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世界は一度終わっている  作者: 小松ちゃん
第三章世界大戦 3節宇宙船
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第34話 記憶の欠片②アルブト決意ともう一人の真実


キメラや能力者にできる青く光る隕石や木がある村を見に行くアルブト。村に入ることができたのは本当に投資家のお陰だとアルブトは心の中で感謝する。

その木を大人が食べても能力を得ることはできない。


能力のある子供を大金を積んで研究することにするアルブトや投資家。能力を無くすためと嘘をつき研究をする。

竜巻を作る者や大雨や嵐を作ることができる能力者や木を育てる者や大きさを変えられる者や姿を変えられる者やどんな能力を持つ者か確認できる者や空間や時間を操れる者など様々な能力者がいる。


アルブトは作りたいものである環境適合能力者と敵の察知能力者と建築能力者が欲しいがそれはいなかった。

しかし、建築と察知を持つ能力者はいなくてもいいというのがアルブトの考えであるが適合能力者はぜひとも欲しかった。

しかし、調べた中でそのような適合能力者は存在しない。

そのため能力者の原理を探ろうとするアルブト。


そんなアルブトに新たな能力を持つ者が存在したことがわかった。

それは猫やネズミや鳥などの動物である。

動物にも特殊能力が分かり、どうやって能力を発しているのか調べるように研究者に命令するアルブト。


動物を調べると胸のあたりに石があったそれを取り出せないかと能力を持つ死んだ動物を解体して取り出そうとするが見つからない。また、誰かに移植できれば能力を引き継げると考えネズミを解体して石を取り出そうとするが調べたが胸にも見つからない。

能力を確認できる能力者が興味があるらしく解体した者を調べさせると彼にだけ石が見えたと言う。


アルブトは彼が見ている世界を見るためにその石をゴクンと食べる。

能力を確認できる能力者はアルブトの奇行に驚くが急な眠気に誘われ眠るアルブト。

目を覚めて腹が減って仕方がなくなんでも食べるアルブト。壁だろうが石だろうが食べるアルブト。それでネズミが持っていた特殊能力のどんな物を食べても死なない能力を得たアルブトは移植は可能だとわかった

投資家にもその研究結果を教えて、彼は永遠の命も夢じゃないと思い鳥肌が立つ。


・・・


「アルブトこれを食べてくれ。」

そう言って渡したのは処理はしたがしっかり内臓が入ったとらふぐとベニテングタケ入りのフグ鍋をアルブトに渡す投資家。

アルブトはそのまま食べ終えておしかったと言うと投資家が笑みを浮かべてそれは毒鍋だとアルブトに教えて中の汁を付けた肉を普通のネズミにあげると死んでしまった。

そうして投資家はアルブトが能力を持ったことを気づき投資家に命令されてアルブトは繁殖しやすいネズミを繁殖させて能力者にある石を集める。

ネズミから採取した一個の小石を箱の中に入れておくと石が大きくなり箱より大きくなり箱が破壊されて青く光っていた光が紫に光る。興味本位でアルブトがその紫に光った石を一匹のネズミに食べさせる。

ネズミは巨大化し人となり大きな耳を持った人と同じ顔のネズミ、それは知能を持っていて人と会話ができ研究を手伝う。

もちろんそのネズミ人には能力があり、木を育てる力や空気を切り裂く力や大きさを変えられる力や姿を変えられる力や永遠に復活する力の五つの能力を持っている。永遠に復活する力だけはアルブトには教えずそれ以外は教える。


そこで自分の作った木に切り裂ける力を使って切って、木を材料に人を冷凍保存し続けることができる棺桶を作る。作り方は冷蔵庫と変わらないが呼吸ができる様に穴が開いている。そこから呼吸や栄養を摂取できるからこれでいいんじゃないとネズミ人はいう。

アルブトは実験と称してネズミに管を通してそこに入れて置く。

「大丈夫か。」

アルブトがそういえばと思い出してネズミ人に聞く。

「なにがですかアルブトさん。」

そういう自分と同種のネズミがこんなことされてもなにも思わないことに同情するアルブト。


次の日、朝食を食べにこないネズミ人が心配で部屋に行くとネズミの周りに失血死するほどの血が流れているがネズミは生きている。

誰かの仕業だと思ったがすぐ近くにある木のナイフと右手にべったりと付いた血を見てこれで自分で刺したんだと理解したアルブト。

死んでるなと思いネズミの脈を調べると動いているためネズミ人が失神してるだけで生きていることがわかりアルブトは焦る。

投資家の目的は死なない体だと思うためそれを教えてしまってはもう終わってしまうと思ったからだ。

そう思っていた時、ネズミ人が起き上がった。


「死んだことは誰にも言わずに内緒しろよ、いいな。わかったら飯にするぞ。」

「わかった誰にも言わない。」

アルブトに言われてネズミ人は誰にも言わないからと言いたそうな顔をしたがアルブトは無視して部屋を後にする。


ネズミ人はその日は棺桶で眠っていた。中から出て来たネズミを見つけた投資家はなにも言わずに立ち去る。

ネズミが作ったその棺桶に能力のあるネズミから取り出した石をアルブトが入れるとパキッ!と割れる音がする。

箱を開けるとなにも変わっていなかったが箱の中は異様な真っ白な部屋に来たが怖くなって外に出て石を取り外してネズミ人にそのことを教える。


・・・


ネズミ人はそこで死のうとし続けた。

ネズミ人になってから一か月後、棺桶から出ると投資家が永遠の命を欲しがっていることを知り彼に石を渡すことにする。

また、投資家はネズミは死なない体なんじゃないかと言う噂を聞いた彼の部屋には致死量の血があったが彼は死んでいなかったからだ。アルブトを殺そうとして失敗したと言う噂もあった。


