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世界は一度終わっている  作者: 小松ちゃん
第三章世界大戦 3節宇宙船
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第32話 カントレス星とゾフィル達②欠片

アルブト達はビユウが掘ったカントレス星の地下に行くと全員同じ顔のアルブトしかいない。

同じ顔のアルブトしかいない現実離れした世界に眩暈を起こして立っていられなくなったベルゼトを船まで担いで行くモモ。


アワトもベルゼトと同じく理解の範疇を超えた世界すぎて眩暈と頭痛がしたり体調不良になったと思う、ゾフィル。

ゾフィルがビユワをまた地下を掘りたそうと見る。

カッカ離してー!とビユウが叫ぶがカッカとあだ名で呼ばれるカルトは余計なことするとゾフィルの俺が怒られるからと言って掴む。

カルトが抑えてくれて安心するゾフィル。

誰も船まで運ばれないアワトをゾフィルが船まで連れて行こうとするがわがままを言うアワト。

「アルブト様に連れて行ってもらいたい。」

「アワト、アルブトになんでもかんでも頼ってたら嫌われるからやめなさい。」

困った子供の様な顔をするアワト。

「アワト大丈夫か。」

「大丈夫だと思うアルブト、アワトを船に連れて行く。」

「わかった、よろしくゾフィル。」

船に戻ったゾフィル達、コヨロトはどこかへ行ってしまいもう見当たらない。


船内に戻るとベルゼトが船と話しているらしく、船の壁にある光る石10個の一つをアルブトに渡すように船に渡されるベル。

アワトとベルゼトは地下に戻るのは無理なためモモが看病のために残り、ゾフィルが地下に戻ることにした。

船に聞くためにメソドってワンクッションが必要だったはずなのにどうしたのか確認するゾフィル。

「興味があって教えてって頼んでみたら普通にわかった。メソドへの賄賂は水あめだよ。」

子供みたいな賄賂。


・・・


船から渡された光る石を持ってゾフィルが地下にいるアルブトの元へ向かう。

ゾフィルが地下に戻り、アルブトに光る石をもらうとアルブトは頭を抱え苦しみだした。

「アルブト大丈夫。」

「なんだこれは……。」

アルブトになにが起きたかゾフィルにはわからない。

アルブトにゾフィルがどうしたのか聞くと不思議な物を見たと言う。

アルブトは星が消滅する未来を悟り消滅を回避するため自分が人を集めて研究を始める。

その星はゾイフィア帝国があるアケオメデス星ではなく、機械や光り輝く岩があり未来の様な世界で全く別世界だとアルブトは語る。

アルブトの見た未来の星が消えると悟り人を集めたという話の意味がわからずアルブトもこの地下でおかしくなったのだろうとゾイフィルが思い船に連れて戻って行く。

カルトやビユワもアルブトと同じくおかしくなるかも知れないため船に戻る。

アルブトの元に行ったはずのゾフィルがすぐに帰って来たため不思議そうにどうかしたと聞くモモ。

ゾフィルがアルブトがおかしくなったと言うとアワトが反応する。

「本当ですかアルブト様、大丈夫ですか。」

「大丈夫だが、よくわからない物を見た。」

「どういうことですか。」

アルブトは聞いていなかった船内にいた者達にも説明するため話すがやはり頭がおかしくなっただけだと思われる。

そんな中アワトだけはアルブトの話を信じ船から光る石を取って来る。


アルブトの前に船の光る石の一つが懐中時計に変わる。

船内にいるゾフィル達は驚く中、アルブトが触れる。

アルブトに呼びかけるが反応がない。

「ゾフィル、アルブトどうしたんだ。」

「わからない。」

「なにかわからないのか。」

知るわけないからカルト、そんな風に思うならカルトがわかる方法考えてほしいくらい。

「アルブト様、大丈夫ですか。アルブト様。」

アワトが心配そうにアルブトをさすりながら言うが反応しない。

「カルトはビユウがかわいそうだから話してあげたら。」

「そうだったか、わかった。悪かったビユウ。」

「カッカの意地悪。洞窟掘って来る。」

「カルト、捕まえといて。念のため。」

わかったと言ってカルトはビユウを連れて部屋に連れて行く。

作ったと言って1mほどの箱を部屋に置いて二十cmのビデオを見ている箱を見るカルト。それは赤くビユウが映って見やすいとカルトが言ってたけどちょっと監視されてるビユウがかわいそう。

