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世界は一度終わっている  作者: 小松ちゃん
 第一章 サキ様 1節 ペルマム王国
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第9話 飛行機はどこ

サキは立っていたがなかなかパラレが来ずサキが紙をくぐると階段になっていた。

紙を戻したときその紙の裏地を見るとサキは驚いた。

乗ってきた飛行機にか見えない飛行機が紙に書かれていたからだ。

紙を壁から取ろうとしたが紙が壁と同化しているかのように引っ付いていて離れなかった。

手を話すと頭の中に文字が出てきた。

文字はこの紙が欲しければ下に降りろというものだった。

階段を降りろってことだろうけどなにかがおかしい。こんな簡単なことじゃないはずだ。ここは。

とサキは思った。

乗ってきたはずの飛行機が紙に書かれていた。これだけでもおかしなことだ。それがここでは普通だとすればなにかあるはずそれがなにかが分かれば飛行機を返してくれる。

とサキは考えた。

紙に書かれた文字。繊維に文字が書かれている。とも言える。紙に書かれたというのがヒントのはずだそのヒントをふまえてどういうことなのか。

かみにかかれたひこうき。

ひこうするものはうえに書くことが普通のこと。

下に降りるにはどう書くか。


う~~~ん。なんだ?


飛行は上に書くんだよね。下に書くに半分から下に書くか。地面に書くか。もう一枚足してそこに書くかがあるよね、このどれかだ。

どれだろう、まずは紙がこの小屋にはたくさん壁にあるから足してみよう。

とサキは思い、近くにあった紙を使って下を作ろうとしたが紙は壁から外れなかった。

次に下に書こうとしたがそもそも書くものが無いことに気づき諦めた。

次に地面に書く方法だけどなにを書けばいいんだ?

という疑問に気づいて素直に階段を降りた。


小屋にあった階段の最後を降りると火の玉みたいな白い光が大量にひかり出し、階段は無くなった。階段を降りた場所は小屋よりも広いという次元を越え、国が1つ入るんじゃないのかと思うほどの広さがあった。

そこには乗ってきた飛行機があった。パラレが中に入ろうとするがハッチが開かず入れないのが見てとれた。

飛行機を見つけたと思う気持ちとパラレを手伝うという気持ちが合わさって走り出した。

飛行機の側まで来て、ねぇパラレと言おとして何かにつまずいて顔からいきよいよく倒れた。

パラレが気づいた見たいでこっちに来てくれたがサキを通り過ぎて行き、そこからいなくなった。

『えっ!どういうこと!パラレどこ行くの!』と心で叫んだはずなのに声が出て叫んでいた。

目の前にはアサナと飛行機があった。

『えっ!アサナ。なんでいるの。』

と思った事が声に出た。

「サキ様。これは偽物です。まずそれだけは覚えていてください。」

『ええ、分かったわ。』

とまた心の声が音として出てしまった。

「サキ様。これはある場所からサキ様に見せている映像出てす。場所は教えられません。サキ様、飛行機は自ら動かせば動いてくれます。」

「アサナの所に行きたいと思えば行けるってこと。」

「はい、そうですサキ様。ですが今はパラレです。頑張ってくださいサキ様。」

『動け!』

と思った言葉が出てしまった。

『パラレの所に連れてって。』

ゴ~ンと大量の電気が飛行機にいき、飛行機に力がわくように音がなった。

でも音が鳴るだけだった。

『パラレの所に連れてってお願い。』

と心の中で言うとやっぱり声として出ていた。

バリンとバラスが割れた音と紙を破く音が合わさったような音がして飛行機が私の前に来てハッチが開いた。

『乗ってってこと。』

すると、ロープが伸びてきて私を飛行機の中に入れようとした。

そのロープに引っ張られるようにして飛行機の中に入った。


パラレは小屋の中にいた。

えっ!なんでっと思ったが声として音は出ていなかった。


飛行機にハッチを開けるように思うとハッチが開いた。

パラレのもとに行くとパラレは眠っていた。

そんなパラレを飛行機の中に連れてきて、飛行機にクラノス達のもとへ行くように思った。

飛行機はハッチを閉めて飛びだった。


クラノスとルディエルはすぐに見つかった。

飛行機に向かって二人とも走っていたからだ。

二人をすぐに飛行機の中に入り、どういうことか聞かれたが分からないと言った。

「サキ様。どこにきたのですか。」

とパラレが起きて言った。

「パラレ、どこにいたの。小屋の中に入ってから。」

「先に小屋の中に入りました。紙にはこの飛行機が書かれておりました。また、紙にはルビアとも書かれておりました。」


「そのルビアというのがこの飛行機の名前みたい。パラレ。」


「そうでしたか。この名前を見たあと下に行くようにと頭の中にメッセージが流れてきたのです。よって階段で下に降りることにいたしました。階段で下に降りましたところ、この飛行機がありましたのでハッチを開けようといたしましたが開かないため奮闘しておりました。

