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世界は一度終わっている  作者: 小松ちゃん
第一章 サキ様 4節 アノメデス星
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第46話 雪の居場所


その頃




う~ん。

ここは……扉はあるの。


なら、ここは部屋。

「痛い!」

低すぎ。

「痛い!」

足も伸ばせない。


この隙間から光が入るけど狭い。


はぁ。どうしよう。ウラノスにあんなこといっちゃったから。助けてくれないわね。


これから……。ダメダメ、これは考えたらダメ。



コンコンコン


とノックの音が聞こえた。だれかが部屋に入って来た。



「久しぶりだの。メンジェネ」

「お久しぶりーー。ケイルさん。

メンジェネーー、それでもいいけどーー。」


メンジェネってどこかで聞いたけど、どこで聞いたのかな。

まだ、ケイルさんには聞かなきゃいけないことがたくさんある。


そう思ってこの狭い空間にある唯一の光が差し込む場所を覗きこむ。

そこから見えたのはケイルの部屋だった。

地下。って思ったけどそれなら段差があるはず。


だから、押し入れにいれて縛ったってこと。ケイル。どんだけバカじゃないの。



メンジェネさん。

なんかの役に立つかも知れないから覚えておこう。

でも、アシュガよね。


「ケイルさんがあの黒い塊を。」

アシュガが聞くべきところを聞いてきた。ここに話が来るまでにあった話がスイーツと異零館って、なんでアシュガ、異零館知らなかったの!

「そうじゃぞ。」


ビックリした。返事されたと思った。


「雪ちゃんはどこにいるの。」

狸寝入りの術。って寝ても関係ないと思うけど。

「ここじゃ」


え!なんで開けたの。

寝たふりしたままでいいかな。



押し入れに入れるってかわいそうだよ。

「生きてる……よね。雪ちゃん。……雪ちゃん。……

雪。」

「ん。」

とスーッと命が入り込むようにして雪ちゃんは目を覚ました。

「雪ちゃん!」

といって抱きついた。

「ちょっと痛いです。」

ごめん。といって抱きついた手を離した。

「どちら様ですか。」

「ごめんなさい。雪ちゃん。わたしの名前はネフィラ。じゃなくて!アシュガ。えっと……その、えっと……。」

「娘じゃ。」


・・・


「ちょっとケイルさん。なにいってんの。」

「なんじゃおぬしは、おぬしがいえそうになかったから言ったまでじゃ。」

「そうじゃなくて……。」


話についていけないんけどケイル。理解できないから教えてよ。

なに。

アシュガが娘って、ぜんぜん似てないんだけど。




「オロオロしてるけど大丈夫かの。雪」

「大丈夫よ。変なこと言わないで。ビックリしたじゃない。」

「オロ。以外と冷静じゃの。」

うるさいわね。

ビックリ中よ。驚きよ。

娘がいるなんて。父親誰よ。

っていろいろ考えてるわよ。


「本当にわたしの娘なの。ケイル。」

「本当じゃぞ。」

・・・、これじゃわからないと。う~ん。


「ねぇ、アシュガ。本当にわたしの娘。」

「らしいよーー。」

らしいってなによ。らしいって。

どちらかっていえばアシュガの方がお母さんで、わたしが娘っていうならわかるけど……。それはそれでイヤ、アシュガが娘なのも嫌だけど。


本当になんでお姉さんみたいなアシュガがわたしの娘なの。意味わかんない。


コンコンコン

「失礼します。」

キッ!と声の主の方へ三人は鋭い視線を向けた。


「あら、メンジェネ。久しぶりじゃないの。」

「え、え。え、え。え、え。」

「「「「えーーーーーーーーー!!!!」」」」


そこにはなにいってるかわからないといった顔でサキさんがそこにいた。



・・・



「ビックリした~。あれなんでここにいるのですか。」


あと、サキさんのとなりのあんたは誰。

・・・


コンコンコン


「失礼しま~~す。

呼ばれてないけどやって来ちゃた。アキリンで~~す。☆ミ」


・・・

うるさいのが取り柄の人が来たーーー!!!


「あれ~~、みんなどうしたの~~。」

「アキリンさん。変わったね。」

「サキさんこそ~~。」

「えっと、アキリンさん。ここどこ。」

「ここは、未来を決める場所。フィラジェス。」

「違うから。」

「違うよ~~。」

「そう思われとったのか。」


「えっと、フィラジェスじゃないのですね。でしたら、本当はどこなのです。」

「カントレス星という場所です。」

「本当ですか。」

「本当です。」

「本当の本当の本当ですか。」

「本当です。」

「そうですか。」


あなたはアサナですか。

と首を傾げながら雪に聞くサキ。


「いいえ、違います。はじめまして。

雪と申します。よろしくお願いします。」

「よ、よろしくお願いします。」

「雪っていうの~~。よろしくね~~。」


(あの、アシュガさん。この人、本当にアキリンさんとサキさんですか。)

(そうだよーーたぶん。)

