↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世界は一度終わっている  作者: 小松ちゃん
第二章世界樹 1節 復元された世界
PR
63/282

第15話 サカイルとパラレ編⑤ ビックラビットとパープルハート


サカイルとキリル王子が決闘しているという訓練室へと着いた。

パラレとエーデルワイスが中に入った時にはもう誰もいなかった。


ガッカリなようなよかったようなというのが心情なパラレ。

そして、楽しみだったものを取り上げられた子供のようにいじけたいエーデルワイスであった。




コンコン コンコンとノックする音が聞こえた。後ろを振り向く二人。

そこには一人の子供がいた。


その子供を見て震え上がる二人。


パラレとエーデルワイスはナイフを持って攻撃を伺う。が掠りもしないことがわかるほどに目の前にいる子供に勝てる気がしない。

それほど絶望的なオーラがある少年に思う二人であった。


そして、パリン!

とガラスが割れて、キャ!っとパラレとエーデルの二人は小さな叫び声をあげた。


「手荒な真似はお互いにしないと約束しませんか。」とニコニコしながら言う少年。


そんなの油断させる罠に決まってるね。

そうですか。でしたら……。

と二人のよく聞こえるこそこそ話が早く終わるように壁を殴る子供。

殴られたところから亀裂が入りそれがだんだんと上へ上へと上がっていく。

あと少しのところで天井に達すると言うところで亀裂ではなく天井が落下してきた。


えっ!

