登場人物 ~第1章~
本作の理解を助ける登場人物の紹介です。参考にしてください。
◇◇◇ レゼル王国 ◇◇◇
◆アリシア・ラポートル・デ・ラデース・レゼル
小国が乱立する中央大陸中央に位置する3大列強の一つ。レゼル王国女王。年齢は35歳。見た目は十代。人間の姿をした天使なので年を取らない。髪や目の色、身の丈など自由に変えられる。公式の姿は、髪色が白金で黒目。国民から『白金の天使』と呼ばれている。世界最強の魔法使い。世界トップクラスの騎士団を有するが、何れ、国は魔力で支配できなくなると考え、世界最高の知識集団を構築するため、捨て犬を拾ってくるように変な人を集めてくるので、彼女の側近は頭を抱えている。
◆ラファエラ・アンジュ
近衛騎士団アンジェ・ガルティエーヌ(アンジェ・ルージュ所属)の筆頭騎士で、行政府セントラル宰相。黒目黒髪の女性で、兵士から『漆黒の聖女』と呼ばれている。女王アリシアと同一人物。
◆ジル・ド・レイ
近衛騎士団アンジェ・ガルティエーヌ(アンジェ・ルージュ所属)のNo2で剣聖。元戦争孤児でラファエラに拾われた。宮廷貴族で侯爵。国防軍総司令官を兼任。アリシアの1番のお気に入りで右腕。最前線で一歩も引かず戦う姿は鬼神。人として品格・品性があり、全ての騎士の憧れ。悪魔ベリアル離宮襲撃事件(1945)で活躍する。
◆モーリス・デルベ
近衛騎士団アンジェ・ガルティエーヌ(アンジェ・ルージュ所属)の騎士で剣豪。国防省大臣。叩き上げの騎士で苦労人。性格は豪快で生真面目。フーシェ伯領、アラン・ベルナールの乱の鎮圧、悪魔ベリアル離宮襲撃事件(1945)でジルを援護する。
◆エドガー・ド・ラルミナ
近衛騎士団アンジェ・ガルティエーヌ(アンジェ・ルージュ所属)の騎士で剣豪。上級貴族(伯爵)で品のある叔父様。フーシェ伯領、アラン・ベルナールの乱の鎮圧、悪魔ベリアル離宮襲撃事件(1945)でジルを援護する。
◆エリック・ルネソンス
第一章の主人公。フーシェ伯爵領で反乱を起こしたアラン・ベルナールの別名。ラファエラに血の忠誠を誓い、エリックと名を変えて近衛騎士団アンジェ・ガルティエーヌ(アンジェ・ブラン所属)のNo3まで短期間で上り詰め、アリシアの頭脳、左腕と呼ばれることになる。魔術の知識と前世の科学の知識を融合した新しい価値、イノベーションを多く生み出した。彼は、アンヌ・マリーに少し遅れて、マジッククォーツサンドの結晶化に成功。その後、2人は協力して実用化した。同時に、人工魔石を活用した様々な魔道具を開発する。
◆アンヌ・マリー・マルティノッジ
近衛騎士団アンジェ・ガルティエーヌ(アンジェ・ブラン所属)の騎士で、魔学博士。王立大学総長、基礎魔学研究科教授、レゼル魔学・魔術学会会長を兼任。世界で初めてマジッククォーツサンドの結晶化を成功させた。その後、エリック・ルネソンスと協力して、世界で初めて人工魔石の実用化に成功。歴史に名を残す。
◆アーロン・ド・ゴール
近衛騎士団アンジェ・ガルティエーヌ(アンジェ・ブラン所属)の騎士。性格は大らかで、部下思い。人当たりも良い。魔力を信号として送受信できることに気付き、アンヌ・マリーの人工魔石を活用した軍用通信機を世界で初めて開発した。軍用通信機は、レゼル王国の急拡大に大きく貢献した。
◆アルマ・ルーセル
行政府セントラル、アーロン・ド・ゴール付き魔術応用研究室研究員。技官(技士)。クリステルとは王立レゼル大学時代からの友人。国内最難関の宮廷省の試験を実力でパスし、セントラルに抜擢されたので超優秀な人材。反乱首謀者アランの恋人クリステルを匿い、アリシアとダンテスに振り回される。軍用通信機の改良。超長距離通信に関する研究をしている。
◆ジャン=クロード・ド・ロマン
行政府セントラル、ラファエラ付き研究支援室研究員。武官(魔術士)。貴族枠でセントラルに入省。エリック同様に前世の記憶があり、科学に関する知識がある。上級貴族出で魔力量が多く、行政府セントラルでトップクラスの魔術士。悪魔ベリアル離宮襲撃事件(1945)の当事者。悪魔と契約する。