投資家にネズミ人は頼み込む。

「永遠の命がほしいから君の能力者の石をくれないか。」

ネズミは自身の体から無理やり石取り出す。

「これあげる。」

ネズミ人は人として生きることに疲れたからもうこの石いらないからと投資家に渡したのだ。

「なぜその石をくれるか意味がわからない。」

「ほしいならあげる。」

あげるとだけ言うネズミ人。


石を取り出して渡そうとするネズミと対面して戸惑う投資家を見つけてなにをしているんだと思うアルブト。

投資家がネズミ人からもらった紫の石を食べる。


彼は知らなかった永遠の命の引き換えに一秒が永遠に感じることを。彼はその苦しみに耐えられなかった。

ネズミ人を見て投資家は思った。

石を取り出したネズミ人が心配でかけよりアルブトは治療ができないため治療できる人を呼びに行く。


「笑えるな。」


それだけ言って投資家は自分の胸から石を取り出す。

アルブトはそれを聞き助けようと思った。


人を呼んで来たアルブトは投資家を助けることができた。

しかしネズミ人は助けられなかった。

ネズミ人が助けられなかったことを聞いた投資家。

「アルブト、なぜ助けた。」

「助けるべきだからだ。」

ネズミ人は助けられなかったけどあいつの望みは死ぬことだから仕方ないが投資家はいきたいと思ってる人だからどちらを助けるか明白だろうとアルブトは思った。


紫の石を持ち自分の部屋に置くアルブト。知能あるネズミ人は普通のネズミに戻っていたがネズミを埋葬することになった。


ネズミ人が死んだ次の日、ネズミを埋葬するため棺桶の中に石を大量に落とす中、涙を流す者もいた。

棺桶をしめようとした時、棺桶が青く光り輝き棺桶が爆発する。棺桶の扉が光りながら開くと幻想的な化物のドラゴンやオークやスライムなどが現れて研究者達を襲いに来る。

涙を流していた研究者も現実を見て悲鳴をあげ逃げる。


特殊能力のある者達に化物と戦うようにいうがドラゴンやオークやスライム達とは相手にならず数人やられてしまう。

能力者の抵抗も聞かず、アルブトと研究者達と能力者達は逃げる。

研究所から棺桶から出て来た空想の化物達を外に出さないことは不可能だった。化物は世界各地で暴れ出してしまう。

夢のアルブトや研究者達は隕石が落ちた村に建てた研究所の地下には化物達は向かわなかったために逃げる。

地下は木が作ったものでそれは隕石により青く光り光源となっている。


地下には来ないように厳重に警戒するできるように能力者達に頼んで壁を作った。

しかし、地下に攻め込まれ地下の木の根っこにゴブリンが触れると爆発する。

爆発の爆風により人々は燃やされて行く、それを食い止めようと特殊能力がある少年少女達に頼むが無理だった。

空間を歪ませたり瞬間移動したり空間に閉じ込めたりできると空間操作ができる子もいれば時間を操れる子もいる。

二人はなんとかすると言って爆発が広がらないようにしたが無理だった。

こうならないように研究もしないようにするして阻止することや箱に大量の石が落ちてそこから化物が出てくるのを阻止することや地下にいる木の根に化物が触れることを阻止することもできず爆発が起きてしまい不可能だった。

空間を操れる少年と時間を操れる少女の二人は歪んだ空間に飲み込まれて消えてしまう。

そんな中、能力者だと察知できる能力者に能力があると言われていたが無能力だった少女の前に隕石に影響を受けた木の実が落ちて来てそれに導かれて石の入った箱を見つける。それを持って爆風の前に行く少女。

彼女は爆風に飲み込まれそうになるのをアルブトが庇うが意味はなかった。

彼女は爆風の中に入って行き空想の化物のゴブリンが触れた木に付く木の実のようになっている青く光る石に触れる。


その時には星が爆発して消えていた。

チクと時計の音とパリンとなにかが割れる音が同時に鳴ると星があった場所に少女が復活する。

誰もいなくなり星もなくなった場所に復活してしまい泣く少女、彼女の手には木の実と石と箱を持っている。


泣く少女の所に歪んだ空間に飲み込まれたはずの二人が一人の少女を連れて帰って来た。

二人に連れて来られた少女は提案をする、それが生き残った少女が持つ木の実と石と箱を使っての星を復活して復興をする。


復活した星は自分達のいたアケオメデス星だと気いたアルブト。


それを知り一冊の本を思いだした題名はリミット。

人の周りに輪が浮かびあがって行く表紙がある本。

それは幾度と戦争し続ける本で最後には睨み合う二人の姿だった。

自分達ゾフィア帝国は彼らを楽しませるだけのパフォーマンスなんだと理解し怒りが沸き、アケオメデス星を破壊することに決めるアルブト。


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