っと一瞬死んじゃったと思う二人だったが、それは本当に一瞬だった。


次の行動は。

扉の目の前にいたためとっさに扉を開けて、閉める二人。


ドコッ! ドコッ!っという音がガリガリという音に代わり最後にバチッ!という音に代わると、音が聞こえなくなった。

音が聞こえなくなった扉の向こう側を見るため、そーーーっと扉を開けるパラレとエーデルワイス。


「なんで、天井降ってきたのね。」

あれ、誰もいない。


だれもいないわね。いないわよね。

天井が瓦礫となり目の前に散らばり天井がなくなったため空が見える。


なにかが落ちてきた……。


地面に落下した瞬間。

鳥が落ちてきたということだとわかった。


えっと……。


コンコン。と扉で音がしたため後ろを向くパラレとエーデルワイス。

「やぁ、君たち。怪我はないかい。」


そこには天井が起きる前に見た少年が立っていた。


・・・・・・

二人は見つめあってから

「「ギャーーー!!」」

と走り去る二人。


大丈夫か~あれ。向こう側廊下ないのに。

なんとかするか。

「あー、もう。面倒くさいなぁ。」

……ピキ!あれ、転移したはずなのに使えない。


「ヤッホ~~♪アキリンだよ~~。覚えてる~~。」

「アキリンさんーー!」という少年。

ビックリ。


「なにしてるの~~。」

「これ見ればわかる。」


なぜか映像が始まった。

「どうも~こ~んに~ち~は~。始めまして。

そして今日ここにいる皆さんは記念すべき第一回

レースアラギ!の参加者です。パチパチパチ。拍手して。

【レースアラギ】これはこのひよこを捕まえてもらいます。頑張ってねー。」

とこれだけだったが口で言えばいいのに~~。

と思うアキリンだった。で~~も~~、わざわざ~~女装して~~作ったものだから~~言えないけど~~。

空しくなるし~~やめた方がいい~~って思うな~~。

でも~~。

「これ~~、やるの~~。」

「だめですか。」


「いいけど~~、もう遅~~い。」

「そうですね。どうしましょう。」

「さぁ。わかんないよ~~。」


「参加者はサキ、アサナ。あとはまだ。」

「でしょうね~~。やらなくていいと思うわよ~~。やらない方がいいわよ~~。」

「わかりました~~。やめます。ということでこれは、誰かにあげることにしましょう。誰がいいでしょうか。アキリンさん。」

「うーん、クラノス。」

クラノス様ーー!驚きです。

「まぁ、いいですよ。」

クラノスですか。本当ですか。

いるかな、ユー(U)って単価のお金。

と思う少年。


一方逃げた二人は、窓伝いに城の左にある塔にきていた。


「はぁ、はぁ、もういない。」

「そ、そう、みたい、ですね。はぁ、はぁ。」


一息ついた二人の地面が突然揺れた。


「なに、何が起きたの。」

「地面が揺れたのね、大きな音もしたのね。」

大きな音が聞こえその方角を窓で見る。


ん。見間違いかな。と思う二人。


そこには城と同じくらいの大きさのウサギがいた。

「な、なによあれ!」

「大きいわね。」

とのんきなことをいいながら呆然と立っているパラレ。

「なに言ってるのパラレ!逃げるよ!」

呆然と立っていたがふと我に返ったエーデルワイスが危機迫った表情でいうのだった。

「はーい。」

とのんきなパラレであった。


城の外にでて少し離れた城壁があるところまでやってきた。この先は民家が並ぶ町になっている。


大ウサギはというとなにかを探すように城を探っている、のか。 な。

どうみても壊している。しかし……大ウサギは。


ここがこの国で一番美味しいものが食べられると(アキリンに)聞いたので、美味しいキャロット『高級人参』がないか探す大ウサギだった。


城を探っているけどどう考えても逆効果だよ~~!と言いたいアキリンだったがなにも言えないのが現像だった。

なぜなら。


はぁ、なんで。地下にこんなところがあるのよ~~!作った人どうしようかしらね~~!


もう~~。

本当にわからないわ~~。



なんで!


なんで城の地下に畑があるのよ~~!


これを嗅ぎ付けて~~……じゃないわよね~~。


ないわよね~~!

