完結出来て良かったので、皆様とおっぱいに感謝!
こんにちは。
この度は、この記事を開いていただき、ありがとうございます。
2月26日から3月30日まで、
『デカパイギャル軍団 VS 邪悪なデスコブラ』というあっぱらぱーな話を、なろうで連載していました。
この記事はその経験から僕が知ったことを軽くまとめたものです。
何分、なろう初心者が書いたものですので、当たり前のことしか書いていないかもしれません。しかし、僕にとっては発見であるので、主に僕のために書いておきます。
結論を箇条書きにすると次の通りです。
・話数ストックは多い方がいい
・脳内では明確に決まっている展開も、書きだすとなると苦労することがある
◆完結ブーストがある
▼読者は実在する
●曜日ごとの差はそんなにない
♪予約更新は同じ時間の作品に埋もれるが、大したことはない
†えっちなサブタイトルの影響力について、結論を出すのは難しい
‡スマホよりPCでの閲覧の方が多い
「・」が頭についている項目は無解説です。明確ですし、数字を絡めた具体的な話にするのも難しいので。残りは文章での説明があります。
頭についている記号をページ内検索していただくと、各項目の頭に飛べるはずです。たぶん。
それでは細かい話に入ります。
◆完結ブーストがある
こちらのグラフをご覧ください。
連日と比較して、30日に極めて多くのPVがありますね。
これが完結ブーストです。
(Twitterを雑に見た限りですが、完結ブーストって呼んでらっしゃる方が目につきましたのでその呼び方で行きます。もしかすると通りのいい別名があるのかもしれませんが。)
連載を完結させると、TOPページにある「完結した連載小説」という欄にタイトルリンクが載ります。
ここには20作のタイトルが載っています。スマホ版もPC版も同じく20作です。「更新された連載小説」の欄が10作であることを考えると、たくさんありますね。
加えて、ある日に完結する連載の数は、同じ日に更新される連載の数よりはるかに希少です。更新は理論上無限回可能ですが、完結させることは一回しかできませんので。
そのため、連載を完結させると
「ただ更新した場合と比べて非常に長い間、タイトルリンクがTOP ページに表示され」ます。
『デカパイギャル軍団』の場合は、朝6時の更新から午後の6時代までTOPページに表示されていました。だいたい12時間です。
そのため、普段より多くの人の目に触れ、常ならざる多量のPVとなりました。
これが完結ブーストです。
完結させ得たのは、それだけですばらしいことです。さらにこのような恩恵がありましたので、なお完結させることが出来て良かったと思います。
中途で放棄することがなくて、本当に良いことでした。
▼読者は実在する
以前、別のサイトに投稿していたときのことです。
読者の方はいませんでした。間違えて自分で開いてしまった場合のカウントが閲覧数の中核でした。ほどなくモチベは失われ、僕は、
『猫の足音、岩の根、魚の息、読者、希望……これらはグレイプニルを作るのに使われてしまって現代ではもはや存在しないのだ……嗚呼……』とか考えて、未完のまま話を滅ぼしてしまいました。
その後、そのサイトも滅んでしまいました。
しかし、今回は違いました。なろうには多くのユーザー諸賢がいます。
初日から、七人もの方が『デカパイギャル軍団』をお目に通してくださいました。その後も、4~12人の方がその日の更新分を見てくださいました。
読者の方は、実在したのです。
希望はあります。
総ユニークアクセス数÷話数は、常に8を少し超えたくらいの数でした。
おそらくは、これがリアルタイムで読んでくださった読者諸賢の数なのだろうと思います。
僕はこの8名に永久に感謝します。
「こんなもん書いたって意味ないだろ……」といった虚無の呼び声を何度も受けましたが、皆様のおかげで、どうにか書きとおすことができました。
ありがとうございます。御礼申すことができて、うれしく思います。
●曜日ごとの差はそんなにない
「毎日更新したとしても、曜日によって閲覧数とか違うのかな?」と、初めはなんとなく考えていました。しかし、そんなに差はありませんでした。曜日ごとの閲覧数の平均をご覧ください。
22.5 月曜日
22 火曜日
16.4 水曜日
13.8 木曜日
24.8 金曜日
19.8 土曜日
20 日曜日 単位:PV
こんな感じです。月曜日は、完結ブーストによる外れ値である最終日を外した数字です。(入れた場合は81.4になりますが、この数字は完結ブーストのすさまじさを示す以上の意味はないでしょう。)
水曜と木曜の低さに意味があるように見えないこともありませんね。
ですが、水曜日は第一話(つまりリピーターゼロの日)を含んでいます。
