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世界は一度終わっている  作者: 小松ちゃん
第一章 サキ様 4節 アノメデス星
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第48話 破壊する者との遭遇と帝国主義説 完


「ケイルさんはーー、アノメデス星の近くにいてーー、そのあとここにきたんだよーー。」


「違うからの!違うかの。」

「なにが~~。ケイルさん。って聞きたいけど~~それより~~メンジェネ。一つ聞いていい~~。」

「いいが、ないんだ。」

それでいいのか。アキリン。

「さっき~~、ミスミが言ってた人と~~、アノメデス星の近くにいる化物は~~同じなの~~。」


アケノメデス星の近くにいたんじゃないの~~。ケイルさん。いなかったの~~。


「違うと思う。」

あれ~~違うの~~そうだと思ったのにな~~。

「どっちなの~~。」

「ミスミさん。ミスミさんがルプレスと会った森は、どこ。」

「分岐点の森って言ったけど。」


「そうか。なら、異零館の管理人であってる。

でも、アノメデス星。の近くにいるのは破壊者だと思う。破壊者は、異零館が産み出した力が全くきかない。

どこで生まれたかも、どれほどいるのか、わからない。わかるのは、ただ、破壊という行為を好む。てことだけ。」


「えっと、なんか。それと同じような種族がいた記録を見たことあるかもしれない。アキリンさん。」

「あ~~うん。サキさんの言った通り~~見たことある~~。」

「そうなんですか。サキさん、アキリンさん。」

「そうだと思うよ~~。ワベリアって一族~~。で~~え~~と~~、なんだっけ~~。サキさん。」


「えっと、ワベリア族は顔がそっくりというよりクローンと思うほど似てる一族。


でも一族には言い伝えがあるのね。ある一人の10歳の男の子が一族を滅ぼすという言い伝えがね。

それで、えっとその、だからね、男の子が10歳になる前に男の子を一族から追放するっていうね、一族の習わしがあるの。


えっと、子供を手放さないために隠す人がいたの。

そりゃそうよね。自分の子供だもん。

その一族の男の子は……えっと、……自分の……一族の……姿……を……変えたの。」


「それだけじゃない。」

「これだけだと思うよ、雪さん。」


「その言い伝えには続きがあるってことよ。

10歳の男の子が一人でもスブベスって洞窟に入ると一族が滅びる。

10人入ると世界が危機に陥る。

100人になると異常が起きる。

1000人以上になったら……。」


「どうなるのーー、雪。」


「1000人以上になったら全てが変わる。」


自分の思いのままにか~~、入った全員の~~思い通りになる~~。

しかもこの全てが変わるっていうのは~~、一度使われてるんだよね~~というより~~一度あったんだよね~~全てが変わったことがね~~。




「全てが変わるってのはどういうことだ。」

「星が意思をもつってことみたい。」

「そういうことーー!異常は能力ーー!全てが変わるのは異零館ってことなんじゃないーー!」


異常が起きるが能力で全てを変えるが異零館か~~そっちの方がいいかも~~。

