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世界は一度終わっている  作者: 小松ちゃん
第三章世界大戦 2節戦争と崩壊
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第25話 アサルトの疑問


アサルトはカフィナにもらったマシドの薬の影響で洗脳されていたが、ロキシマニア連邦出身のため洗脳の影響が弱く疑問を感じた。


カフィナがロキシマニア連邦を制圧した意味がわからなかった。

アサルト自身は制圧する意味がないとアサルトは思った。

しかし、カフィナの目的を考えると致し方ないとも思う部分があるがタスキセレア海国の驚異がペルマム王国へと変わっただけだと薬が切れて来た時に気づいたアサルト。


アサルトはなぜカフィナがわざわざ制圧したのか探るためロキシマニア連邦へ向かう。


ロキシマニア連邦の故郷であるイケハヌスに行くとアサルトはなにをしてくれたんだと怒られた。

「ロキシマリア連邦のために行動したけど意味なかったならごめん」

アサルトは謝った。

アサルトがイケシハヌスを含めたロキシマリア連邦のためにしたことは知っていたがゾイフィア帝国の人物というレッテルもありイライラしていただけだった。


「アサルト、すまなかった。ゾイフィア帝国というレッテルだけで毛嫌いしていた。笑ってくれ。アサルト、ゾイフィア帝国はオヒノメトラに人を集めなにか企んでおる。お前に頼むのは違うかもしれないが頼めるか。」

