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世界は一度終わっている  作者: 小松ちゃん
 第一章 サキ様 3節 懐中時計を求めて…。【ジャスミン】
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第30話 数字の23とウサギ


あ!



そうだったそうだった~~迂闊だった~~。知らないんだった~~。え~~~~と、ミホ。そんなことより務めを果たして~~。早くしてね~~。


はい、わかりました。アキリンさん。

「ギプソフィラって洞窟にある懐中電灯のところが次ですから行ってください。」

ついていきなさいよ~~ミホ。

はい、わかりました。アキリンさん。


「ミホさん。」

「なんでしょうか。サキ様」

「ううん。なんでもない。アキリンさんは知ってる。」

「アキリン様ってだれですか。」

「アキリンさんはここに来るの。」

「こないですよ。」

「そうですよね。」

ミホさん知ってるんだ。アキリンさん。やっぱりアキリンさんの仲間で間違ってないね。敵かどうかって言われるとアキリンさんは敵じゃないから敵なんてここにはいないってことね。

全員味方だしても一人でも敵はいない方がいいかな。楽しみが増えるから敵はほしくもあるけどそれでも本当に楽しいわけがないね。


「さぁ、焔の雲と月ウサギと地下都市・・・、地下都市ってここじゃないの。ミホちゃん。」

「ここは違うよ。地下都市は舞王様がいないといけないからそれは覚えておいてサキ様。」

「わかった…それで行くの。ミホちゃん。」

「どうすればいいかな。」

「う~ん。アサナどうすればいい。」

「うーん、どうしたらいいんだろうね。アーネ。」

「簡単簡単。一緒に行きたかったら一緒にくればいいんだよ。」

「そーしようかな。」

「う~んと、来なくていいよ。ミホちゃん。」

「私も来ないほうがいいと思うよ。」

なんでミホさん行かないほうがいいと思ったのですか。サキ様、アサナお姉様。


「うん。ありがとう、あとごめんね変なこと聞いて。」

「じゃあね。」

「バイバイ。ミホちゃん。」

「また会おうね。ミホさん。」

「またなミホさん。」


バイバイ。アサナ様、アーネ様。

サキ様…。



扉を閉めると水晶を見つけたあの洞窟に戻っていた。


「あれ、アーネ。サキ様は。」

「えっ!サキ様。いないの嘘でしょ。」

「え!一緒に来たんじゃないの。」

「「・・・。」」

本当にサキ様がいない。

でも、探せばいるはず!絶対に!



アサナ様、アーネ様。

そして、サキ様。順番に扉の向こうに行った。

ように見えたけど一人。

サキ様だけがここに残っていた。



なんとかここに一人残ったけど、大丈夫かな。

心配しすぎて間違えて国を滅ぼしちゃったとかない。…よね。

「ありそーー。どうしようーー。」

どうしよう。どうしよう。あの二人だけでもやばいのにーー。

「サキ様。もう扉を開けて・・・頑張って自力で帰ってください。」

「ウワーーーー!どうしようーー!ミホちゃんが見捨てたーー!ウワーー!」

・・・え!ちょっと待ってよなんで絶望的になってるの。扉の向こう側に行っただけでしょ。

それって普通だよね。ってことはうん、大丈夫。


「サキ様。納得なさってるようで言いづらいですけど言いますよいいですか。」

「うん、いいよ。ちょっと怖いけど言って。」

「扉を開けると洞窟に行くことになってますよ。」

「え!ってことは行方不明になってて・・・大変ーー!どうしよう。」

「だから、帰ってくだささい。と言いたいですが洞窟まで自分の力で頑張ってください。」

「はーい、わかりました。」

・・・どうやって洞窟まで行くの普通に歩いてればドラゴンさんのところに行くからどうでもいいかな。

「サキ様。なんで一人残ってたの。」

「なんでってミホちゃんがえっと、アキリンさんって言ってたから聞きたくて残ってたの。それでなんでアキリンさん。知ってるの。」


「アキリン様を知ってるのは…会ったことはあるから。」

「なんで、会ったことあるの。」

「疲れたのも理由の1つ。あと何回もここに来るから。」

「そうなんだ。アキリンさんが疲れてたからってことありがとね。ミホちゃんたち全員見つけて全員の力で帰れるんだよね。」

「え!…はい。そうです。それについても頑張ってください。」


「雪哉って人はなんなの。」

「それは、すごいことしようとして普通のことしたのにハプニングになって本当にただの迷惑になった馬鹿の末路。」


「なにそれ。」

「1㎝しかない正方形の箱を破ったら星が出てくるはずがどっか行っちゃったってこと。」

「やばすぎない。」

「うん、おかしいよね。その箱絵だったんだけどね。」


「・・・。じゃあね。ミホちゃん。また会えたら会おうね。」

「バイバイサキ様。」


帰れるかな。まぁ、行ってみよう。


ガタバーン!と扉を閉めると聞こえた。


「えっ!なに。」

上から音聞こえたけど・・・なんでそんなにナメクジと蜘蛛いるのーーーー!キモイーー!

イヤーー!

・・・、

あ、扉のところまでもどってきた。

うん、また入る。じゃなくて。

戻ろうとすると・・・落ちた。

「え!」


「起きたか。」

「ドラゴンさん。洞窟まで送って。」

「おお、いいぜ。わかった。」




「着いたぞ。」


「う~ん。長かったー。」

帰ってくるまで。


「・・・それでドラゴンさん。大丈夫。」

「うるせーー!だれのせいでここまでメチャクチャにされたと思ってんだ!」

自分のせいでしょ。

!!!

