第7話 アキリア編 アキリア一人じゃ怖いよ②
アキリア回2話目。
ソリタゴにつき、クショウニアに荷物持ちとして連れてこられたのに帰れと言われてラーメンとつけ麺を食べて倉庫に戻ってきたカザニンとアキリア。
倉庫に戻ってきたカザニンとアキリアは、ベロニカに私のご飯は。楽しみにしてたんだけどと言われて、あっ!と声を出した。
「えーと、ラーメンとつけ麺どっちがいい。」
「知ってるのその二つだから。」
「うーん。わかんない。どっちの方が美味しいの。」
「ラーメンは脂っこい感じで醤油が消してくれたけどちょっと疲れた。つけ麺は同じ感じだけど浸ってないからまだ美味しいかなって俺は思った。」
「うーん、じゃあつけ麺食べる。」
「つけ麺な。じゃあ行こう。」
俺はパス。飯食ったあとなのにもう動きたくない。ここに誰かいないとだし。
と言ってカザニンは倉庫に残った。
それじゃあ二人でつけ麺食べに行こう。ベロニカ。と言おうとしたが驚いて言葉が変わった。
「クンショウニア、あれそいつも連れてきたのか。」
「荷物持ちだからいいんじゃないの。」
そう、早くというベロニカ。ちょっとかわいい。
じゃあ俺らは今からつけ麺食いにいくから。
食い逃げしにとクンショウニアに言われてそう。面白いでしょというベロニカ。
それ冗談。ごめん。といわれ赤くなった。ほんとかわいい。
「ほら、いくよ。アキリア。」
お、おうと言ってつけ麺を食べに行く。
「ラーメン食べた。カザニン。」
「当たり前だろ。アキリアさんが好きだと思うから何て書いてあったら食いにいくだろ。」
いかないから。
食いたかっただけだろ。とカザニンに言われてそうだよ。ここのオススメなんだろ。と答える。
はは、ごめんと言われた。
「お前はいいのか。ラーメン。」
「うーん、買ってきてくれるんじゃない。」
「ほらよ。ラーメン。」
「・・・ラ、ラーメンだー!ラーメン!食べよう。食べる。」
と言って俺のてから取り上げるクショウニア。
ラーメン~ラーメン~って喜んでねぇで食えよ。のびるぞ。
早く食べた方がいいよ。美味しくなくなるから。
と後ろの荷物持ちに言われてえ!三分待つんじゃないの。と答えるクショウニア。
それは違うもん。これは食べていいんだよつか三分ならとっくにたってる。
といわれなんでと怒るクショウニア。持ってきたからだよ。歩いて三分はたつだろ。
それもそうだね。といってフーフーと麺を冷やして食べ始めるクショウニア。
ズルズルー
スープも飲んで。
「うん、美味しい。でも、アキリア様が言ってた通り脂っこいわね。それがいいんだけど。」
だからやだんだろうな。飯が食いたくなるのに量で食えなくなるなら。
あ、ありがとうね。バイバイ。
と言われてはぁ、と言って帰っていった。ナンパ男。
「あいつ、わかったかな。お前が男だって。」
「さぁ、わかったかも。」
ふーん、そう。
「ここがつけ麺やさん。」
「そう、アキリヤ、ここでアジティカを頼んだんだ。美味しかったな。」
そう。
「入ろう。」
と言われてそうだね。と言ってアキノヤに入っていく。アキリア。
アジティカを頼みいただきますと言ってつけ麺を食べ始めるベロニカ。
アキリアは飲み物を頼んだ。ちょっと怖い顔を店員がしていたが食えないんだ。と言いたいがなら来るなと言う意味の顔に何も言いたくない。
目の前でつけ麺を食べるベロニカを見続ける。
「どう、美味しい。」
「うん、美味しい。」でも、これだけ。
「アキリアさんラーメン食べたい。」
「俺は食えないからやめた方がいいと思う。まあまあ多いよ。」
じゃいいよ。といってやめるベロニカ。
「ベロニカはなんで操縦士なんてやってるんだ。」
「軍人でね。金もらって操縦士してるの。非番なのに。」
ごめん。というと
いいよ。なにか乗ってないと落ち着かないから。
と言われた。
本当かな。なんか裏がありそう。まぁどうでもいいけどね。
コンコン
邪魔するよ。とアキノヤにナンパ男がやってきた。
「よう、久しぶりだなベロニカ。いくらだそいつは。おれは倍出すからくれよ。」
俺をみて俺はいくらだというナンパ男。俺は多分20ロベアかな。その倍だから40ロベア。
すごいな。自分もだけど。40ロベアあったら何しようか本当に迷うよ。全財産でそれぐらいあるかないかぐらいだもん普通なら。
「20ロベアもらったからその倍だと40ロベアだけど払える。」
よ、40ロベア……40……ロ……ベア……。
ガクッ。
と倒れるナンパ男であった。
その好きに置き手紙を書いて逃げるアキリアとベロニカ。
「結局食い逃げしたねベロニカさん。」
はは、そうだね。というベロニカ。
「「ただいまー」」
ってどうしたんだ。二人とも...…大丈夫か。
というアキリアと大丈夫かなと心配そうに見つめるベロニカ。
オーイ、寝てるのかおーい。と揺らしながら呼び掛けるが反応無し。だったので、
「クショウニア!カザニン!しっかりしろ!」
と叩きながら起こそうとするが起きる気配がない。
ギャーー!
