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世界は一度終わっている  作者: 小松ちゃん
 第一章 サキ様 3節 懐中時計を求めて…。【ジャスミン】
37/239

(37)番外編 小さな扉の向こうの星々

番外編

アサナの帰還


・・・


「終わったのか。」

「ええ、終わりましたです。」

「そうか。」

はぁ。疲れたました。

本当に疲れたです。

ほんとに舞王倒したかわからないまま終わちゃったです。

さすが、サキお嬢様です。

あの本が舞王様でした。

サキお嬢様はわからなかったみたいようですね。




「な…なぁ、水晶より生まれし者よ。」

「ジャスミンと呼んでくださいです。」

「そっ……そうか。そうだな、なぜ私は5メートルある扉の方ではなく、50㎝の小さい扉のほうにおる。」

「さぁ。あなた自身で来たようですのでわかりません。」

「そうか。」


本当はあなたはうるさいからここに置いてきぼりにしたまま忘れていただけです。

けど言わなくていいですよね。


「それで聞きたいことがあるんだが・・・。」

ん!ああ。そうでした。

「アサナさんでしたらもうすぐいらしゃいます。」

来なくていいんだが。

「そうではない。懐中時計のことだ。」

なにかあったでしょうか。


「はい。」

「サキは懐中時計がなくては終われなかったはずだ。なぜ終わった。」

よく、サキ様が持っていないこと知ってますね。国王様。


とも思いますが、探しに来たのですから当然そう思いますよね。


「隣の扉の向こう側が舞王様の城であり、舞王そのものなのです。。そしてサキ様が終わりにできたのはもちろん、舞王様を倒したからです。」

隣の扉は紫花園でもあるんですよね。

「どうやってサキは舞王を倒したのだ。」

「舞王様を倒すには本を使います。その本が舞王様の弱点なのです。そしてその本ですが扉の向こう側だけでなく、舞王様の地下都市にもあります。」

「あの大迷宮にもか。」

早い人は数分で、長い人は数十時間で、もっと長い人は死ぬまで。地下都市の出口は見つからないといわれています。


「はい。地下都市からの脱出の報酬が舞王様の弱点の本ということです。」

「そうなのか。俺には無理だな。」

はい、わたしも無理です。(スキル)を使うことが禁止でしたらですが。


「そんなことよりよ。なんでここにいるのか教えてよ。」

「すみませんです。アサナ姐さん。」

「だれがねえさんよ。」

「それでですね。アサナ姐さん。」

だから、だれがねえさんよ。

いいけど。

「ここがどこだかわかりますか。」

「異空間という意外なにも。」

そうですか、異空間……ですか。

ここ、そうですね……異空間ですね。

こんな至るところ星空なんて景色おかしいですからね。

「サキ様の感性は素晴らしいですがどこか抜けてるということですね。」

「えっ!サキ様がいるのどぉ…どこに!」

「今は…ちょっと変わったところにいると思います。けど、安心してください。あと、振るのをやめてください。いたいです。」

「あっ!ごめんなさい。」

「いいです。けど、きおつけてください。心配するのはいいです。けど、しすぎです。」


この娘……。どこかでみたことある。アキリンさんかだれかと一緒にいたのをみたことある。と思うけどどこで見たのよ。わからない。わかっても同じことだもんね。アキリンさん。


「ちょっとだけ、静かにしてもらってもいい。」

「いいです。けど、国王様はいない方がいいです。国王様、すみません。」


・・・蹴るんだ。思いっきり。


お辞儀して、寝るんだ。


まぁ、静かにしてくれればいいけど、なんで国王様をどかしたかは聞かない方がいいってことよね。寝るってことは。

それより、アキリン様。アキリン様~~。ちょっといい~~。

『は~~い。なに~~。アサナちゃん。』

えっと、終わりました。

『どういう風に終わったの~~。』


「あの……。」

名前知らない。この子名前なんていうのよ。

とりあえず起こそう。すみませんってずっと言って。




「・・・すみません。」

はぁーー。なんですか。

「起きたよね。どうやってサキ様舞王様倒したの。」

「本に懐中時計をはめて倒しました。」

『ふ~~ん。そういうこと~~。あなたが~~サキちゃんに~~教えたんだ~~!』


だって、だって、だって……。

しょうがないじゃないですか~~。

だって、だって、なぜか、地図渡したのに、洞窟じゃなくて地下都市に迷ちゃって。

迷ったのはいいんですよ。けど、なぜかイノシシが出たです。

そしたら、サキ様死んじゃったです。

その影響で世界は勇者または英雄という存在を抹消したです。

あとです、アラマンサスさん達まで出てきたです。


『そうなの~~大変だったわね~~。』


「そうだったの。ごめんなさい。一回殴ろうとしちゃって。」

肩に手を置いてアサナは言ったです。

「大丈夫です。けど、クラクラします。」

「ごめんなさい。ごめんなさい。」


「許します。けど……。」


「けど。」

「なんでわかるのです!」


・・・


『なんで聞こえないはずのアサナが~~。会話に馴染んでるのです。だってよ~~。』

「それは、これ!」

髪飾りですか。それを使うと聞こえるということですか。

「そうよ。強制的にアキリン様に渡されたのよ。」

「そうでしたの。」

『それは~~いいから~~。早くしなさい~~。』

「なにをですか。アキリン様。」

『早くサキを戻しなさい~~。ジャスミンに~~。』


!!


