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世界は一度終わっている  作者: 小松ちゃん
第二章世界樹 1節 復元された世界
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第6話 アキリア編 アキリア一人じゃ怖いよ①

アキリア回です

一人でできると言って船旅を始めたけど船って怖い!海って怖い!


とアキリアが思ったのは船に乗って沖に出た辺りのこと。

雷が聞こえるなと思っていたら、いきなり船と同じ大きさの潮が来たのだ。

船はその潮のせいで飛び上がった。

転覆はなぜかまぬがれたがその潮はいくつも押し寄せてきた。

そして、転覆して今はボートはボロボロ。

切れ端が残るのみだ。


「誰か~!助けてくれ~!誰か~!」


「やっぱりこうなると思いましたよ。」


「ウベルリ~。なぜ~ここにいるんだ~。」

「アキリア様が一人で船を、というより一人旅などできると思っておりませんでしたから。」


「ウベニ!それはどう言うことだ!」

俺が一人だとなにもできないだと。

洗濯だって料理だって御者だってできるわい。


「アキリア様。そもそもですよ。船旅をするなら食料が必要です。それは理解できますよね。」

ああ当たり前だ。それぐらいわか……わかる!

食料や水をなにもない……それでも必要なのは理解している。


「そうだったな。そこまで持ってきていない。

しかし、どこかの港にいけばいいだろ。浅瀬のまま進んでいけば港にはつくだろう。」

「浅瀬の方が沖より危険です。」


なぜだ。と俺が聞くと、それはですね。まず、浅いですよね。とウベニのやつは答えた。

当たり前だろ浅瀬なんだからなと思ったが口に出さす頷いた。


「そういう場所って船底つきませんか。」

それは……つくだろうな。

「それがどうした。」

「船に穴あきませんか。」

「かもしれん。」

「ということでですよ。そういう場合の補強として木が必要です。持ってきましたか。」

「ないな。」

「わかりましたか。ご自分一人では無理だと。」

「では帰りましょう。さぁ。」 

ウベニの手をとってボートに乗り込む。

「来てくれてありがとうな。ウベニ。」

ウベニは懐中電灯のようなものを上へ照らした。

何をやっているんだと思った。


ペチャンと音をたてなにかが降ってきた。

さぁ、これに乗ってください。と言うウベニ。

これに乗れって、たたの紙だぞ乗っても平気なのか。

「アキリア様早くしてください。この船もいつなくなるかわからないですから。」

わかったと言って紙にしか見えないものに乗る。

「何をしているお前は乗らないのか。」

「はい。乗らなくてもいいので。」

とウベニはいうと懐中電灯を空に投げた。


ではアキリア様お達者でーと去っていった………。


去っていった。おいこら、ウベニ!

怖い、怖い怖いよ。

ウベニー助けてー!上の人たちは俺を殺すんだー!

奴隷にするために助けるんだー!


俺らは君を助けるためにここにいるのになんだその態度は……。


アキリアは引き上げられた。

助かりましたありがとう。という言葉ではなく助けてくださいと言われなんと言えばいいかわからないウベニの部下たち。


ラプオビに行きましょうアキリア様。

という執事の一人の心秋。


「行かない。帰る。怖い、怖い、旅怖い。怖い……。」

「いかないのですか。アキリア様。なぜいきたくないのですか。」

「いきたくないから!怖いから!もういいだろ!」

そうですか。

「わかりました。私がいきたいところに行かせていただきます。」

どこに行くんだと聞くこの船、サークに乗るもう一人のウベニの部下カザニン。


「ソリタゴ聖王国に行きたいんです。」

ソリタゴ聖王国~!ハン。あんなところになにしにいくんだか。あんないんちき王国。


ソリタゴに行きたいと口をゆっくりと動かしいったアキリア様その言葉に驚くカザニン。




ソリタゴ王国までに三時間ほどで着いた。


目の前に見えるのは静かな町。


人など一人もいない。いつもは観光客が多く有名な場所なのにも関わらず。


そんなことを思いながらも飛行場に船サークを着陸させ、飛行場にあった倉庫のひとつに止める。

操縦はベロニカという人でウベニが雇いウベニの幼なじみだ。 


ベロニカという操縦士を飛行機の見張りと点検のために倉庫におき、外に人がいないソリタゴ聖王国を歩くアキリアたち三人。


その内の二人

アキリアとカザニンは倉庫で待機していたかったが食べ物を買うのに人手が必要だからとついてこさされたカザニンと、

ご飯食べないのですかと心秋に言われてしぶしぶついてきているアキリア。


だるそうな二人とルンルンな一人の三人に声をかけてくる人がいた。

お姉ちゃんかわいいね。俺と一緒に美味しいオムレツ食べないと心秋に言われたのだ。

心秋は男女とバカにされるほど女らしい顔つきであり、体だが男だ。

そして、心秋がいやなことは女に間違えられることだった。


無視してもついてくるしつこいやつを追い出そうと思ったが困っているふりをして食べ物を買っていただけませんかときくとわかったと言われたため使うことにした心秋。

二人にはそこら辺でなんか食べたてと言って去っていった。


心秋がどこかで食べてと言われたがどこにいけばいいかわからないため呼んだがお願いします先輩と言って去っていくのを見送るカザニン。


重い食べ物を持ち続けながら歩き回るよりはアキリア様と何か食べるだけの方が楽だろうと思ったからだ。


アキリア様には何食べますかと聞くと何かと答えられた。


ほんきですか、アキリア様。と思ったカザニンだがなにも言えないカザニンだった。


なにを食べようと悩んでいるのに何を食べますかと聞いてもいい返事など聞けるとは思えないからだ。食べたいものが食べられるかもわからない。なら言わない。

そう考えると、美味しい店ぐらい教えてくれればいいだろ!心秋!