今頼んだけどそこまで頼んでないカルト。


・・・


懐中時計を触っていたアルブトが話せるようになるとまた不思議な未来の様な星の消滅を回避するための研究所内にある計画書が見えたと語る。

また未来の星の話を始めたアルブトにまたかと右から左に流すゾフィル。

アワトだけは話を聞いてこの星消えるのですかと言ってる。

やめてほしいアワト、アルブトが話してる場所とここは違うと思うから。

ゾフィルがそう思うのは船にベルゼトが聞いたと言っていたから。


「なんでまだこんなところにいるの、早くこんなこんなわけわからない場所にいないで違う場所行こうもうここに居続けるのもうやだ。」

「大丈夫、ベルゼト。」

ベルゼトが騒がしくなったけどモモが連れて行ってくれる。

「ベルゼトとアワトが変わってるのは知ってるからいいけどアルブトもそうなったんだからなんとかした方がいい。」

ありがとう、モモ。でもそういう捨て台詞はやめて。それとメロト時間あったんだから入りなさい。一分ぐらいで一mも入れないってなに。


メロトは船に戻って来てからクルクルと青い箱を回していた。

「それで遊ぶのをやめろメロト。」

そう言うアワトの声に聴く耳を持っていなかったがベルゼトの情けない声を聞き回すのをやめるとベルゼトとモモの後ろを追って行く。

しかし、モモが気づかず扉を閉めてしまいメロトは扉の中に入れず開けてと叩いてアピールする。それを見てアルブトが開けようとするのをカルトに頼んで止めさせてカルトに開けさせる。

