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世界は一度終わっている  作者: 小松ちゃん
第三章世界大戦 3節宇宙船
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第36話 ゾフィル達の脱出と宝探し

カントレス星まで来た宇宙船をアルブトを含めたゾフィル達11人全員の賛成票をもらってアケオメデス星を攻めるために星を出て行こうとするが壁に阻まれて出れなかった。

全員の総意で星の外に出れなかったことに悔しくて机を叩いたアルブト。それはネネとカルトとアワトの三人も悔しそうにしている。

「どうして出れなかったの。」

忘れていたがな聞いた話があったな。

「この星から出るには制限があるって話を聞いたかな。」

忘れていたが堂々と話すアルブト。

「なにそれ、ビユワはここに残っていたかったけど仕方ないから行くことにしたのに出れないなら決断が無駄になってるじゃないの。」

ゾフィルはアルブトの忘れていた話が重要なのに話さなかったことにため息をつき、ビユワは悲しんでいたのにそんな決断するなんてと怒鳴る。

しかし、当の本人ビユワは首を下にうつむいているカルトの膝の上で嬉しそうに笑顔で揺れている。

「ゾフィル。」

出れなかったから喧嘩しなくていいとホッと安心したモモは周りを見てベルゼトとメロドもそう感じてることに安心したのに喧嘩が始まってしょうがないなと思い、モモはゾフィルの名前を呼ぶがゾフィルの雰囲気に負けずと話そうとするアワトに遮られてしまう。