そして木曜は更新とメンテナンス時間がかぶったために閲覧数が2の日を含んでいます。異なる要因によって決定されたあたり、曜日はさしたる問題ではないのでしょう。
週一や月一で更新する場合は、曜日が影響することもあるだろうと思います。しかし、少なくとも毎朝6時に更新する場合には、曜日の影響はないと見ていいと思います。
「明日は〇曜日! ここに高誘引性のエピソードをぶつけ! PV大量獲得だぜ!」みたいなことは狙わずともいいわけです。
♪予約更新は同じ時間の作品に埋もれるが、大したことはない
予約投稿機能はとても便利です。これがなければ、そもそも毎朝6時に更新しようとは考えなかったでしょう。また思いついても絶対に不可能でした。±2時間以内に収めるのがせいぜいだったことでしょう。
しかし強力なる予約投稿機能にも、弱点があります。各時刻の00分にしか設定できないのです。ために、毎時00分になるとたくさんの作品が更新されます。
作品別PV数グラフのロングテールの端の端に存在する『デカパイギャル軍団』のようなニッチマイナー作は、多数の中に埋もれてしまいます。
トップページからの流入がなければ、検索からたどり着いてくださることを祈るしかないのですから。
そこで「6時に更新する他の作品に埋もれないために、6時をちょっと過ぎてから更新してみる」ことにしました。
そして大した差がないことがわかりました。
ずらし投稿の結果と、普通に6時に更新した場合の差をご覧ください。
ずらし投稿平均 21
予約投稿平均 20 単位:PV
予約投稿の平均は、最終日とメンテナンスにかぶった日(多すぎるのと少なすぎる二つの外れ値)を除いた値です。
一応ずらし投稿の方が多くはあります。しかし、これはサンプル数の少なさに由来する単なる誤差の範囲なのではないか? と思われてなりません。
(ずらし投稿を行ったのは6回に過ぎません)
そうでないとしても、たった1です。ずらし投稿のデメリットを考えると、あまり有意義とは言えないように思います。
ずらし投稿のデメリットは二つあります。
一つは、「手動であるために更新するのを忘れてしまったり妨害にあったりする可能性があること」です。
何か他の要件があって忘れてしまうことは、いかにもありがちです。一般に、朝は忙しいものでしょうし。また、忙しさのためにそもそも「更新を行う暇が消える」こともありえます。
物探しをする家族に付き合わされる、今日のお昼までに用意しておくべきものに致命的な欠点を見つけ対処に忙殺される。など。
深夜など、暇であることが確定的な場合にはこれは問題になりません。が、往々にして事故は起こるものです。起こらないと確信している状況にあってさえ。
二つ目は「00分に更新されることを前提に待っている読者諸賢に肩透かしを食わせてしまうこと」です。
これは致命的なことでしょう。ずらし投稿を試みたくなるような作品は、そもそも読者数が少ないはずです。
その貴重な読者諸賢に不便を蒙らせてまで、新規読者獲得の小細工は有意義でしょうか?
『売り上げの8割はリピーターが産む』とドラッガーだったか経営学関係のえらい人が言っていました。少なくともリピーター(既存読者)がいる場合には、考慮した上で検討した方がいいように思います。
3月11日は、朝6時代更新に失敗するぎりぎりのところでした。また話は既に中盤に入っていました。新規読者の獲得より、既存読者諸賢に読んでもらうことを確実にする方がいいと考えました。というわけで、ずらし更新はこの日が最後です。
今後連載を行う際の机上の空論として
「初期は毎回1分だけずらして投稿を行い、リピーターが出来た次点で投稿時間を確定させる」という考えもあります。
わりとうまく行きそうな気もします。しかし、毎日ある時間ちょうどにスマホを構えて待つというのは、何かしらの妨害を受ける前振りのように思われてなりません。構造的に起こり得るものなら、事故は起きるものなので。
どうしましょうね。
†えっちなサブタイトルの影響力について、簡潔に明確な結論を出すのは難しい
ある連載作品のページを開いたとき。誤クリックorタップによるものでなかった場合は、1話のリンクを開くことでしょう。僕もたいていそうしています。
しかし、なんだかひねくれた気分のときは、違うところをクリックします。
最新話であったり、何か目を引くサブタイトルの部分であったりです。
サブタイトルの力は、決してあなどれません。少なくとも僕はそう思っていました。
誤タップから、高誘引性のタイトルに引かれて、一転して読むことに決めたことは、一度や二度ではありません。
僕の個人的な経験に過ぎませんが、しかし一定数の方が経験していることであろうと思います。
そういうわけで、高誘引性のサブタイトルをつけてみました。
そして自身の命名センスに問題がある、