イケシハヌスの村長でがそう言ってアサルトに頼む。

アサルトは笑って了承した。


「あやつは昔からなにを考えているかわからん。」

「それはじいちゃんもだろ、あいつとそっくりだぞ。」

そう言ったのはアサルトの友人のデル。じいちゃんよりわからないって言われたらアサルトがかわいそう。


「そうか、それでもあやつはわからん。」

「アサルトの方がわかるよ、故郷のためにがんばるんでしょ。」

アサルトも必死で頑張ってるから俺も含めた長達も頑張んないと、じいちゃんもういいだろ。引退してるんだから。

艦隊が不信だったからじいちゃんに頼んだけど。


「それはワシも変わらん。」

「企みがおじいちゃんもあるからでしょ。」

「企みではない、ただ期待しておるだけのことよ、アサルトにな。」

デルは自分にも、じいちゃんは変わってると思った。

デルはこの島で一番このじいちゃんのことがわかる人物だったため、会議に行ける長になったとも言えた。


「じいちゃんはアサルトにどんな期待してるの。」

「アサルトが平和をもたらしてくれることを期待しておる。お主もだろデル。」

「そう、アサルトを旅ださせたのも平和をもたらしてほしかったから。」

平和は平和でも毎日誰かと喧嘩してたアサルトがいなくなったら平和になるからってことでただ追い出しただけだけど。悪いことしたな、ごめんアサルト。


「思い出したか、アサルトの真実を。」

「アサルトは好戦的なのは思い出した。それをじいちゃんは期待してるの。」

「そうじゃあやつなら今の暗い世を明るくしてくれる英雄姫を目覚めさせてくれるかもしれん。」

それは期待しすぎ、じいちゃん。

英雄姫ってなにじいちゃん、知らない言葉が出てきた。


・・・


デルのじいちゃんの村長に聞いたオヒノメトラへと道案内を連れてやってきたアサルト。

道案内は着いた時点で持ち場に行ってしまった。


オヒノメトラはカフィナが重要視している場所だったため、アサルトは当たりを引いたのだ。


オヒノメトラに到着して、異様なことに気づいた。

それはオヒノメトラには10人ほどが住む村があるだけであったはずが30人以上の人がいたからだ。


アサルトの疑問は確信に変わった。

オヒノメトラの人達は植物を育てていた、それはシドと言うらしい。シドを育てる人以外にも洞窟で石を掘る人達がいた。


その不思議な光景に疑問を持ったアサルトは実態を探るために鉱山や植物を手伝うことにした。


「アサルト、全ておまえのせいだ。」

という声が聞こえた。その声を受け止めてたが、仕方ないと言う声も聞こえる。

アサルトが複雑な気持ちを抱えているとこの島で仲良くなった三島に話を聞く。

三島にここはある薬を作るためにあると聞いた。

それでアサルトは確信した、ここがミシドの薬の製造場所だ。


しかし、それは憶測で証拠がない。

なによりカフィナの作戦には裏がある。


そう考えたアサルトは証拠を探す。


鉱山を手伝っていると一人の男と出会った。

元々このオヒノメトラに住む人物である。


彼に薬のこととカフィナと仲良いと伝えるとあいつは嫌いだ笑顔が嘘くさい。

それを聞きアサルトは共感した。


その男がオトコだと聞き、男と会話する内にマシドの薬の正体を知った。


マシドの薬はオヒノメトラに伝わる罪人に罰を与える薬でそれが奴隷化と進化という化物になることだった。

そしてその奴隷を他国に売りさばいていたがある日事件が起こった。

それがマシドの薬を投与すると感情の高ぶりによって化物になるが支配できないというデメリットを含むもの達が現れた。


そこでもっと洗脳作用を強力にしようと作っていったがそれが使用されることはなかった。

なぜならこのオヒノメトラは危険視され他のロキシマニアにやられてもうマシドの薬を作ることを禁止した。


それからしばらく時が経ってウノーラ教の信者と名乗るもの達が現れた。


信者はマシドの薬を作るように共用したが誰も作ろうとはしなかった。信者の一人の女がマシドの薬の作り方が書いてある本を見つけ出しマシドの薬を作った。

それを使用して最強の不死身の軍を作るのがその女の野望だと回りが言っていたが今では空想でないことがわかるだろうな。と笑う男。


アサルトは女の名前が気になったその女がカフィナだった。


アサルトはそれを聞き自分は兵器となるために生かされていると思い恐怖し海へと身を投げようとしたが海の近くにいた三島に止められた。


アサルトはその異様な現実を伝えるためにゾイフィアに帰った。帰る前にシドを全て焼くのを忘れずに。


アサルトがゾイフィアに帰ってきてアルブトにカフィナがマシドの薬を作ってこの国を悪夢に染めようとしていると語る。


アルブトはアサルトの突然の告白に驚いた。

アルブトはカフィナがマシドの薬を作っているのはわかっているという。しかしその栽培場所がわからないとアルブトは言った。

アサルトはロキシマニアにあったが燃やしてきたと言う。

アルブトはそれを聞き他にもあると確信しそうかとだけ言った。

しかし、鉱石はロキシマニアでしか採ることはできなかった。


「アサルト、スエギの森を調べてきて欲しい。」

「はい、アルブト様。調べてきます。」

アサルトはアルブトに頼まれスエギへ向かう。


幹部の会議で欠席したアサルトをアルブトがアデニフェドレスに言ったと聞き他の幹部は大丈夫なのかと心配したがもういってしまったと言うアルブト。

そのどこか冷たいアルブトに違和感を覚えたがわざわざ探りをいれるほどではなかったため無視した幹部のもの達はそれよりもカフィナがいないことに驚きを隠せなかった。


アルブトはカフィナと対立したのだ。

スエギの森に来たアサルト。

スエギの森に一時間いるが迷子になってしまった。


そんなアサルトに声をかける人物がいた。

声をかけたのはミスティカのアサードという者。


アサルトはアサードにマシドの薬の実態を調べてると素直に言った。


「素直だね君、変なの。ついてきて。」

アサードはそう言ってアサルトの手を掴み森の中へ進む。


アサルトはアサードにこのまま人気のないところに連れていかれてヤバイことになるんじゃと思った。


アサードとスエギの森にやってきた。


スエギの森ではシドを栽培していた。

ここでも...…とアサルトは思った。


スエギの森でアサルトはアサードに連れていかれて会議室にやってきた。


会議室でアサードがここにいるのが誰だか説明した。

アデニフェドレス王国の人とミスティカ王国の三人とアサルトとアサードの8人が集まった。


ミスティカは二つの部隊に別れてその片方が彼らみたいだけどもう一方も村を見つけたけどどこだか誰もわからないそうと言うアサード。


誰だとアサードが聞かれた。

「アサルト。ロキシマニア出身のゾイフィア帝国の幹部だよ。」

「そうか。」

「さて、どこまで進んだかな。」

「まだ開発途中だ」


「開発途中か仕方ないけど、どうするか考えないと先に進まないから早くして。」

「わかってる。」


アサルトは開発途中とはどう言うことか気になった。


「アサルトは知らなかったか。今ゾイフィア帝国を滅ぼす計画を考え中、方法はマシドの薬に副作用を作る。それがイポメアルと言う花の密が毒になるように。マシドの薬に頻繁に接種してなかったら意味ないけど。」

「マシドの薬を大量に接種してる人は死ぬってこと。」

「そういうこと。」


アサルトは恐ろしい計画だなと思った。


アサードに気になる質問をするとアサルト。

「アサードってリアル。」

「そう、ロダラン荘興国の最強戦士の一人。」

「二人しかいないだろ。」

「うるさい。」


「なんでこんなとこにいるんだ」

「本当はもう片方と一緒にいないとなんだけどロダラン荘興国のローザ様に頼まれてここでゾイフィア帝国を滅ぼす計画を練ってる途中、アルブト様は賛成してる。国民がかわいそうだが仕方ない。我々はその未来しかないんだって諦めてた。」

アサルトはなにも言えなかった。


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