「ゾフィル、アルブト様は今すぐアケオメデス星を破壊しようと思ってたから出れるなら今すぐ出ようとしてなにが悪いんだ。」

「出れてないから意味ないじゃない。」

ゾフィルの言う通りだとアワトは一瞬思ったが確認はいるんじゃいのかとカルトとビユワが作品のことで喧嘩しているのを思い出す。

二人の作品は青いカラスで黒の方がいいんじゃないと言っていたカルト、そんな二人の話を思い出しながら話すアワト。


「出れるかわからなかったから一回出てみたんだろ。出れたら壊しに行って出れなかったから制限をどうやって解除するかだろ。」

「何言ってるの、アワト。」

理解できないと賛成できないといいたそうな顔のゾフィル。

「二人とも喧嘩はよくないです。」

ベルゼトが意見をする。

「そうよ、ゾフィル。話が進まないからアルブトに続きを聞きましょう。」

いつも眠そうなのに楽しそうに笑顔なモモがそう言う。

仕方なさそうに座り直すゾフィルとアワト。

それを見て話さないとかと姿勢を正すアルブトだが、なんの話をすればいいかわからない。

アルブトの考える仕草を見て問いただすゾフィル。

「制限があるけどどうしたら出れるのアルブト。」

「星の宝を見つければ外に出られるって聞いたかな。」

「星の宝ってなんなの。」

「聞いてないからわからないかな。」

アルブトに呆れ顔をするゾフィル。

「それじゃなにを探せばいいかわからないじゃないアルブト。」

「教えてくれなかったから仕方ないと思ってるからかな。」

聞きなさいとゾフィルはアルブトの言葉に思った。


カントレス星の制限である星の宝を集めないと星の外には出れないのだ。それはカントレス星がアケオメデス星から避難する避難所だったからだ。


・・・


アルブトは船にいる者達が安心していたり気にも留めていなかったり悲しんでいたり嬉しそうだったりして裏切られた。一瞬そう感じてイラついて机を叩き深呼吸をする。

気持ちを切り替えたアルブトは星の宝を探しに行くため船を降りようとするゾフィルを追いかけようとして降りたアルブトの前にまたルプランのアルブトがいた。

ルプランのアルブトになにか聞きだったがルプランのアルブトに話を聞くようにゾフィル達と一緒にいるアルブトが話を聞く。

ルプランのアルブトは星の外に行くには星の宝を集めないといけないと教える。

「星の宝がどこにあるか教えてくれないかな。」

ルプランのアルブトに船にゾフィル達と一緒にいるアルブトが聞く。

「どこにあるか自分にはわからないが他のアルブトの中に星の宝のありかを知る人物はいる。」

そう言うルプランのアルブトは星の宝を持つ人物を知っているがそのことは教えずに自分達のアジトへ帰っていく。

ゾフィルと一緒にいるアルブトはルプランのアルブトに聞いたカントレス星にいる他のアルブトの場所と言う言葉から地下に行くことに決める。

地下で倒れそうになる者もいるため船に待機する者と地下に行く者の二手に分かれる。

アワトとベルゼトが地下で倒れそうになるためメロドとついでにハネロトも船で待機する四人と地下に行くアルブトと他六人で別れる。

しかし、嫌な予感がするとネネがいいネネ以外にモモとコヨロトの三人は地下の入り口で待つ。


そのためカルトとビユワとゾフィルとアルブトの四人で地下に行く。

地下に入るとアルブトだらけで少しめまいしそうになりながらも下へ下っていくとスピラと名乗る猫獣人で顔がアルブトに似た者がやって来る。

「あなた達に相談があります。」

ゾフィルといるアルブトは星の宝が欲しいと言いたいがそれで渡してくれるとは思わなかったからそう言った。

「宝がほしいですか。」

スピラはゾフィルといるアルブトに聞く。アルブトは欲しいかなと思ったからその思いのまま答える。

「外に出たいからほしいかな。」

「そうか星の宝を持ってくるから待っていてほしい。」

ゾフィル達四人はスピラに頷きついて行く。

「一室にいてくれ。」

そうスピラに言われて一室で待つゾフィル達。

ネネの言っていた嫌な予感が当たったのかと思うがそんなわけがないと思うアルブト。


ゾフィル達が待つ一室に赤青黄の三石をトレーに入れて持ったスピラともう一人がやって来る。

「この地下のボス、ザムゴシドだぜ。」

スピラと一緒に来た千手観音のように大量の手がある人がこの地下のボスだったのかなとアルブトは思った。

ザムゴシドは彼を見ているとスピラから三つの石の入っているトレーを受け取り三石を一本の腕で手に取る。

赤と青と黄色の三色それぞれに光っていた三つの石が一つに重なり一色の黒石に変わる。

突然一つの黒石を持っているザムゴシドを見て不思議に思うゾフィル達にもっと不思議なことにカインとビウワの二人は一室から出て行こうとする。

一室を出ようとする姿を見てゾフィルが問う。

「カイン、ビユワどうしたっていうの。」

「穴掘りに行ってくる。」

「穴掘りたいからバイバイ。」

それだけ言うとカインとビユワの二人は一室を出て行ってしまう。

「ザムゴシドなにをしたのかな。」

「全員じゃなかったことは残念ではあるが帰ってもらうぜ。」

「どういうことかな。」

アルブトがザムゴシドに聞くと後ろにいたスピラも三石を持っていたが黒い石に変わっていた。それを確認するとゾフィルとアルブトは地下から地上に戻っていた。


突然地上に戻ったことに驚きと疑問に思うアルブト。

また、カインとビウワの二人が突然部屋を出たことも疑問に思うアルブト。

地下に戻ろうとするゾフィルだったが地下に行くことができなかった。地下に行くにもビユワが掘った穴が塞がっているためビウワがいないとから地下に行くのは厳しいのと思うゾフィル。

しかし、穴を掘ってカイルとビユワを助けようと頑張るゾフィル。

「カインとビユワはどこアルブト、ゾフィル。」

「この下にいるはずなのに穴がないからみんなも掘って。」

そう言うゾフィルに地上にいたモモとコヨロトとネネはカイルは疑問に思う。

「ゾフィル、ビユワがいないと無理かな。」

「アルブトの言う通り地下にはもういけない。」

諦めるアルブト達だったが、穴を一心不乱に掘るゾフィアを見てコヨロトは名付け親だから手伝おうべきと思う。

掘ることができず掘るが一ミリも掘れないから諦めるようにアルブトに言われるが諦めきれず掘り続ける。

そんなゾフィルをアルブトがゾフィルをひきづって船に連れ帰る。


船に残ったベルゼト達はカルトとビユワがいないことに疑問に思い問いただすが地下で穴を掘ってると返されてそうか。と納得されてしまいカルトとビユワはそう思われているのかとアルブトとゾフィルは思った。

アルブトはゾフィルに聞く。

「ゾフィルはあの三石に似た物持ってるかな。」

石が理由なのでは思ったアルブトはゾフィルに聞く。

「持ってないけどアルブトは持ってるの。」

「いや船のあれがそうじゃないかなと思ってて違うかな。」

「あれは違うと思う。」

そうか違うのかなと思うアルブト。

ビユワとカインの二人がいなくなったこととアルブトとゾフィルの二人が残った意味がわからない。

二人ずつ残った意味を知るためには情報が少ないと感じたアルブトは意味を探るためにカントレス星を探索することにするアルブト。


・・・


一方、地下で洞窟を掘るビユワとカインはザムゴシドの声が聞こえる。

それは穴を掘って石を集めようぜと言う声。

ビユワは石を集めろと言う声がうるさいから穴を掘って石を回収し続ける。回収量が目的の二十個取れた時には帰る様に言われて洞窟の一室にある箱に石を置くがまたザムゴシドに穴を掘れうるさいが穴を掘りたいから掘り進めて行くと地上に帰ってしまう。


うるさいザムゴシドの声が聞こえてくるけど下を見て地上に出た場所とは違う場所から穴を掘るため地上を歩くビユワ。そこで妖精のキーパンに出会う。

「パキパキ。」

ここでなにしてるのとキーパンは言うがビユワは何言ってるかわからなかった。

キーパンは赤石をナイフに変えてそこには黄色の石がはまっていてキーパンは青い石を持っている。

キーパンはビユワが持つ青石を盗みナイフに付ける。

三石の命令を削除して声聞こえる様になってとビユワに命令するキーパン。

「うるさい声が聞こえなくなったからありがとうパッパーキ。」

「パキパキ。」

「キーパンそうなの、穴掘ってていいのキーパン。」

「パキパキ。」

パキパキと言うが好きなことすればいいと聞こえるキーパンの言葉が翻訳されるビユワ。

ビユワはわかったと思いカルトのためにも戻ることにする。


キーパンは好きなことをするビユワに自由にすると穴掘りし続けて指示を聞かないで大変なだけだからザムゴシドの命令されてるままでもよかったと思うキーパンがビユワのことを考えながら歩いているとゾフィル達と一緒に歩くアルブトを見つけて外に出たいか聞く。

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