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世界は一度終わっている  作者: 小松ちゃん
第二章世界樹 7節木獣とマルテトフ
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第100話 テンギネトラ


テンギネトラにご褒美あげないと怒られるわよね。

何がいいのね。

スイーツあげるのでいいかもね。


そう思ってね、スイーツのカステラ買ったのね。


テンギネトラとパラレ達は楽しくトランプタワーを立てていた。


「楽しそうね、アキリン。」

アキリンがビックリしてナタレの名前を呼ぶ。

「ナタレ!」


その声にビックリしたテンギネトラがトランプタワーを崩した。

「ちょっとアキリン。なにするの。」

意外と落ち込んでないわね、テンギネトラちゃん。


「ごめんなさ~~い。ビックリしたの~~。ナタレに~~。」

「ナタレ様、楽しかったのになにするの。」

サキちゃんとは比較にならないほど怒ると怖いわね。

テンギネトラちゃん。サキちゃんはかわいいからそうなんだけどね。


「ごめんなさいね。バースを連れてきてくれたお礼をしてないと思ってね。カステラ持ってきたのね、食べてね。」

「ありがとう。ナタレ様。」

さっきまで殺気を放っていたのにね、こんな満面の笑顔でカステラを受けとるなんてね。才能よね。

真似できないね。

でもね、こういうところはサキちゃんと似てるのよね。


テンギネトラの嬉しそうな表情にアキリンが食べたくない~~。

アキリンに焚き付けられて今、美味しそうにカステラを食べるテンギネトラとアキリンとパラレの三人。


サカイルはそんな三人を眺めていた。

ナタレもではあるがナタレはサカイルも入れて4人を眺めたらすぐにバースの元へと戻った。


・・・


嵐がやってきてます。


バースに聞くです、嵐の隙間を見つけてそこを進むそうです。

そんなのでこの嵐を抜けられないと思ったけどなぜです。島にやってきてます。


島はロキシマリア連邦の一つであるアオテにやってきてます。

商団として島に必要そうなものを売っていきます。

服や島には無さそうな食べ物をです。また、医者を一人提供するのです。


ロキシマリア連邦にある次の島に行きます。

全部で島は9個ありその全てに行ったのです。


この後のこと考えないといけないです。


「タヒリキオさん、つまんないの。暴れていいんじゃないの。暴れたいの。」

こいつの戦闘狂さは流石です。別にいいけどです。

「テンギネトラ。それは、面白いけどダメです。」


「面白いならいいんじゃないの。やりないの、タヒリキオさん。」


そうなんだけど楽しそうなんだけどです。

あいつには会いたくないんです。


「楽しめるならいいだけど俺は楽しめなさそうなんです。一時間は楽しめそうではあるです。」

それに今回は偵察が任務です。本格的にはもう少し後の予定なんです。

サキさん達とです、ホエドとザムゴシトが会ったって話だからここを攻める必要がなくなりそうなんです。

テンギネトラのいう通り遊んでもいいけどです。


「それなら一時間だけでどうなの。タヒリキオさん。」


「それいいけどやるのです。」

二人でヤバい発想が決まってる。

これならただ命令されるだけの方がよかった。


「それでタヒリキオさん。バースってどうなったの。」


「バース、こいつは仲間だけど半分スパイです。」

「スパイってどういうことですかな、タヒリキオ様。」

簡単です居座らせるのです。


「もちろんここで外交官として生活してもらうのです。」


「鬼畜を発見しましたの。バースがかわいそうなの。」

今からここ地獄にするって話してるの。

そこに置いていくってかわいそうなの。


「ふざけないでくださいな、そんな。そんなー!」

十分叫んだ後、バタン!と倒れたバース。

「バースが失神したの、タヒリキオ。」


「冗談に決まってるけどどうせこの船の軍団を率いる人が必要なんです。」

ヤバいバースがいないとここがどこだかもわかんないです。


「そっかでもいいの。そんなことしたら反乱が起きるかもしれないの。」

反乱なんてことをするバカはお前意外いないですテンギネトラ。


「そうなったら好都合です。お前が全員殺せばいいってことです。」

「そうなの、それはいいかもしれないの。反乱、反乱。反乱起きてなの。」


反乱はあってほしくないです。

このまま行くとこいつが反乱しそうな気がします。

いや、これはテンギネトラとバースの二人に言えることだけどです。


商団として船を進ませて数日後に急いでナスターク帝国へとやってきたテンギネトラと共にやってきたです。


ホエドがあられもない姿で帰ってきたと聞いて急いでやって来たのです。


ヒリカを使えばロキシマリア連邦はすぐに堕とせると思うんです。


ヒリカとは固定散布型殲滅兵器のことなんです。

半径10キロを縄張りとする葉の羽を持つ蜂の名称でもあるんです。この蜂の主食は人間であり、一つの巣に三千匹の働き蜂がいるのです。