でも~~。

「違うと思うよ~~。サキさんが言ったでしょ~~。一族は滅んだの~~1年前にだけど~~。ルプレスは~~。」

「一年前から活発になったよーー。」

「じゃあ~~、異零館は~~。」

「一億年以上前からあるはずだ。」


そういやそうだな。ルプレスっていつからいるんだろうな。

「知ってんのか。アキリン。」

「わかるかもしれない人を知ってるだけ~~。ね~~。ケイルさん。違う~~。」

「アキリン。ワシャただの一般人の一人じゃからの。」

違うの~~ケイルさん。

はぁ…。


「ねぇ、アキリンさん。ワベリア族滅んでないよ。まだ、一族の村だったらあるよ。場所を変えたから追放したりしないけど。生きてるよ。」


「そうなの~~。サキさん。」

「そうなんだーー。サキさん。」

「へー、そうなんだな。」

「それで結局どういうことなんだ。」

「どうなんじゃろうかの。」


「そうです。ワベリアは生きてます。」



「ルプレスはワベリア族は同じ種族じゃないってことはないってこと。」

「それはーー違うよーー雪ーー。」

「同じかもしれないってことだよ。」


「それで結局どういうことなんだ。」

「どういうこと。」

「アキリンさん。ルプレス。」

「メンジェネ、ルプレスについてなんか知らな~~い。」


「ルプレスについては、一年前から活発に活動するようになった。それしかしらない。」

「そ~~なんだ~~。」

ルプレスって~~あの片言の変な人のことだよね~~。あれって、帝国主義が作った…………。


「そうかもね~~。」

「どうかしたの。アキリン。」

「ん。え~~とね、ルプレスってもしかしたら~~ロボットか~~、どっかの星の生物なんじゃないかな~~って思っただけだよ~~。」

「そうなの。アキリンさん。」

「わかんないけどね~~。」


チラッとアキリンさん、ケイルさん見たけどどうしたの。

「アキリン。二人で話さないかの。」

「いいよ~~。」


「違う部屋でアキリンと二人で話をしてくからの。」

「聞こえてるからーー。」

「アキリンさん。出来る限りの情報を全て聞いてください。」

「アキリン、一緒に行っちゃだめ。」


「ケイルさん。サキさんも一緒にいてほしいから~~一緒に~~・・・。」

「ダメじゃ。」

いいじゃ~~ん、サキさんも一緒でも~~。ケイルさん。

「ごめんね~~サキさん。」

「いいよ。わがまま言ってごめんなさい。」


サキさんも連れていきたかったのにな~~。

あそこの本なら~~、サキさんの方が~~よく知ってるはずだから~~。


コップをコンコンコンとノックして、ここに来て~~。とアキリンが言ったけど、いいのかな。

と思っていたらコップに水がたまってる。


なんで。


「あれね。フィネメア。……ガサ……ガサガサ……ザザザ。」


「なにこれ。アキリンさん。」

「いいことがあるようにおまじないしたの~~。でもまだまだ無理みたい~~。」

「もう、いいのかの。」

「ええ~~、もういいですよ~~。」


じゃあね。と笑顔で手を顔の近くでふった。

扉の前でも同じしぐさをしたアキリンさん。



アキリンさん。

部屋出ていっちゃった。




「待ってください!ここは関係者以外は入れません!」


「ウワッ!