チッ!っと左足を地面に叩きつけ怒りを露にする。

左足にあるポケットになにかあるのがわかりポケットを探る。あった...…。


「ラーメンというものが有名だそうですが食べますか。」

どういうの。と聞くアキリア。


すみませんアキリア様。心秋が食べたいもので知らないのです。

そうか、場所はわかるかカザニン。とちょっと興味があるようだ。


「わかりますが少々お待ちを。」

えーと、………。

すみませんアキリア様。わからないです。地図が読めません。と言うカザニンにかひてと噛んだアキリア。


わからない。

自分の体を探ってみるアキリア。胸ポケットにその地図は迷路と言うものです。その迷路は行き先と今の場所はありません。その迷路になにか書いてください。

そしたら行きたいところにつけますよと書いてあった。

いつポケットに入れたのだろう。


カザニンに書くものはないか聞くとどうぞと筆を渡された。

これだけじゃかけないのだが。

と思っていると炭を溶かして墨を作っている。

えー、やだそれ。といいたいがこれしか書くものがないのでなにも言えない。


・・・


やっと終わりXと書く。


するとわかりませんと出たのでラーメン。と書く。


赤い外壁を右に曲がって、黄色の屋根を左に曲がって黒い木の模様でキキリンと書かれた看板に入ると書いてある。

本当に……。


わかった……よ。と言うアキリア。

わかったか疑ったけど地図にはなったのでキキリンにむかう。


赤い外壁で緑の屋根と赤い外壁で黄色の屋根。どっちを右で曲がろうか迷う二人。

アキリアが赤い外壁で黄色い屋根と言ったのでそこを右に曲がり黄色の屋根に白い壁、黄色の屋根に黄色の外壁か緑の外壁の三つで悩む二人。

キキリンって看板が見つかるかもしれませんというカザニンの一言で探すが見つからない。




なんでこの二人地図見ないんだろうな。

地図を見れば赤い外壁で黄色の屋根を右に曲がり黄色の屋根に緑の屋根がある道を左にしか曲がれないところまでいけば見つかるということがわかるのに。



戻って赤い外壁の緑屋根の家を右に曲がろうというアキリアの一言で戻る二人。


少し戻ったところでなにか忘れていることに気付き、なんで黄色い屋根とか赤い外壁なんて調べてるんだっけというアキリアに地図で出てきたからですと言われてあ、

となって地図を見ながら黄色の屋根に緑の外壁を曲がりまっすぐ進む二人。


すると左てに木の模様でキキリンと書かれた看板を見つけた。そこの扉を開けて入るが出てげ!と言われた。

扉をよく見ると扉の右に呼び鈴があった。

隣にいきそこにも呼び鈴があり鳴らしてラーメンが食べたいんですけどどこで食べられますかと聞くと隣と言われた。

先ほど出てけ!と言われた家だ。

あそこですか。本当にというアキリア。

はいと肯定されシュンとなるアキリアであった。


どうしたんですかと聞かれさっき出てけと言われたので行きづらいんですよというカザニン。


あ、今の時間はうるさいですから立ち退きなさいって。

今立ち退かないと全員死にますよ。ってうるさいんですよ。私らが税金払わないと食べていけないはずの憲兵の人たちがですよ。理解できますか。

とこの人も怒っているようだ。


そこへ立ち退きましょうと憲兵服をきたやつがやって来た。

隣ってラーメン屋ですかとアキリアがそうだがどうしたと聞く憲兵服。


そうかといって憲兵を殴るアキリア。

憲兵は三人おり三人ともダウンした。


なにしてんのよ。と住人はかんかんだがアキリア様は上機嫌だ。どういうことだよ。

「どういうことですか。アキリア様。」

「あいつらは金を盗みに来た強盗。」

と答えるアキリア。

そして本物の憲兵がやって来てダウンしている三人をつれていく憲兵。


それから10分後、ラーメン屋であるキキリンに入りラーメンを食べる二人。

カザニンは美味しいからと替え玉をもらおうとしたがあげるとアキリアに言われて食べた。

アキリアは頭が痛くなったから食べなかった。



カザニンがアキリアのラーメンを食べ終わり外に出る。

アキリアはなにか食べたいと思いどこかないか通行人に聞く。太い麺という長い棒状の物を茹でたものに汁と呼ばれるスープにつけて食べると言うものでベヤングが美味しいと言われてそのアキノヤにいく。


アキノヤについて棒状の物を茹でたのを汁につけて食べるとものというアジティカを食べるアキリア。

鶏ガラベースで鶏肉とニンジンと白菜が入っているスープだ。それを食べる。


食べ終わりおいしかった。といって寝ようとするアキリアを飛行場の倉庫につれていくカザニン。

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