もしくはサブタイトルの力を利用するには、一筋縄ではいかないことがわかりました。
えっちな(と個人的には考えていた)サブタイトルをつけたときと、その翌日のPV数をご覧ください。
金髪青目巨乳星条旗ビキニVS色白黒髪和風巨乳旭日旗ビキニ
当日:19
翌日:32
裸の乳房を求める王
当日:18
翌日:18
デカパイギャル軍団、裸で粘液まみれ
当日:25
※翌日は完結話であり比較対象として不適なので割愛します※
こんな感じです。完結日を除いたPV数の平均&最頻&中央値が19です。(正確には平均のみ19.7ですが、これは約19としてしまって構わないように思います)
「ビキニ」は結構、そして「裸で粘液」もそこそこには効果があったのではないかな? と思います。しかし「裸の乳房」は無です。
サブタイトルがえっちであるより、本文に実際どの程度現れているか、とかの方が大事なのかもしれません。
あるいは序盤と終盤のみに効力が現れるのでしょうか? しかし機序が全く不明です。
そもそも全て偶然なのでしょうか。
よくわかりませんので、えっちなサブタイトルについてはこのへんで。
‡スマホより、PCでの閲覧の方が多い
これは意外でした。スマホで見る人の方がずっと多いだろうと信じていましたので。この項目では、スマホとPCそれぞれの閲覧数をご覧ください。どちらも3月29日時点の数字です。
スマホ 83アクセス 31ユニーク
PC 568アクセス 256ユニーク
全PV比で6.8倍、ユニークアクセス比で8.2倍もPCの方が多いのです。
それだけでなく、PCの方がユニークアクセスの比率も高いことがわかります。(全PV数のうち、スマホは37%、PCは45%がユニークアクセスだったことになります)
スマホがインフラ並みに普及している2020年のインターネットで、こういう結果になるのはわりと珍しいのではないかと思います。
おそらくは、小説のサイトであるためにこういう結果になったのではないでしょうか。
スマホは便利ですが、PCに比べ画面が小さいです。ために、大量の文字からなる小説を読むにはやや不適です。ゆえにPCによるアクセスが多かったのでしょう。
ユニークが多いのも、「スマホで探してPCで読む」というスタイルがあるからなのではないか? と考えます。
当初、「通勤・通学中の電車やバスの中で読んでもらおう」と思って、朝6時の更新を決めました。
書斎や図書館の読書室など、静謐ある環境で読むには『デカパイギャル軍団』はノリが軽すぎることでしょう。逆説的に、一定のノイズ下では妥当なゆるさだと思います。
そういった環境では、おそらくスマホによるご愛読がメインであろうと、過剰に改行を行って、フォントを拡大しても障りのないように努めました。
しかし、6時であってもPC(もしかするとwindowsのタブレットかもしれませんが)の閲覧が多いとなると、そのような改行は必要ないかもしれません。
テンポの遅滞、そして叙述コストの増加のために削っていた描写、(えっちなやつとか)をもう少し増やしても構わないかもしれません。
要検討ですね。
もう少し書きたいことがあったはずなのに(少なくとも連載中にはそう考えていました。)忘れてしまいました。
ということで短編予定だったこの記事を連載にします。内容を思い出し、また記事にまとめ上げられ次第更新します。
なるべくはやくに。
最後まで本文をお読みくださりありがとうございます。
『デカパイギャル』最終話のあとがきでは数日中と書いたのに、だいぶおそくなってしまいました。やはり習慣が崩れるとだめですね。毎日更新が出来ていたのが不思議です。
またこう言うタイプの文章を書きなれていないというのも遅滞原因の一つでしょう。事実を明瞭に、書き進めても首が吹っ飛んで鮮血が飛散したり、美女のおっぱいがまろびでたりしないタイプの文章を書くというのは久し振りの経験です。
予定通り、イースター、つまり4月12日日曜日より、より新しいお話を連載していきます。これは暴力とえっち(R15)のある文章です。毎日更新がまたできるかどうか多分の不安がありますが、とりあえずやってみることにします。
更新時間は、こんどはお昼12時にしてみようと思います。また朝6時にするかもしれませんし、おやつの時間とか夕方とかに変えるかもしれません。細かいことは、その話のあとがきとか活動報告のところ(ちょっと使ってみたいので)でお伝えさせて頂くことでしょう。
タイトルは〝美少年が女の子のおっぱいを吸ったり、全裸で乗馬したり、近未来アメリカ犯罪都市で大暴れする話『プソイド・カライド』〟にする予定です。
僕としては大変面白い話のつもりで書いています。なので、お読みくださるとうれしいなあと思います。
あとがきの最後までお読みくださり、まことにありがとうございます。
皆さまと僕とにいいことがありますように。