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世界は一度終わっている  作者: 小松ちゃん
第二章世界樹 9節暗き世界
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第139話 三つの鍵の石とサキ達

三つの鍵、石と魚と紙の鍵。

「そんな鍵でなにするです。」

「決まってるのーー、二人を生き返らせるのーー。」

それが本当に鍵ですか。

「それが本当だと思えないウノーラ。」

「教えてほしいのーー。」

教えてほしくないです。

「いらないです、嫌な予感がするです。」

「そうなのーーサキは察しがいいのーー。」

やっぱり建前だったです。殺そう思ってるですウノーラ。

アキリンもそうだったです。


「教えてほしいわ、教えてウノーラ。」

「サキがああ言ってるからダメなのーー。」

「わかったのウノーラ。」


「サキ興味ないの。どうやってよみがえるのか。」

「なに言ってるです、アン。そのために必要な物を探してるです。」

気になるならウノーラについて行けばいいんです。


「行くですウノーラ。」

「そうなのーー、行くのーー。」


探しに行くです。


「どうしてよ。どうして復活に軽いの、怖くないの。疑問に思わない。」


「疑問には思うです。でもです、これは仕方ないのです。」

「そう、ならよかった。疑問も不安もあるならよかったサキ。もう泣かなくていいよ。」

解放しますとか言わないでですアン。お願いするです。


「だからってなんとかしようとか考えてほしくないのーーアンーー。」

「それは聞けない。絶対聞かない。」

「アン、お願いです。復活まで待ってです。」

復活するです。


「わかりました、サキも納得してるみたいだから見なかったことにしてついて行く。ウノーラ案内よろしくね。」

「はいなのーー。二人共行くのーー。」

よかったです。このままアサナに会えないのは嫌です。

ここで復活しても終わるです。でもです、復旧するはずです。

「次行く場所は決まってるですか。」

「ミツマタ館で見つけたこの地図を頼りに行くのーー。」

「地図なんてあったですか、知らなかったです。」


行くです。


「その地図使ってどこ行くの、ウノーラ」

「まずはコウゾン塔に行くのーー、それとガンピショ神殿に行くのーー。」


コウゾン塔とガンポショ神殿に行って来たです。

そこは二つとも同じ黄石の元の紙だったです。

「白緑角紙しかなかったのーー。」

「それって黄石の元の紙のことウノーラ。」

「そうなのーー。」

新しいのなかったです。あと二つなのにです。


「なにしてるのです、ウノーラ真剣に探してです。」

「ごめんなのーー二人との旅が楽しくてうっかりなのーー。」


「そうですか。」

ウノーラの言う通り二人との三人旅楽しいです。


「あれです、地図増えてるです。」

「そうよ、なんで増えてるの。」


「当たり前じゃないのーー。これが必要だからなのーー。」

「それでつなぎ目があるです。」

「そうなのーーそうなのーー。」

ウノーラがつなげたです。でもです、足りなそうです。

「一か所ないです。」

中央がないです。

「そうね、一か所無いよウノーラ。何してるの。」

「空飛べないのーー。」

飛べたら奇跡です。

「飛べるわけないの。」


「うるさいうるさいのーー。」

「ウノーラが怒ったです。」

「そうね。」



「最初に見に行った樹海にあったはずの白青線石は洞穴か海の崖にあるって書いてあるのーー。」

地図に文字があるですけどわからないです。

「読めるですか、この文字すごいです。全くわからないです。」

「そうね、読めないよね。」

「それでそこ行くですウノーラ。」

「ちょっと待ってなのーー。もう一つの砂漠にあったはずの白赤目魚は山頂の池と井戸に砂漠にあるみたいなのーー。」

あと四か所も行くのですか、大変です。


「どんどん行くのーー。」

「次々行くです。」

前の二つも大変だったです。

草原で虫が多い場所にある塔は展望台があるはずの場所が本が置いてあったです。

でもです、虫が行くまでに多くてつらかったです。


それと雪原の神殿は寒かったです。

吹き曝しで寒くて地獄だったです。


「寒いのは嫌よ。」

「そうです、ガンピショ神殿は寒かったです。」

寒い所と熱い所本当に疲れるです。ウノーラ。


「ここでなにしてるのね。」

「次どこ行くのかウノーラに聞いてるです。」

「サキ、その人だれ。」

話しかけてきた人を見たです。

その人は人食い鬼の一人です。


「だれです。」

「シタキよ。」

わからないです。


「あです。」

また縛られたです。この人がそうだったです。

木の鞭で縛られたです。

木なのにやっぱり操れないです。


「あなたうるさかったのね。」

「そうですか。」


「止まるのです、シタキさん。」

「わかったね。」

止まったです。

「離してです、シタキさん。」

「わかったのね。」

「放っておいてもう行くです。アン、ウノーラ行くです。」

「そうなのーー、無視して行くのーー。」

「放置はかわいそうね、解放はしてあげてねサキ。」


「このまま死にたくはないね。あの洞穴で助けてあげたのね。助けてね。」

それは本当かもです。

「かわいそう、救済措置はあげてサキ。」

わかったです、動けないままはかわいそうです。

「わかったです。明日までそのままでいなさいです。明日までそこにいるです。」


「やだね、助けてね。」

「わかったのーー、サキちょっと待ってなのーー。」

なに言ってるですウノーラ。このシタキって人は人食い鬼です。

