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世界は一度終わっている  作者: 小松ちゃん
第二章世界樹 1節 復元された世界
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第3話 パラレとサカイル編①


船でラプオビに行くことを決めたアキリア。

船でラプオビに着き、アウルは協力してくれるのか。

というのも興味がある。

どうやったら船でラプオビに着くのかはかわからないからそっちの方が気になるけど。




次にサキたちと一緒にいくはずだったサカイルとパラレを見てみたいと思う。


サキたちが会議中までさかのぼる。


「来ないね。サカイルさん。」

「サカイルさんって~ダ~レ、パラレ君!」

「サカイルさんはですね、あなたこそ誰ですか。」

「あ、ぼく。ぼくは...タケテス。」

タスケテさん。助けてほしいの。


来た。

「釣れた。」

「死んだ魚が。」

「はぁ、これで七匹目ね。一匹かもしれないけどね。一部しかつれないから。」

そ~だ~ね~一匹かも~。


「コンコンコン。邪魔するよ。」


「今~口に出して~ノックしても~意味ないよ~。わかってたから。」

「君は誰だ。」

「あ、僕~。僕の名前は~タケテス~、て名前です。」


「タケタス君。パラレ君は女性なのだ。女性には慎重に行かねばならないのだよ。」

なるほど~そういうタイプですか~。邪魔だな~。

「な~ら~もっと~考えてからに~しないと~成功しないよ~。」

どこかへいって~ください~。パラレ君といたので~。

「タケタス君、成功とはなんだ。女性に親切にすること、釣り上げたときのことか、それともー考えること。」

「そんなの~親切に~しなさ~い、というだけ~。」



「なにをしていらっしゃるの。あなた方は。おはようごさいます。パラレナ。」

「パラレナですのね。そうでしたのね、陛下。

嬉しいですわね。嬉しいですわね。トロピウル陛下。」

「ふふふ、さすがね。パラレナ。ナタレそっくり。」

そうなのですかね。たまに言われますけどそうは思わないね。


「あ、おはようございます。今頃、お目覚めですのね。もう昼食作る時間なのですのね。」

ふふふ、パラレナ。ナタレそっくりなのは今もそうよ。


「そんなの、本当だわ。どうしましょう。パラレ。今日は──。」

「私が作るので皆様は休んでくださいと言ったのですよね。聞いていましたので知っていますのね。大丈夫ですからね、トロピウル陛下。

まだ昼食なのですから、ね。」


「どういうことです。パラレナ。」

「家事は私がやります。掃除や洗濯、もちろん食事も作りますから。といいましたがメイドたちが笑っていたので夕食の後、一週間するそうですのね。」

「そうなの!」

「はい。というわけなので大丈夫ですからね。トロピウル陛下。」

大丈夫なんていえません!助けてください!パラレナ。


「という申したてだったので今は誰も城にはいません。」

それを聞いてトロピウル陛下は首を横に傾けた。

「どういうことだ。パラレ。」

「パラレ君~皆~終わった~みたい~。」

「嘘ですよね。もう終わりなんてね。坊主ですなんていえないからね。絶対に釣る。そんなことさせないからね。」


あれ、なんでここで釣りなんてしてるんだっけ………。


「おいおい、今ごろかよ。」

「なんで、おしえてよね。タケタスさん。えーとー、あなたはだれね。」

「わからないのですか。パラレ。」

パラレは頷いた。

「パラレ君。この人は~~。誰ですか~。」

知らないなら紹介しようなんてしないでよね。


「パラレ。クラノスのことをご存じですか。」

「クラノス。どこかで聞いたことあるかもね。でもね、それだけね。」

なるほど。聞いたことあるってだけ。


「クラノスって人がどうしたのね。」

「クラノスの父親だ。」

「名前は。」

「クラシオス。」

パラレとタケタスは思った。

絶対にクラノスの親戚だ。と。

「クラシオス。あなたが~クラノスの父親か~。納得だな~。」

「そうか。」「うん。納得したね。」


「タケタスさん。クラシオスさん。なんでこんなところで釣りをしているのね。」

それはパラレ。

「陛下の護衛ですよ~。パラレ君~。」

そうだっのね。そういこうだったわけね。

違和感があるのね、それが気になるね。

でも、答えがわかるわけでもないからね、考えないのね。


「そう、護衛なのに誰も部屋にはいなかったのね。ふん。」

と言ってふてくされる陛下。

「ごめんなさい。陛下。」

「冗談よ。困らせてごめんなさい。パラレナ。」

いいですからね。気にしなくてもね。


はぁ、よかったと思うね。

「あ、忘れてたわ。パラレナ。今から城に戻らないといけないそうなの。だから、今すぐ釣りは終わりにして。」

「そうなのですね。」


あっ、と手を叩いていう陛下。

「パラレナ。今からラプオビにサキ様の側近といくそうよ。」

「今からですか。」

「ええ。」

誰もいませんよ。陛下。


「パラレ、どうだったお前。やっぱりなにも釣れなかったか。」