ピキッ!、ハッ!ふーん!


「「自分のせいに決まってんでしょうが(決まってんだろ)」」


「・・・自分のせいでしょ、エイッ!」

目潰しってかわいそうだよ。アーネ。


ギャーって言ってた娘にやられるって見ると自業自得かな。


「ねぇ、みんな。やっぱりなんでもない。」

「なにそれ。サキ様。」


もういい……かな。イリス。帰りたいんだけど。

もう帰って来てますよ。


「どうかしましたサキ様。」

「懐中電灯ってなに。」

「懐中ですから持ち運びできる電灯ですから持ち運びできる光るもの、そういうものですよサキ様。」

「うん、わかった。あれだれ。」

「だれですか。あの小さいだけの変なものは。」

「妖怪か溶解か要請か妖精です。」

「妖精か溶解か妖怪かの三択だね。」

「帰っていい。」

「いいにきまってんじゃん。しらねぇ小さい人。」

「だめですよ。帰ってもいいですけど一緒に行って。えっと…。」

「ユキヤや。」

「ユキヤさん。」

「なんだおまえれぇら。」

「いや、ユキヤって名前に気になって。」

「あーー!あいつやろっただの馬鹿で誰かは忘れたよぉ雪哉って人知ってますって聞いてくるやつだろぉ。」

「そうです。それです。」

「あの馬鹿とは関係ぇねぇ。雪がきれいだなぁって思ったのと矢が森を灰にしちまってぇなぁ。それでユキヤって名前いいなぁって思ってな。」

「そうですか。やっぱり無視して帰りましょう。」

「じゃあね。ユキヤ。」


「ユキヤですよ。」

「それが。」


「なんでもないです。サキ様。」

「アーネ。」


「行きましょう。アサナお姉様。」

「はい。行きましょサキ様。」

「うん。行こう。懐中電灯がある洞窟へ。」


「ここがそうだぞぉ。」

「えっ!なにいってるの。そんなわけ・・・。」

「ここ前と違う所だね。」

「うん。」

「帰るね。」

「バイバイ。サキ様。」

「寝てぇからいいかなぁ。」

「いいと思う。」

「サキ様。ダメですよ。」

「いいじゃん。寝るね。」

「それもふまえて言ったんだからね、寝ないでよって注意してる隙に寝ようとしない!」

「ふぁーあーい。」


「ねぇ、ユキヤ。本当にここに懐中電灯あるの。」

「あるはずだぜぇ。」

「ないよ。」

「ねぇな。 」

「いたのー。」

いたのねー。いたんだー。ふーん。


「ハイッ!ちゅうーーもーーく!この赤い棒なに。」

「この黒い四角いボタンみたいなの押してみると・・・点滅してるだけだよ。」

「帰ってもいいよぇ。」

ユキヤの顔を摘まむアサナ。


「ニャー。それはダメニャー。」

・・・、気色悪。なにその声と言葉選び。

・・・意味わかんない。

・・・うえー。






なんでこんなにウサギいるの。


点滅してた光が文字になって写しだせれると、

[月マークが付いているウサギは二千匹いるウサギの内三百匹が懐中時計を持ったウサギは百匹います。]

[その中で本物の懐中時計を盛っているのは何匹ですか頑張って答えてください]


月マークの付いたウサギが懐中時計持ってて本物も混ざってるから探せって無理だよ。

どうやって月のマークがあるの探すの。


「ねぇ、サキ様。」

「なに、アーネ。」

「よーく見て、懐中時計を持ってるってなん匹いる。」

「八匹。」

「えっ!どこですかサキ様。」

「光の文字にいる八匹。」

「本当だ。」

「なにしてるの。アーネ、アサナ。まだ、始まったばっかだよ。」

「始まったばかりってどういうことですか。」

「よーく見てってこと。よーく見ると懐中時計なのか悩むものものも含めて24個あるよ。」


よく見るだけでそんなに絞り込めるね。


「見得って変わるのを考えて。だそうです。」

「見得って。」

「見得は見て得になるものを探しだすてこと。」

「見得。それでわかるの。」

「無理。合ってるかどうかまったくわからない。普通に考えても無理だよ。」

「無理なのはわかったけど言いすぎだろサキさん。」


「地道に探すか。」

当たり前のことをなに格好いいことみたいに…。


それが出来ないから大変なのにね。

アサナがボソッと聞こえないように言ったのが聞こえた。

本当、うるさいから帰ってほしい。王様の命令だからね。


「ねぇ、ドラゴンさん。ウサギ食っていいよ。」

「おっいいのか。」

「うん、でも首飾りしてないやつね。」

「わっかった。全部食ってやる。」

やめて!

「いたー!なにすんだコラー!」

「食うって言っても食べていいのはなにも付けてないのだけ。美味しいんだから残しとかないともったいないでしょ。」

「そういうことか。たしかに人間の手が加えられたほうがうまいしなぁ残してやるぜぇ。」


「じゃあよろしく。」

あっそれ違う。その五匹はいいよ。


・・・


「これでいいかな。」

「いいの。これ。懐中時計持ってるっていう本物何匹かってことだけどそれがどうしたのよ。」

「本当ですよ。」



「これで全部。」

「そうですね。サキ様。」

「全部で23匹。」

「多すぎよね。」

「多いっていうほどじゃないように思えるほどウサギ見たからね。」

「23匹。どうかな。」



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