もし、もしよ。もし~~かするわ~~。

聞いた~~と言うことと~~嗅ぎ付けたのでしょうね~~。はぁ、どうしましょうか~~。




アキリンが悩み事で泣いている頃、嘆いている頃。




やっと、やっと。食べれるとガリガリと城の地面を削っていき、手応えを感じた大ウサギ。

目の前には宝箱が用意されている。

地下室に人参がなっているのだ。

やった、やっと。と一室すべてを自分の胸に抱えている大ウサギはもう帰るようだ。


「あ、あんなことのために城を、私の城を壊したのか!」

と怒る王族であった。




そんなことなど無視して、大ウサギは次のターゲットを絞っていた。

それは……。また後で。



城が瓦礫となったカルディオス王国。

王族が悲しみにくれている頃。

大工たちはウキウキしてたことは内緒である。




そんな状況となったカルディオス王国の王都に来客者が空を飛んでやって来た。



なにか空飛んでるわね。

そうだねとエーデルワイスの言葉に答えたパラレだった。


その空を飛ぶなにかは城だった物の近くの噴水に降り立った。

ヘリコプターだから降り立ったでいいか曖昧だけど。


そのヘリコプターの中からでてきた者達の姿を見て、

「あれね、サキ様なのね。」

「パラレの知り合い。」

「そうね、私の親友と上司なのね。だから、もうバイバイなのね、エーデルワイス。」

「そ、もう行くの。楽しかったわ。パラレ。」

「私もね、サカイルさんを遊べてよかったのね。」

「そう、ありがとう。パラレ。」

「バイバイなのね、エーデルワイスさん。」

「バイバイ、パラレ。」

バイバイ、パラレ。


エーデルワイスと別れたパラレであった。



サカイルがパラレがどこにいるか聞くとサキ達が来ていることを聞き、この噴水近くにやってきた。


「あら、サカイルさん。どうしたの。」

「パラレは、はぁはぁ。どこにいったか、はぁはぁ。知りま、はぁはぁ。せんか。はぁはぁ。」


だいぶ疲れた様子ですこと。なにがあったのかしら。


「どうかしましたか。」

「ちょっと変な人に会いまして、はぁはぁ。その人から逃げてて。はぁはぁ。」

「そうでしたか。大変ですわね。」フフっ。

ギロッと鋭い眼光が私を見る。怖いですわ。

フフっ。これなら、家政婦長がやっきになるはずだわ。フフっ。


「それで、パラレのやつがどこにいったかわかるか。」


だいぶ息が整ってきたみたいですね。もう少しで家政婦長来ますでしょうに。


「パラレなら、さっき飛んできた来客のところですわ。」

「来客。」

「ええ。サキ、様。だったかしら。が、来たみたい……。」サカイルさん。


レディーの話は最後までお聞きになったらよろしいのに。


「ですわよ。サカイルさん。」


私をただのメイドだと思って。ふん、ふざけるんじゃないわよ!本当に!




ね!バルンカちゃん。


フフっ。


でも、

「やっと、いなくなったわね。」

さぁ、あのバカ。どうするかでも考えるとしようかしら。


あれ。


でも、たしかあの子………。


「そうよね。そうなるのよね。」

どうしようかしら。フフっ。



それで、私はここに来ちゃった。はぁ。何でいつも来ちゃうんだろう。忘れられた姫君。がいる部屋に。

でもこの部屋が私の癒しの部屋だもん。来るわよね。


扉を四回叩く。


「姫様、入りますね。」


「久しぶり。バルンカちゃん。」

今日で、何年目になるのかしら。

あなたが眠り続けてから。



そしてエーデルワイスは昔話を眠っている姫君、バルンカに語りかけるように話始めた。


・・・


あの日は、ムラサキ女王が誕生した日。だったかしら。

この王国は、あの方が手を貸した。

そしてバルンカ、あなたは敵と戦った。


そのお陰でくには今もあるのよね。

隣のペルマム王国もね。フフっ。

懐かしいわ。


敵は圧倒的な強者だったわね。

武器はレーザー銃、レール銃、破壊光線って名前のレーザー銃まであったわね。あれはすごかったわ。


破壊光線はレーザー銃とは大元は同じだけど人だけを殺すなんていう異常な武器だったわね。


あなたはそんな銃にガスマスクだけして突撃していったわね。


『いいこと考えたわ。エーデル。』

何て言って。でも、あなたはあのあと消えてしまった。


・・・


それから七年経ってやっと見つけたあなたは。

バルンカちゃん、あなたはユリースさんといたわね。

ユリースさんはあなたがあの森でなにかを摘んで燃やしてたって言っていたわ。

でもあなたのことだわ。イポメアル積んでたんでしょ。そうなんでしょ。


一番戦争を、人が死んじゃうこが大っ嫌いだった。あなただもの。

そうよね。


あら。そういえばね、最近会ったわよ。

あなたと同じような思想を持つ人。


名前はね、サキちゃん。

お人形みたいに可愛いの。

でもね、あの子。今のあなたと、ううん。

あなたが羨ましく思うぐらいにあの子は、サキさんは抗っていたわよ!死んじゃうことに!人がたくさん死んじゃうことに!人が死んじゃうことに!


・・・

そう言ったエーデルワイス思いもバルンカには届かなかった。


「目を覚ましてよ。お願い。バルンカちゃん。バルンカちゃん。」


涙を流しながらベットで眠る女性の手を繋ぎ、声をかけ続けるエーデルワイス。


握り返してくれた。


エーデルワイスの思いは届かないと思ったがどうやら違ったようだ。

いやそうじゃないかもしれない。自分と同じ思いの人に説教するためにバルンカは目覚めようとしているのかもしれない。


しかし、これだけは言える。


エーデルワイスの強い思いに反応した。




これが、


なにもなくなってしまった城。


カルディオス王国の歴史に残るビックラビットとホワイトサラブレット。

そしてパープルハートの話であった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。