ええ、そうよ!何も釣れなかった。悪いの。なにも釣れなかったのがね。そうなのね。と私は逆ギレした。


なにをそんなに気に入らなかったのかわからないけど。でも、みんなはそんな私に優しかった。

励ましてくれた。

私は後ろにみんなを置いて歩き始めた。


その時、空気を切り裂くようなキュイーーンという音が聞こえた。

「・・・」

耳鳴りのようなその音がうるさすぎて耳をふさいだ。


風が吹いた。


うるさい音も聞こえなくなった。


「そんな……。」

「嘘よね。って、パラレナ。………。」

「トロピウル陛下。」






パラレが来ないな。

と言っていたサカイルは、「釣れねえなー。」

お、なんか来たぞ。

来たー。

よっし。釣れた。

釣れた魚を見ると大物がかかっていた。

20cmのアジのような魚だ。

と魚釣りをしていた。


釣れたー。

魚が見えたときに風が吹き、魚は粉々になった。


やっと、骨以外の二匹目が釣れたのに。

なんでこうなったんだ。

なんでだ。

そういえばさっき……。


サカイルさーん。今日はこちらでしたか。

ここでなにを釣るのですか。ここは骨ばっかつれて魚がつれないから困って……、なるほどそういうことですか。清掃頑張ってください。サカイルさん。


と言って立ち去ったあの子みたいだ。

あの子はなにしにきたのだろう。

あとなんで俺の居場所がわかったのだろう。まだ昼間なのに。

いや、昼間は関係ないか。

あ、今日は誰かにどこ行くか教えたな。

でも、誰に教えたのか覚えてないな。


ここに来た子にも見覚えないんだよな。


誰だったんだろう。あの人。




そんなことより、この大量の魚の骨だよな。

どうしような。


山多くね。7つって。

どこに捨てればいいんだろうな。

そういえば依頼書に書いてあったような。


えーと。


あった。

ジャーポニクス森のキルシウム湖の向こうにある森の洞窟。

これって、どこのだ。


どこのことだろうな。

『ヤッホー。サカイル。』

「ヤッホー。森の守護者様。それとも、アザミノ様か。」

『サカイル。アザミノか。それでいいだろう。そう読んでくれ。ではな。バイバーイ。サカイル殿。』


『あ、そうだ。サカイル。ミスターが来るからそこ、知っといてね。』

と言う森の守護者こと、アザミノ。


「アザミノ様。洞窟ってどこのこと。」

『洞窟。なんの。』

「ここの骨をなんとかしたいのだけど、どうすればいいだろう。」

『骨の埋葬だったら……。あの洞窟かな。』

「あの洞窟って。」

『墓地を司る洞窟。アモネ洞窟。頑張って。サカイル殿。』




頑張って、な。

どうやって探せばいいだろうな。


アモネ洞窟。

あ、どういう洞窟だか聞かないとわからないよな。


「アザミノ様。わかんないからアモネ洞窟ってどうなんだろうな。」

『………。』

サカイルはじっと一点を見つめた。


『アモネはほら穴みたいな洞窟だ。わかった。

しかし、魚好きでな。お魚さんしか入れないの。』


「ありがとう、アザミノ様。今からこの子達を弔ってきます。変ですけど……。」

『確かに、ちょっと変だな。サカイル殿。』


では、と言ってジャーポニクス森の奥に進むサカイル。




パランッカランカラン。


ガキン!



ドサッ。


ニッ!


「オレガダレダカキミタチニハ(わからない)(・・・)わからない)」




・・・様。この人の正体は誰でしょう。

そんなの決まってます。




サカイルはにあるほら穴を見つけた。

その穴には入れなかった。

背負っている包みを入れようとするが無理だった。

その洞穴の入り口には

『ディアン ここに眠る』

と書いてあった。


ここじゃないってことだよな。

次、次。


ディアンここに眠るとかかれた洞穴を見つけるのに二時間かかったのに対して今回はすぐに見つかった。

三分で見つかった。


なになに。


ディアンの遺品がある遺跡。

トアウス遺跡。




なぜわかったかと言うと門がありそこに

トアウス遺跡と書かれた地図があったからわかったのだ。


ここでもないな。



トアウス遺跡発見から30分経過。

トアウス遺跡を脱け出すことに成功。


それから、30分経過。


大木に隠れたほら穴を見つけた。

これも違った。


この洞穴の中に入っていった。

一本道のためただただまっすぐ進んでいくと水門があった。

変だなと思った。その奥には城のような滝が見えたからだ。

そこへ行くには上から行かないと無理だと思ったがなぜか水門が開いた。サカイルを招き入れるかのように。


その水門を通り進んでいくが町も何もない門と城がある洞穴ではなく洞窟だった。


この洞窟の城をじっくりと観察し洞窟から出ようか悩み始めたときそれは聞こえた。

『えー。もう行っちゃうの。もう少しいたいよ。』

という声が聞こえた。


気味が悪かった。

その声は後ろの・・・から聞こえてきたからだ。


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