!!


・・・


『ちょっと~~。二人~~。驚いてないで~~。早くしなさい~~。』


待ってください!アキリン!サキ様は今やっと帰ったのですよ。

『アサナ。やっとアノメデスに来たからこそ大変なことになるの~~。だ~~か~~ら~~、ジャスミンに戻って…………も意味ないからこのままでいいね~~。アサナ~~。アノメデスに来て~~お願い~~。』

「サキ様のために今すぐ帰ります。」




「どう帰るの。えっと……。 」

「ジャスミンです。アサナさん。」

「帰らせて。」

「わかりましたです。」

リゴルを呼ぶには……。

これかな。


・・・

でかすぎですよね。

「あのバカドラ呼ぶのよね。」

「はい。そうです。」

「そう、えっと、あのバカドラはピューー!カチカチ。ヒラーー。」

なにしてるのですか。


・・・


あ!

ネージェ様を連れてきましょうそれが一番手っ取り早いですから。


ここでいいでしょう。




____________

すいません。イリスさん。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

ネージェ様封印から解いてくださいです。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

あと、リゴルを呼んでくださいです。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

これで、イリスさんすみませんがお願いしますです。


コンコン。


壁を叩いて紙を壁に食べさせる。


・・・


____________

[水晶より生まれし者。]

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

ネージェ様は封印はしてません。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

すべてが楽しく、楽しい人ですから。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

リゴルはなぜかもう、封印が解かれています。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

アキリン様がしたみたい。あと、リゴル。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

もうそちらにいます。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




壁から来ましたです。

返事の紙が来たです。


そうでしたのですか。


・・・え!


「あと何発殴っていーい。ばかドラゴン。」


「アサナさん。」

どうやってリゴル呼べたです。

あとなぜ、そんなボコボコなのです。

「イリスさんと、おわったの。ばかドラゴンのことでしょ。

アキリン様がこのあとここ大変だからよろしく~~だそうです。アーネも、大変だそうよ。」

「そうだったです。」

このあと、考えないとです。


うーん。アーネ。どうすればいいかな。

「ジャスミン。アーネ、どうしたらいいのよ。」

「アーネさんは、難しいです。」

「どう難しいのよ。」

サキさんの影です。けど、ヤバイものです。なんという人だったのかは忘れましたです。けど。


「サキ様の影なら知ってますよ。」

「なぜです。」

「当たり前ですよ。サキ様は夜空をどう思っていると思います。」

「神聖なるものです。」

「違うよ。サキ様が思う夜空は……恐怖……ですよ。」

そうなんですか。影はなには夜空をベースとしているとということは雨に弱いのですか。

「夜空が恐怖ということは雨雲がいいですか。」

「そうしてよ。」


あと、アラマンサス達。

は、なにをしているのか突き止めろとか無茶がきたからやらないと。


「アラマンサスたちはどうしたらいいの。」

「あの人達はもういません。」

「はい!なんでいないのよ。」

「もうここでやるべきことは終わりましたから。」

「そう。それで。」

「戻って頑張ってください。」

アラマンサスたちは本当に怖いです。けどアサナさんやサキお嬢様がいればなんとでもなれるです。けど、無理はしないでください。

アサナ姐さん。サキ姐さん。


「アサナさん帰れます。けど、アノメデスはもう終わります。それでもいいなら手をだしてくださいです。」


「ジャスミン、聞きたいことがあるの。」

「なんです。」

「」


手をだせばいいの。はい。


どうするんだろうって思ったら、本に手を置くの。


「それでは、頑張ってしんでください。アサナ姐さん。」


死なないよ。ラーフ。


どうしてよ。

なんで、あの娘の名前がラーフって思ったのよ。


ポチャンッ!

水が滴り落ちる音が聞こえた。


「ヤッホーなのね。」

「ナタレさん!ここでなにしてるのよ。」

今はアノメデスで戦ってるはずでしょ。

ん!

おかしい。光りすぎってる。

それでも、ナタレちゃんで間違えないよね。


『ヤッホ~~。ヤッホ~~。楽しんでる~~。アサナ。』


楽しんでるわけないでしょ。

それより。


ここどこよ。ナタレ、アキリン。


『「ここはね。」セドナ~~。』


セ…ド…ナ…。

セドナなんて聞いたことないよ。

ラーフはアノメデスに行くって行ってたよ。

「セドナはアノメデスにあるアキリンさんの家ね。」

「よくわかるね。ナタレちゃん。」

「そうよね。今ね、アキリンと一緒にいるね。それでね、アサナ。お願いがあるのね。」


お…願…い…。ナタレが。

「なに。」

「サキちゃんに泣いちゃダメって言ってね。アサナ。それがお願いね。」


「そう。いいよ。そんなのなら。」


泣かさないでね。アサナちゃん。

それで帰り道だけどね。

その塔の丸窓があるでよね。

そこを通れば帰れるね。


お願いね。アサナ。


『無理だと思うよ~~。』


「わかってるね。でもね、アサナちゃんなら、やりとげるね。」

そ~~。でも~~無理~~。

もう、アラマンサスが動いてるから~~。


アサナならやれるかもしれないのは本当のことだけど~~。

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