◆ジョルジュ・ダンテス
アンジェ・ノワール侍従局所属元統括執事。法学博士で、現在、ラファエラ付き名誉執事。一線を退き、半隠居生活を送っていたが、ラファエラに呼び出されて、暫くこき使われる予定。
◆マリー・ブラン
アンジェ・ノワール侍従局所属ラファエラ付きメイド長。向上心が強く、侍従局最高位、統括メイド長のポジションを虎視眈々と狙っている。特別な戦闘訓練を受けており、護衛も可能。かなり強い。運び込まれたアラン・ベルナール(エリック・ルネソンス)を看病する。看病を通じてエリックの優秀さに気付き、将来を彼に託す決断をする。
◇◇◇ レゼル王国フーシェ伯領 ◇◇◇
◆アラン・ベルナール
前世の記憶を持つ転生者。前世は、某H社、中央研究所主任研究員。過労による心筋梗塞で倒れ自宅で死亡。転生後は、商家の息子として生を受ける。学生時代、平民で稀な飛び級し、12歳でグランドゼコール、王立レゼル大学に入学。主席で卒業する。その後、王立研究所に入所せず、実家の跡を継ぐものの、領主の圧政に苦しむ人々に担ぎ上げられ、反乱を起こす。領主軍を壊滅させ、一時、首都を制圧するも自決する。
◆二コラ・アンドル
反乱軍のナンバー2で副官。王都(国防省)からフーシェ伯領に派遣されていた士官学校出の武官(軍士)。妻が領主に強姦されたことでアランに協力するようになる。首都制圧戦の作戦立案を行い、領主軍を壊滅させた立役者。その後、首都防衛戦にて大怪我を負い捕縛される。
◆ロラン・クレモン
反乱軍の生抜き。農民。領主シモンに農地を召し上げられ途方に暮れる中、アランに助けられる。当初、アランは国家事業として進められている道路工事や市場建設に携わるように勧めるが、アランの活動に共感し、協力を申し出る。首都制圧戦に参戦後、首都防衛戦で捕縛される。
◆クリステル・フォーレ
フーシェ伯領の小さい商家の娘。エリックの恋人。王立レゼル大学でアランに出会う。大卒後、暫く宮廷省の技官(技士)として働いていたが、実家の都合で技官を辞めて家事手伝いをしながら、アラン工房でアランの研究を手伝っていた。人工魔石や火薬など薬品調合に関するテクニシャン。調合技士として人工魔石の実用化に大きな貢献をすることになる。
◆ドニー・ブラン
王立大学出の技士。大卒後、アランに見込まれ、アランの工房で働いていた。ハンドカノンやリボルバカノンの開発に携わる。アランは、人工魔石の開発を彼に秘匿していたため、彼は、リボルバカノンの可能性に最後まで気付くことなくゴミだと評していた。現在、行方不明。
◆フーシェ伯・シモン・ド・アルノー
新農薬の普及に伴い大規模農園化と省人化を進め、農民を領地から追い出したことで農民の反発を買う。また、領民に対する私刑や強姦を日常的に繰り返したため、領内で反乱が起き、鎮圧に乗り出すも大敗を喫して逃げ出す。その後、裁判に掛けられ処刑される。
◇◇◇ オプスキュリテ王国 ◇◇◇
◆セレネ・ベルリュンヌ・オプスキュリテ
中央大陸西方に位置する3大列強の一つ。オプスキュリテ王国女王。世界最高の医療技術を背景とした医療外交と豊かな財政により、世界有数の軍事力を有する。レゼル王国による農作物の輸出攻勢(貿易摩擦)で不満を持つ周辺国を裏で操り、レゼル王国と敵対することになる。
◆悪魔リュシフェル
人間界を力で支配しようと考える8柱の悪魔を統率する悪魔の王。6枚の翼を持つ最強の悪魔。唯一、大天使ラファエラと互角に戦える存在。現在、レゼル王国に対抗するため、オプスキュリテ王国の協力を得ながら裏で暗躍している。
◆悪魔ベリアル
2枚の翼を持つ悪魔。悪魔リュシフェルと共に力で人間界を支配すること考えている悪魔の1人。大天使ラファエラの結界内に無断侵入し、使徒と戦闘になる。
人工知能(AI)でアリシアのイメージを作ってみました。
イメージが完全に反映できていませんけど・・・。近いものが出来ました。
最近は凄いですね・・・。