ハッチと奮闘しているとサキ様の声が聞こえました。パラレと笑顔でサキ様がいう声です。ですので階段に向かって走り階段を上がったのですが誰もいませんでした。心配になりましたので階段を降りようとしましたがまるで麻酔薬を射たれたように意識が遠のいていさまして、眠りについたということです。」


「本当にパラレ。パラレのはずだけど…。」

「あっ!ごめんなさい。サキ様。私ヘンになってました。」

「今も少しへンだけど。でもこっちがパラレだよね。」

「そうですね。サキ様。」

「うん元通り。」

「えっとー、サキ様。これはどういう…。」

「クラノスはパスして、アサナのところに行きたいのだけど行けるルビアさん。」

ロープがサキの前に表れて横に振られた。まるで人が首を横に振るように。

「そう、まだ、アサナに会えないってこと。」

「ねぇ、ルディエル。貴方ならアサナがどこにいるか分かるでしょう。」

「アサナ様は今いるとすればですが、ある神殿にいると思います。」

「あなたも無理。」

「後どれくらい経てばいいの。」

「あと3日か、三週間。」

「3日じゃなかったら帰るよ国に。」

「そうですか。その時は場所を教えます。」

「ええ、お願いルディエル。」


「3日経ちました。アサナ様。お久しぶりです。」

「サキ様には心配かけたそうですが…。」

「大丈夫です。アサナは帰るときには帰ってくると思ってましたから。」

「飛行機の中にもういますがアウルに良い返事が聞けたのよね。サキ様。」

「ダメダメだよアサナ。」

「そうですよね。この後はどうします。サカイル。」

「ルディエルです。アサナ様。」

「そうよもうルディエルってこと知ってるんでした。どうしますルディエル。」

「どうもしないで良いと思いますアサナ様。」

「もう本当にダメダメサキ様。」

「ダメダメです。アサナ。」

「どうダメダメなの。サキ様。」

とアサナに聞かれ、サキはアウルと神殿でのことを話した。


「もうダメダメとはいかないようにも思えるけど行くことはもう無理なんは分かったよ。サキ様。」

と普通のことのようにアサナは言った。

「そうだったのですか!サキ様、ルディエル殿、パラレ殿!」

と目を見開いてクラノスが言った。


「クラノスはパスして、サキ様。大丈夫なのですか。」

とアサナはサキに目線を合わせて言った。

「アサナはアウルとこの後話せる。」

「無理よ。そんなの当たり前ではないですか。サキ様。」

本当に当たり前と言うようにアサナは言った。


「王国に帰ります。がラプオビに居続けた方が良いという意見の人は…いないみたいですねでは帰りますので王国までお願いルビアさん。」

とサキが言うと飛行機は王国がある方へと向かって飛んだ。


「アサナ様。少し話があるのですが…。」

アサナに聞きたいことが、というよりも聞いておきたいことがあったパラレはクラノスに聞いた方が良いと思ったがアサナ様に聞きたいと一度思った理由を聞きたいと思いアサナ様に聞いた。


「この後どうするかということですよね。」

暗い雰囲気のパラレを少しでも楽させようと思い言葉の続きを遮ってまでアサナは言った。


「いえ、違います。アサナ様。サキ様と王国に来たときのことを覚えてますか。」

「覚えてるけど。」

パラレが自分が思い出したくないであろうことを言ったことに疑問にも思い考えなから答えた。

「アサナ様はどうやって…。」

「忘れたか聞きたいと。」

疑問の意味が分かったけど難しいなとアサナは思った。

「そうです。」


「乗り越えることしかないよ。大変だと思うけど。」

「それだけですか。」

「普通でごめんパラレ。」

アサナは自分がどのように乗り越えたのか思い出そうと必死に考えたが自分が乗り越えたのか分からなくなった。


「でも乗り越えるって思ってたけど本当はただ逃げてたんだよ。私は。」

パラレに言われるまで犠牲になった人のことを忘れていた。


「アサナ様はかっこいいと思われないとアサナ様じゃなくなりますよ。」

「ならもうアサナ様じゃないよ。アサナだよ。」

「そうですかね。サキ様と一緒にいるアサナ様を見ているとアサナ様はかっこいい人なんだと思いますけど。」

「へ~。パラレもいうようになったね。でもそれだけ。サキ様にそういう風に思われてるだけそれだけだよ。」

そう、そらだけ。サキ様に頼られるけど、それだけの人なだけだよ。私は。自分の思ったことに何考えてるのだろうと思った。


「嫌なんですか、アサナ様は。」

サキ様を見ていると、不意にそんな言葉が頭に浮かんだ。


「嫌じゃないよ。でもサキ様を見てるとなにか見失ってるって思うときがあるのは確かだよ。パラレ。」

「それは何となくですがわかります。」

「サキ様はそれには気づかないですけど。」

「そう見えるだけよ。サキ様は気づてると思うよ。」

「だとしたら余計にすごいです。サキ様はサキ様で。」

「何がすごいかは詳しくは分からないけどね。」

パラレとアサナの会話にサキは途中から飽きたのかそれとも最初からか眠っていた、クラノスはついていけなかった、ルディエルは寝たふりをして頷きながら聞いていた。


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