ヤバイ人です。

「なんでよ、ウノーラ。」

「そうです、なんで待つです。」


「聞きたいことがあるのーー。クアトルカがどこにあるか教えてほしいのーー。」

「あんたら人間が持ってるはずね。」

クアトルカってなんです。

「そうなのーー。」

「ねぇウノーラ、クアトルカってなんです。」

「それはあのこに聞くのーー。」

嫌がらせしてるですウノーラ。

聞くのはいいですけど他に追ってとかいないか心配です。


「クアトルカってなんなのかシタキ教えなさいです。」

人食い鬼に命令して聞くよりウノーラに教えてもらった方がいい気がするですけど、ウノーラに聞いたら嘘にも聞こえるからこれでいいです。


「クアトルカっていうのは箱のことね。」

「箱って箱ですか。」

「そうね、その箱から凶悪な怪物か奇跡のような武器や品物が出るのね。あんたらの探してる3つの石もそうね。」

「そうなの、それならそのクアトルカっていうのとってくれば万事解決じゃない。なんでそうしないのよウノーラ。」

そうです、ウノーラそれさえあればあっちの世界を終わらせなくても良くなるです。


「色々あるのーー。」

「制約があるからね、それに大惨事になる可能性もあるね。それでウノーラの姉さんはやめたんだろうね。」


クアトルカって言うのは凶悪な怪物か奇跡の品や武器をくれるけど制約があって大惨事にもなりえるそうです。

これを使って終末を無くすのは無理そうです。


「なるほどです。それでです。そのクアトルカは人間の誰が持ってるです。」

「それはあいつね。ユキヤが持ってると思うね。」

「それ本気で言ってるのーー。」

「言ってるね、ユキヤが持ってるね。」

ユキヤって聞いたことあるかもです。誰だったですウノーラ。


「あの人ここにいるのーー。」

ウノーラがものすごくため息はいたりして退屈そうです。

それほどユキヤって人嫌いなのですか、ウノーラは。


「ウノーラ、どんだけユキヤ嫌いなのよ。」

「嫌いとはすこし違うのーー。あいつの世話係だった時があるのーー、だけどその時散々なめにあったのーー。」

それは嫌ってるって言うと思うです。

それは嫌ってるわよ。


「そうなのね、それならあんたらならクアトルカもらえるかもね。いいわね、ずるいわね。」

ほしいみたいです、クアトルカ。


「それでもういい、ウノーラ。次の場所に行こうよ。」

そうです、ウノーラ。早く復活の3つの石を持ってくるです。

「ね、ウノーラさんね。あなたの目的はなにね。ここにその二人がいるのはなぜね。」

どうしてそんなこと聞くのです。

「あなたに教える価値はないのーー。」

「それもそうね。変なこと聞いてごめんなさいね。」

二人ピリピリしてるです。

アンも早く帰りたいからピリピリしてるです。


「色々大変だったから海に面した崖に行くのーー。」

なんで海です。

「わかったです。」

「いいけど、それより井戸の方が探しやすいと思うわウノーラ。」

アンの言う通りですウノーラ。そんな危険な所より井戸探しに行った方が楽です。


「そこには絶対にユキヤがいるのーー。」

ユキヤが井戸の場所にいるなら都合いいと思うです。


「ならいいじゃない、そこに行きましょうよウノーラ。」

そうです、ウノーラそこ行くです。


「無理なのーー。そこはクレア森林って言うのーー。クレア森林は樹木族が支配した他種族が入れない完全閉鎖の鎖国の土地なのーー。」

クレア森林には樹木族しか入れないのにどうしてユキヤは行ってるです。

「入れないなら仕方ない。」

気になるけどです、入れないならです、仕方ないです諦めるです。


「じゃあ海に行くのーー。」

「海行こう。」

「海に行くです。」

泳げないからあんまり海好きじゃないです。


・・・


アンとウノーラは海に着き目を輝かせていた。

サキは絶望感で消えてしまいそうだった。

「サキ、海だよ。」

「はい、わかってるです。」

「サキは海嫌いなのーー。」

嫌いです、泳げないから怖いです。

「そうなの、サキ。」

「海怖いです、毒持ってる生物がいたりするです。」

「それだけなのーー、サキ泳げないんじゃないのーー。」

ち、違うですウノーラ。

「泳げるです。溺れてるようにしかみえないって言われたけど泳げるです。」

「それは泳げないって言うのーー。」

「泳げないのね。」


サキはトボトボと歩いていき海に入っていった。

「ちょっとサキなにしてるの。」


「サキ、頭に血がのぼって海に入っていったのーー。」


「なに呑気に解説してるのね。助けに行くのね。」

「いいじゃないのーー、すこし様子を見るのーー。」

「ふざけないで、助けてくるです。」

「帰ってくるから放っておいて大丈夫なのーー。」


その時サキは海に足が着かないところに入って頑張って泳いでいた。

しかし、本当に犬かきみたいでギリギリ沈んでいない溺れてる人だった。


「それならサキが心配だから見守ってる。」

「それでもいいのーー。」


疲れて足が動かなくなったです。


「筋肉痛で動けなくなったみたいなのーー、アン助けてあげてなのーー。」

「わかりました。」

アンに沈んでいっていたのを助けてもらいましたです。


・・・


水をかけあったり、泳いだりしてウノーラとアンは遊んでいるです。

砂浜にあった白い椅子に横にされたです。

都合良くあって少し不思議です。


動けないです。良く見たら動けないように布で巻かれてるです。


「捕まえた。連れていきます。」

「帰りましょう、我らが故郷、シンに。」

「はい、隊長。」

また拉致されたです。


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