という悲鳴とバタンという人が倒れた音が聞こえてその音が聞こえた方を向くとそこには……。
「なんで、なんでお前がいるんだよ!ここはソリタゴ王国だぞ!ペルマム王国じゃないんだぞ!」
「ああ、そうだな。アキリア。本当にお前にあえてよかったよ。お前の最後に会えてな。」
ドンとなにかが無くなった気がした。顔があったはずの部分を調べるが顔がない。顔の目の前には自分の胴体があり、頭がある部分にはケラケラと笑いながら、俺の頭を吸う。
頭がだんだんと青くなり最後には何もなくなってしまった。
「これでピースは揃った。」
ニッと笑う男。この男の正体は一体。
アキリア死亡。
「「アキリア様。アキリア様。」」
「どうしたら、ウベニさんに怒られるぞ。いや、もう俺たち殺されるぞ。どうすれば。」
な二人と連れ帰るのが仕事だったベロニカ。
もう死んでやると言って首を切ろうとしたのを二人が止めて手と足を縛られている。ベロニカ。
くそ!もうおしまいだ。ベロニカみたいに死ぬことが正解かもな。と言って船を燃やすクンショウニア。
ハハハ、ハハハハハ。
とずっと笑い壊れてしまった。
カザニンはウベニさんに今の事実を話した。
するとウベニ様は
「アキリア様が死んだ。ふっハハハハハ。大丈夫だよ。死んでるんじゃなくて意識がなくなっただけだよ。」
と言う声だけだったけどその声には悲しみの思いしか伝わらなかった。
アキリア様が死んだと言う知らせをそうだと肯定した答えたのだった。
コンコン
「邪魔するよ。」
「なんのようだ。カメサザ。」
「お前に会いに来たんだよ。ウベニ。」
「主の後はおれか。カザニン。」
「なにいってんだ。ウベニ。俺を忘れたのか。」
「誰ですか。」
あなたは。なにを知ったようにいってるんだ。あんたなんか知るかよ。
「そうだった。俺がずーと見つめてただけだ。お前をな。」
殴ってもいいかな。この人。キモいし。
これを渡す。ではさようならといって窓から出ていくカメサザ。大丈夫かな。ここ二階だけど。
カメサザは木が目の前にあったためしがみついている。
すぐに折れて落ちた。
その後病院へ行き左足が骨折だけですんだが二度とするなと先生に怒鳴られたのだった。
当たり前である。
バカに渡された物をみるウベニ。渡されたのは封筒。
その中には変なものが入っていた。中に入っていたのは石だった。赤い石。
放り投げたくなるほど握りやすい石だった。
・・・と呆れるウベニ。外に投げ捨てようと窓の外が見える位置にいくとバン!と落ちる音が聞こえた。
カメサザが落ちた音だった。
投げつけてやろうかなと思ったが石を持っているとアキリア様を思い出すため出来なかった。
バカに理由を聞くためしたに降りたウベニ。
そこには足がーと騒ぐ二階の窓から降りようとしたバカの姿が見てとれた。
無視しようと思って憲兵に連絡をいれ不審者が入ったからあとよろしくといったウベニであった。
カメサザを見て石のことを聞くのがバカらしくなったのだ。
アキリア様は死んでしまった。それが事実である証拠が手の中にある。それだけだと。
納得する。
ことなどできずどうしようか悩むウベニ。
カメサザが不審者として憲兵に連れていかれてから三ヶ月が過ぎた。
カメサザが頃合いだろうとアキリア邸に入ろうとすると警備の人間が入るなという。
それもそうだ。恥をかくようなことをした人間を家の中に入れたくない。ましてや近づかせたくすらない。
そんなことを理解できずに中に入れろと騒ぐカメサザ。
窓を開け、今日もいい天気ですよ。と眩しくて目を閉じた後に石に向かって話したウベニ。
そこには石はなく、
「ああ、ウベニいい天気だな。」
というアキリアが立っていたのだった。
──と上の通りになったのは……。
「チッ!これで終わりだと思ったのにまだあんのかよ。なになに……生きた人間の魂から作られた石。
水をいれると電池という電気、エネルギーを貯めるものを作る物。とかいうもの。
次に、水鏡という水を使うと鏡になる器。これどこにでもあるだろう。
それで、バカ。
………。」
ふざけてるのか。
まぁいい。
ウッフン。
最後には、メッシュドア。
………。
ふざけてるだろ!ふざけるな!メッシュドアってなんだよ!ふざけるなよー!
(これを2つ用意します。そうしないと無意味です。
なぜなら、これを信じた人。
ユーリアと言う人に会いなさい。いいことがあるかも。バーイ。
あ、これ嘘だからよろしくね~~。)
………ふざけてた。
どうしよう。アキリアさん、石にしちゃった。
ど、どうすればー。
どうすればと思っているとアキリアの家であるアキリア邸に来ていた。
ということであった。
たまたま拾った本に書いてあった死者を甦らす方法を試そうとしてそれは嘘だった。そして、アキリアはその嘘に巻き込まれたのだ。
そんな話。
皆さん、嘘。
とくに詐欺には気をつけてね。
という意味のアキリア回でした。
わかりづらくてすみません。