昔、ヒリカが大量発生してこの星の七割を食べ尽くしたほどです。


その時のヒリカは12の巣が一人をボスとする一つのコロニーとなっていたのです、そのボスは人間のヒリカというのです。

ボスがヒリカだから蜂の名前と兵器の名前も覚えやすくヒリカとたったそうです。


そんなヒリカを使えばロキシマリア連邦はすぐに堕とせます。

それは今後を考える両主の決定に反します。

ソクキナレなら無視してでもやるにきまってるんです。

そうやって考えると大変そうですあの二人。

でも、レイン様に対してのソクキナレの行動は理解できるからつらいです。

ナタレさんはどう思っているのか気になります。


「タヒリキオー。なに考えてるの、早くやりたいの。やりたいの、やりたいの!」


「反乱ということですか、テンギネトラ。」

「そうなの、みんな脅してタヒリキオとやりあえる状況にしたの。」

脅されて俺を取り囲んでテンギネトラと一対一の状況にされています。


テンギネトラ、空飛べるのにこんなこと挑むのは公平とは思えないのです。

不利だとは思ってもヤバくなったら近くにいるやつの体に乗り換えれば死にはしないから有利と不利はないかもしれないけどです。

とはいえ、飛ばれたらこちらの攻撃手段がないです。


バースがここにいないのも気になります。


とりあえず丸く納めたいところだけど、テンギネトラはそれをよしとはしない人です。


始めるぞとはじめの合図をテンギネトラに送って見ます。テンギネトラがニヤリと笑みを浮かべて俺を見つめてきてます。やらないといけない状況になったのです。


「テンギネトラ。」

ナスターク帝国の地下の自室で目が覚めましたです。


そうだった、ホエドがテンギネトラが心配でロキシマリア連邦からナスターク帝国に急いで帰ってきたんです。


ロキシマリア連邦には商団として一つの島に船が五・六隻残っています。その船にはバースも船員として残っているのです。売買しないといけないから大変そうです。


それも商団としてです。

商品売る筋を作るのもそうだけど島の人と友好してより商品を売りやすい環境を作るというのも一つの理由です。

それはあくまでも表向きです、本当は偵察のために居座っています。


我々も一緒にいた方がいいけどホエドの緊急事態ということもあって一隻だけテンギネトラと引き返した形であるのです。


そんな考え事をしているとホエドの部屋へとたどり着いてしまったのです。

ノックをして扉を開けようとするが扉が開きませんのです。


やっぱり、緊急事態ということで救護室に行ってみます。


救護室へとやってきたけどここにホエドがいる保証がないです。


しかし、扉の前にテンギネトラがいるから大丈夫だとは思います。


「タヒリキオ、なにしてたの。」

テンギネトラが睨んできます。


「寝てたに決まってるけどもう一日たったるのです。ホエドは大丈夫なのか、テンギネトラ。」

それに医者として島に置いてきたのも体の一部なんです。それを動かしながら医者として話も聞かなくてはならない、ホエドのことまで頭が回らんのです。


「タヒリキオみたいな薄情な人には教えないの。」

それはそれでいいけどです。

テンギネトラがなんでホエドのことここまで心配するのかわからないです。ミズキならそこまでするけどです。


ホエドの心配しているのかについて話していますとレイン様がやってきたのです。


「まだいたのね。どうしたのねテンギネトラ怒ってるのね。」


「それがね。」

ホエドが心配でここにいたと思うナタレさんが話し始めたらレイン様が遮ってテンギネトラに聞いてるのね。ナタレ。と真顔で言っています。

怖いです、今のはテンギネトラが話す時なのはわかるけどです。


テンギネトラがタヒリキオは薄情だとレイン様に説明したのです。


「そうですのね、自分の持ち場を離れてホエドのために帰ってくるなんて二人とも優しいのね。」


レイン様の言葉にそこにいたマルテトフの面々が賛同していたのです。


二人だけ面白くないと言った顔をしていたのです。


「レイン様、それは真実でありましょうか。」

「真実でありますのねソクキナレ。」

「わかりました、ありがとうございますレイン様。」

ヤバいやつにヤバいことがばれてしまっています。

それについてテンギネトラが気づいていないです。


テンギネトラはレイン様の言葉にホエドを心配してないでタヒリキオは寝てたの。といいたいがレイン様にも言えることだからいえないでいると思うのです。


まだホエド見てないから見せてほしいんです。

テンギネトラ。


「あのレイン様。ミズキってどこにいるのです。」


「今はパステル王国にいると思いますのね。もしくはあなた達と同じようにここに向かってきてるかもしれないのね。」


そうなんですか。なるほどです。

テンギネトラにはああ言ったがレイン様も心配だったようでテンギネトラに言ってホエドのもとまで案内してもらっているです。


レイン様と一緒にテンギネトラの後をついて行くのです。


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