カルトにゾフィルが頼んだのはアルブトがベルゼトの部屋にある卵を食べようとするためだ。


・・・


メロトが遊んでいた青い箱はクルクルと回り出し丸い箱に変わりながら回り続けて箱に変わると言った不思議な箱を面白いと思って触れるアルブト。

またフリーズして、未来の星を見ると化物が人を倒す姿を見たと語るアルブト。


ビユウが船内を穴掘ると光る砂がどんどん出てくるがアルブトが船の壁に見ている光る石の一つが消えてしまう。

「カッカ、なぜか光る砂が出て来て迷惑だからどうすればいい。」

「ビユウ、光る砂だけ持って外に来て。」

ビユウが掘っていた場所に戻るのを見届けてからカルトはゾフィルの元へ行く。

「ゾフィル、光る砂が出てビユウが不憫にしてるからどうにかしたいから方法教えて。」

あんなこと言って大丈夫カルトカッカって思ったけど考えなしなら最初に聞きにくればいいのに。本当、意地はる人多いこの船。


「やっぱり、別にいいけどカッカ。さっきビユウに言ってた探すっていうのは小さすぎて大変で無理。」

ビユウが1cmの光る砂持って来たから必死にがんばればできるかも知れないけど大変。船内にあるザルを使えば早いと思うしがんばろう。

それなのに自力で探して来てって、なに考えてるのかカルトカッカは。

「どうすればいいか考えてほしいゾフィル。」

「教えるけどビユウには謝って来て、カルトが言ってたこと以上に大変だけどビユウが光る砂を掘り出した時から砂全部集めて来て。もちろん、手伝うから。」

「そんな大変なことするのかゾフィル。」

「みんなも手伝うから大丈夫。」

そうは言っても数名参加しない。

「ふざけるな、なんで俺がゾフィルの一存で手伝うことになるんだ。俺はお前の言うことなんて聞かない。」

アワトは反抗的だけど外に出てまた眩暈したら大変だし、ベルゼトは船の外に出たくない。

モモはベルゼトの看病で無理。メロトは手伝わせたいけど歩くのが遅いから論外。

コヨロトはどこにいるかわからない。

カルトとビユウとゾフィルの三人でやるにしてもビユウの掘った砂全部運んで水で選別して光る砂だけを集めるの大変。

はぁアルブトさんは当たり前でネネは怖いから厳しい。

四人で頑張らないと無理かアワトが無理そうなら船だけでもやってもらおう。そう結論づけるゾフィル。

「アルブトは光る石の話見たい。」

「見たい。」

「見たいってことは手伝ってくれるってこと、手伝ってアルブト。」

「手伝わないとダメか。」

あなたも手伝ってくれないと見れないから。それと子供じゃないんだから見たいじゃない。

「手伝ってくれれば早く終わる。」

「わかった手伝うからなにすればいいゾフィル。」

アルブトが手伝ってくれる参段がついてよかった。これでアワトが手伝わない選択できなくなったから少しは手伝ってもらおう。

「アルブトが見たいから手伝うって言ってるけどアワトは手伝わないでいい。」

釈然としないアワトだった。

「わかった、手伝う。」

「冗談、ごめんアワト。外に出たらまた立てなくなるかもしれないから船内で休んでて。」

休んでてもらった方がいいのに何言ってるんだカルト。

「それこそ冗談だろゾフィル、俺も手伝う。」

アワトならそういう。ごめんアワト人手が足りないから手伝って。

「そうか、気分が悪くなったら言いなアワト。」

頷きわかったと言うアワト。ゾフィルはアワトを信じず砂を運ぶ。

光る砂だけを集めるため砂を水を使って行く。

それは地下にいるアルブト達がしていたことでもあったため既視感があり、少し眩暈がするカルト達だったが無限にも思える作業を続けて100個ほど砂を見つけて、少し休憩をはさみ100個の砂を炉に流して石を作るカルト。

カルトが作ったその石を見てアルブトは続きが気になりその石をカルトから盗み触れる。

地下へ未来の様な星の人々は逃げていく姿が見えたと語るアルブト。


それを聞いてここがその星なのだとアワトは思った。

「大丈夫なのか、ベルゼトが言ってたことは本当だった。早く逃げよう。」

「わかった。」

「なにのんきにしてんだゾフィル。」

「アワトが言った通りの結論にならないから。」

「どうしてだよゾフィル。」

「ここの未来の星なら今は関係ないから。」

ゾフィルのその一言でアルブト以外の全員が納得する。

終わった。と満足感に浸っているアルブト達。


ベルゼトは寝込んでおりそれをモモが看病しモモの精神ケアをメロトがしている。


アルブト達が土を運び終えてしばらく休息していると石がまた一つ消える。

アルブトがくまなく捜索すると木のハネロトに青い木の実が実っている。その木の実をアルブトが触れる。

空想的な化物が地下へ行き地下にある木に触れると爆発が起きる。のが見えたと語るアルブト。


疲れて一息ついたアルブト達、光る石の一つが中央から淵に向かって円が広がって行く模様が描かれているコインに変わっている。

アルブトがコインに触れる。

少年少女が現れて爆風を食い止め、一人の少女以外誰もいない星が見えたとアルブトは語る。


・・・


少し元気になったアワトとベルゼトの二人は仲良く水を飲んでいる。モモとメロトもいて雑談してる。

カイトとビユウは地下のアルブトに手伝えることはないか聞きに行っている。カイトがあの単純作業にはまったらしい。

コヨロトはどこにいるかわからない。ハネロトとネネは部屋にいる。


アルブトが光る石が変化するのを待っているとネネの部屋から出してと言う声が聞こえる。

光る石はネネの鍵に変わりそれをアルブトが触れる。

星に一人残った少女ではない三人がどこからかやって来て三人の内の一人が提案する姿を見たと語るアルブト。

それを見終わると光る石が青くて薄くて楕円形の鏡に変わり、それをアルブトが触れて見ると未来の星が復活する。

復活したその星を見てどこの星か理解したようなアルブトはなぜか怒りを露にしてアケオメデス星を攻め入ることに決める。


・・・


少し遡り、ベルゼトが船からもらった時ネネももらっておりその石は本に変わり、本を読めないベルゼトは船に読んでもらい本の内容を理解する。

アルブトがアケオメデス星を攻め込むことを決意した時、ネネもアルブトに了承したため、アルブトとネネは対談して星の意味を理解してアルブトの怒りがわかるネネと二人でアケオメデス星を攻め滅ぼそうと決意する。

縄で縛られているネネを決意を同じだったが少し怖かった、しかし勢いに任せて解放するアルブト。


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