たぶん……そうなの。


「コホン。コホンコホン、ゲホゲホ。オッ!ふぅ、危なかったの。今日食べたもの全部出そうじゃたの。」

「ねーー、ねーー。なんでアキリンさんとサキさんの二人がここにいるのーー。」

「簡単なことじゃ。」


簡単なことなんだ~~。

へ~~。

「というのは見たことあるじゃろう。」

何を。


「なんのことです。」

「言わなかったかの。」

全員、頷いた。


「異零館を見たことはあるかの。」

全員が頷いた。


あるに決まってるんじゃん。


えっと。み、見たことないんだけど……言った方がえっと、いいのかな……。


「その異零館による副作用で二人がここに来たのじゃ。」

「副作用って~~、異零館の転移の時は~~その場所に居続けないよ~~。」

「なにを言う。見えなくても存在し続けるからの。」

異零館の転移は~~なかなかな例じゃない限り~~そんなことないよ~~。


はい!と雪が挙手した。

「異零館は一億回に一回しかその場に長時間あることない。それなのにそんなことになるとは思えない。」

「それはあるということじゃよ。雪。長時間そこにあり続けることはの。その確率でアキリンとサキは来たのじゃろうの。」


「は~~い。聞きたいことがあるの~~。」

「どういうものかの。」

「違う場所にいって~~。ってお願いすればいいんでしょ~~。」

「そうじゃの。では、誰がしたかはわかるかの。」

「さ~~。」

「本当かの。アキリン。わかるのではないかの。」

「わかると思ってるわけない。でしょ~~。」

サキさん。そんな顔しないで~~。

あと、あんただれ。


「メンジェネさん。聞きたいことがあるの~~。いい。」

「どうぞ。話があるならな。」

「ねぇ、メンジェネさん。どこから来たの。」

「オラチジィット」


違うでしょ~~。

あなたがメンジェネならね~~。


「ほんとに~~、ほんと~~に~~。メンジェネなら~~、サキさんと一緒にいたんじゃない~~。オンテッドランチェにいたんじゃないの~~。」

そうであって欲しいな~~。

あなたは変な人であってほしいな~~。

なんて、変なの~~。


「はぁ、そうだが。それが、どうした。」

「よかった~~。なら~~、サキさん。サキさんはどこにいたの~~。」

サキさんは~~どこにいるか~~。それが気になるんだよね~~。

「間に合った。ありがとう。アキリンさん。いや、アキリン様。」

「本当にあなたはアキリンさん、なの。」

「まだ、疑ってたの。雪……じゃない……。アシュガか~~。」

「どうかしたのーー。雪ーー。」

「どうかしたよ~~。ね~~。雪哉さん。」


起きたんだ。雪哉さん。

・・・


「なにか溶岩。」

「よーがあるからよんだ。それ以外お前をつれてこねぇよ。つか、連れてこれねえから。」

「そうじゃ梨。えっと、あいつ。孝平じゃなくて、孝助じゃなくて・・・。」


「あー、フレンスだろ。いつもあいつがお前を連れてくるからな。でもよ、今回、ちがうものがあっだだろ。」


・・・あるよ。

シアターからじゃなくて街のど真ん中から来たで。

雪哉ってやつに頼まれて連れてくられるときはシアターからにって頼みましたからね。


「あった。けど。それで、なんか違うの。」

「いんや、変わらないがよ、余裕がねぇ。」

「そうじゃの。」

「じゃ~~。一気にいこう~~。」



ガタガタガタ

グラッ。

地震が起きた。



・・・




『あれ、なにしてるの。あなたたち。』


「なんで、ここにいるの。」


『さぁ、わかんない。』

そうですか。このあとどうすればいいの。っと。



『うんうん。みんなわかんないね。そうなんだー。』

『ここは、【みち】よ。』

「それは違うんじゃないの~~。」

『なんで。』

「惑星がないから~~。」

『せいかーい。ここは、ゴーストウェイでーす。頑張ってー。』

なにを~~。

あと~~、なんで~~三人~~。

しかも~~落ちてるんですけど~~。

それも~~、雲より上~~。

だれか助けて~~!


声がでない。


『ヤッホー。』

また、でてくるの~~。はぁ~~。

ってあれ。なんでため息なんかでてくるの。ため息なんてでたことないのに。


『ヤッホー。あなたたちは。う~ん、・・・だよ。がんばって。』



ぐいぐい服を引っ張られた。

だれ~~。って、あんた~~か~~。

メンジェネ。


紙じゃなくて~~、ホワイトボードね~~。出すものがあっていいな~~。

そんなことより読まないとね~~。


もう、これから読みたくなくなったよ~~。

そういう文章だよ~~それ~~。


おまえと一緒!最悪だっよ!場所もだっよ!


これを挑発っていうの~~じゃない~~。


コン!

コン!

ゴン!


イッタイ~~!

なんで、石投げてくるの~~。

最後岩だったけど~~。


なんで~~、全部ポケット入るの~~。不思議~~。


ドン!

机にぶつかったよ~~。

ペチャンコに……死ななくてよかった~~。

やった~~。


いった~~い。

なんで~~当てるの~~。もう怒るよ~~。


ん。

一個、当たったと思う石はっけ~~ん。

なんか石に書いてある~~。

なにかな~~。

鎧の世界。

これだけじゃわからないな~~。


これ以外も~~あるかな~~。


アキリンさん、落ちてます、ここは大変ですよ、


これに~~、鎧の世界、が入ると。


アキリンさん、落ちてます。鎧の世界ここは大変ですよ。


ってなるね~~。


大変なのは落ちてきたからわかるけど~~。

どうするの~~。このあと~~。

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