
ただ、ハーメルンで月1で連載中の英雄の箱庭生活はずっと更新するので、そちらで何かあったら報告すると思います。
何かありましたら感想ください!
By夜間作業前の馬鹿
「よう。こんな夜中になんのようだ?」
俺は家ノ前でたむろしててる黒服の連中に娘絵をかける。
俺が出てくることは予想外だったのか、ほとんどのやつが驚いて飛び退いて戦闘体制をとる。
……さすがに偉そうな奴は動かないか。
それなりに強そうだな。
「ふん。だんまりか。まあ、いい」
そう言って俺は懐からナイフを取りだし、能力である本を出現させる。
恐らくだが、こいつらの中に能力者はいない。
それが俺の勝算の内の一つだ。
本来、能力者というのは数が少ない。
なぜなら大概の場合、心の傷になるような出来事とは、近しい者の死、またはそれに近い出来事が起こらないと能力は発生しない。
そしてそんな出来事を経験した奴はほとんどの場合、個性的になる。
例えば俺の知る中でも一番マトモな能力者である斉藤 恵という回復能力者は、自分の唯一の母親が癌で亡くなった。
その結果時間回帰に近い回復能力を手に入れた。
そして対価として治癒対象の怪我に応じたカロリー及び栄養喪失と、使用者本人の睡眠時間の増加が課された。
斉藤 恵という能力者は、自分の意識のある時間の殆どを犠牲にして全国の重病人を治しているのだ。
なので彼女の意識のある時間はもはや一日に六時間程しかないだろう。
もはや一般人の半分しか意識を保てていないのにそれをよしとする人間が出来てしまうのだ。
一般人とは違う者。
異なる者。
異能者。
つまり――。
異能者とは、なった時点でに一般人の常識を覆してしまうのだ。
話は大分それてしまったが、ここにいる黒服たちは見事なまでに、黒いスーツにサングラス。
ヤクザのテンプレでしかない。
つまり、能力者がいないのだ。
「最終勧告だ。ここにお前らがいる理由を教えろ」