びっくりした!」

扉の向こうから聞こえた声で飛び起きた。

「こっちがびっくりしたわよ。サキさん。」

「ごめんなさい。」

寝ちゃってた。

「寝てるって余裕だな。サキ。」

・・・。


「誰か来たみたいですわ。大丈夫ですわよね。」

「大丈夫だよーー。雪ーー。」

「そうだとよろしいのですが。」


扉の向こう側から聞こえる声を聞くため誰もしゃべらなず、無言が続いたけどなにも聞こえない。




「し!失礼しました!」

「こちらこそね。関係者だと示せる物を出してなかった私の落ち度ですからね。」

「ありがとうございます。」


関係者。どんなひとなのかな。

「関係者だったみたいですわね。誰がくるのか気になるわね。」

「雪さんは声でわからない。」

「わかりませんわ。」

「それもそうだよーー。サキさん」


コンコンコン

「失礼しますね。」


ノックをして入ってきた。

この人がいわれてた関係者の人。嘘でしょ。


「あれね、フィネメア。…………ガサ……ガサガサ……。」



ナタレだよね。

ねぇねぇ、ここでなにしてるの、ナタレ。


「ねぇ、シーファは。どこにいるの。」

「シーファはとんずらしたのよね。」

「どこに。」

「サイレントフォレスト惑星っていうにね。その惑星はね、紙のビル軍があるね。サキちゃん。」


「ビル軍。なんなのそれ。」

「すごく高いね、建物が建ち並ぶところのことね。サキちゃん。」

そうなんだ。行ってみたいな。紙の高い建物が並んでるところ。

ナタレちゃん、シーファって誰なの。

あと。

ナタレちゃんはなんでここにいるの。

どうやってきたの。

「どうやってきたの。ナタレちゃん。」


「こうやってね、来たのね。」

コップの水面にナタレが写ったら、違う場所にいた。

「ナタレちゃん。スゴーーイ!」


サキさん知らなかったんだ。

と全員が思った。

近くにいたから知ってるものだと思っていたから。



「なんでね、ここにいるのね。サキちゃん。」

「・・・。えっと……その……。」

「それはだな、サキ……ゴホンッ。サキさんと一緒に来たからだ。」

「あんたが来たかっただけってことね。そうなのね。じゃあ、ね、サキちゃん。帰りましょう。ね。」

目が怖いぞ。ナタレ。

「アノメデス星はないのに。」

「まだ、終わってないのね。」

また、怖いぞナタレ。

「。」

「終わりましたよ。ナタレさん。」

「そうなのね。じゃあね、帰るね。失礼しました。」

「サキさん。帰りましょうね。」

「うん、帰る。」




「はぁ。怖かったぜ。」

「怖かったですわ。」

「怖かったなーー。ナタレさん。」

「すごいな、ナタレ。」

「怖かった。」




「それでーー、もう夕食の時間なんだけどーー。みんなどうするーー。」


「もうそんな時間ですのね。食堂に食べに行くわ。」

「俺も。」



・・・



「なんで、みんなここでチャーハン食べてるのですか。」

「雪と一緒がいいからーー。」

アシュガさんは一緒に来たからここにいるのはわかるけど、なんでチャーハン頼んだの。そこも一緒がいいってちょっと怖いからね。


「俺はよく知らないねぇから。」

「俺はなにがいいかなーって悩んでたらチャーハン持ってる人がいたから。これがいいやって。」

メンジェネはわかるよ。

でも、ミスミあんたはいつも行ってる場所行きなさいよ。


「私は~~雪が~~チャーハン頼んでたから~~。」

「ミスミと同じように見かけたからじゃ。」

そうなんだ。って!なんであんたらはここにいるのよ。よくわかったわね。


「もう話終わったのーー。アキリン、ケイルさん。」


「終わったよ~~。」

「そうなの。なにが聞けたか教えてくださいませんか。」

「ごめんね~~。雪さん。無理の~~。」

「そうですか。」


ゴロゴロ


「雷~~変なの~~。」

「はい。」


その言葉を最後に全員がその部屋からいなくなった……。


…………さん以外の。



食堂で二人きりは少し寂しいの。

「どうかの。」

「どうってなにが。」

「なんでもない。お主は行かぬのかの。」

「君こそだよ。」

なんで君がここにいるんだ。俺もだけど。

「帰れんようじゃ。お主は。」

「俺は帰る場所がない。」

「そうかの。」


シュン!

二人残った内の一人が消えた。




帰る場所があったようじゃな。



寂しいから帰りたいの。そういえばじゃが、アキリンがするといいと言っていたの。


コンコンコン

「こんにちはね。ケイル。帰りたいよね。」

「帰れるならの。」

「なら、行こうね。」

「よろしくじゃ。」


コップに水を入れるナタレ、こんなのでいいのかの。

「行きますね。ケイル。」

シュン!


「着いたね!」

「もう帰ってきたのかの。」

「来たね。じゃあね。帰るね。」

すごいの。





[・・・シーン・・・]


この世界は異零館の力によって消えてしまった。


・・・・・・

『どう思った。まぁ、みんなそれぞれだろうよ。』

『楽しかったらよかったらんだけどな。

じゃ、もう一回。

最初からいってみっか。

って、わけだからがんばれよ。

みんな。』


はぁ、マジでかよ…………。

ここで一度世界は終わっている終わりです。

ですが、まだ続きます。

ここまでの話をその1だと思ってください。


読んでくださりありがとうございます。

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