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世界は一度終わっている  作者: 小松ちゃん
第二章世界樹 6節それぞれの旅路と幕開け、始まり
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第86話 クラノスと合流

クラノスはやっぱりD、Fクラス編のまとめの話


プニカに会うようにシルヴァスに言われたために下層部の奥深くへとやってきたクラノス。


そこは地獄だった。フラワームの影響だ。


フラワームは三勢力になっている。


一つが羽根付き。


二つ目が羽根付きの予備。


三が脱落者。


この三勢力の以外に一つ、プニカがいる洞窟とは違う洞窟にすんでいる。

好戦的で目に写った自分以外の見た目の物を餌としか見えない。フラワーワームがいる。


羽根つきは洞窟を出て色んな国の文化を学んでいた。

そして、その場所に危険が及ぶのかを調べていた。

洞窟内にいるのは羽根付きの予備軍を育てるために過ごしていた。

また、食料を調達するため外で働いているものもいる。


羽根つきの予備軍は主に二十歳未満のことである。

その内の一人であるアカネはある目的を聞いてしまう。


それは規格外を使い大木を占拠すること。




大木はこの星全体に影響を与えており守らなくてはいけなかった。

守人の代表格はムラサキという女性。


彼女こそムラサキ女王である。


彼女は奇跡の神業を持っておりどんなものでも姿を変えることができる。


しかし、星の姿を変えることはできない。


あくまでも全体像を見える範囲なのだ。

しかし、その場所にある大木は例外で姿を変えることができない。

それはその大木が一度手を加えてあったためと異例だからである。


大木は洞窟内を掌握しており大木はパキパキ族という枝の精が本体とも言える。


大木にもそろそろ限界、寿命が迫っていた。


そのために大木を占拠し、他の国に攻め込み世界を我が手にと企む人がいた。それがクリンである。

クリンは大木が存命の内に自分達の過ごしやすい場所、楽園を作りたいと思っていたのだ。

それをアカネに聞かれたのである。


そんな中、クラノスがプニカに会う最中にアカネがその話を聞いたのだ。


その前に第三勢力の脱落者に襲われ続けていたが……。


規格外とは羽根付きの前のサナギの段階から成長し、体が出来上がっても意識が戻ってこない者たちのことである。


彼らは羽根付きの言うことを聞くのだ。


そして、クラノスはアカネを追ってきた者に瀕死の重体にさせられた。


そんなことはなかった。

クラノスとアカネは逃げ出した。


アカネは世界から、クラノスはその場から。


その選択はその後、悪魔を作るきっかけとなった。

そして、クラノスはムラサキ女王とそれを認めない者達の戦いに巻き込まれるのだった。


世界から逃走したアカネは別人格により暴れたが大木の中で落ち着きムラサキ女王に会いプニカに会うこととなった。


また、その場から逃走したクラノスはパキパキ族に会い、パキパキ族が連れてきた不思議な場所で不思議な現象と物をもらって不思議なまま戻ってきた。夢の中のようなところであった。

その後クラノスは旅をしている姉に会った。姉は変わり者だった。


そして、規格外と接触した。

規格外との戦闘では規格外の攻撃力がすさまじかったが負けることのない相手であった。


しかし、その規格外はアカネの親友であり、アカネはムラサキが自身の後釜にしようとしている人物であるため規格外を殺してはならなくなったのだ。


クラノスの姉はクラノスに殺さないように言うとどこかへ行ってしまった。


その後ムラサキがやってきて規格外を凍らせた。

クラノスは訳がわからなかったがムラサキの後をついていくとプニカに会い、プニカの封印を解くことに成功した。



その後、旅をしている姉に再び会い、大木にやってきたクラノスであったが大木の中に入ると騒ぎ声が聞こえて心配して外に出て辺りを見渡すが誰もいなかった。


外に出たクラノスは恐怖した、後ろにいる大木が向ける視線に。

大木の視線に恐怖するクラノスに声が聞こえた。

そいつを倒せ。という声が。


洞窟の方へとクラノスは目をやるが誰かいる様子はなかった。


しかし、突然と巻物が勝手に動き目の前に現れた。

巻物は刀へと変わり、刀はコモン銃を使うように言われた。

しかし、クラノスはコモン銃など知らなかった。

クラノスは前世の記憶であるヘリヘスが重要だと思い、前世の記憶を思い出そうとするが全く思い出せなかった。

しかし、元巻物の刀はコモン銃を持ってきた。

コモン銃とは空間を越えられる。

そして、元巻物の刀は定着させる者だったのだ。


その二つはコモン銃を使い速度を出して剣を振るう。

そして、フュキが成功してしまった。


大木はパキパキと凍りついた。


するとまた声が聞こえた。

そいつを倒せ。


刀を見ると光を帯びているようであった。


刀が太陽の光を反射して光っていた。

刀はもう一度クラノスに声をかけるそいつを倒せと。


クラノスは迷ったが声に負けた。


クラノスは後ろを確認し左足を一歩下げた。

刀を両手に持ち自身の右側に地面に当たるように構えた。

膝を曲げ重心を下へと落とす。


迷いを殺すため深呼吸をするクラノス。


そして、左足を前に出したとき右斜めに足を向ける。

次に右足を踏み出しながら刀を腰ぐらいまであげて水平にしていく。


刀が水平になったとき右足がちょうど左足と並んだ。

後は左足を起点に体を反らし大木を斬るだけ。

大木へと刀が向かっていく。


大木へと刀が入っていこうとしたその時。

やめなさい、と声が聞こえた。そして、刀が弾かれた。


クラノスは驚き倒れそうになるのを左足で耐えて踏みとどまった。


刀が邪魔をするなとその声の主に言う。

しかし、クラノスには誰かいるようには見えなかった。大木にいって意味があるのかと疑問に思うクラノス。


そんな中、パキパキと声も聞こえた。

下を向くとパキパキ族がいた。

パキパキと声をかけられたからパキパキと返すクラノス。

おいお前大丈夫かと刀から声がするが無視しておいた。


クラノスは驚きのあまり声がでなかった。

なぜならパキパキが女性の姿へと変貌したのだ。

髪は茶髪で瞳も茶色。そして、体は女性らしい場所はほどよく付き出していた。

そして、顔つきは怒ってるのかと思うほどのつり目に鼻が高く唇がすっとしておりきれいな女性であった。



「邪魔をするなといわれましても、今この大木を倒されてお困りになられるのはあなたも同じことなのですよ。」


『ふざけたことぬかすな。大木を倒せば最強になれるんだ。力は俺だけのものだ誰にも渡さねぇぞ。』

と刀の声が聞こえた。

その声は今までの声とは違い焦っているような、怒っているような声であった。


「あなたもどこかでは気づいているはずです。大木の力は人間にしか扱えません。あなたには無理なのです。」


うるさい、そんなことはわかってる。でも……。


『うるさい、大木の力を使ってカムラを蘇らせる。邪魔をするな!』


哀れね、そんなところがよかったのかしら。

と女性は小言を言った。


刀は噛みついたがなにも言われず微笑まれた。


「そんな立派な理由がおわりでしたら、この大木を倒す術を教えていただけますか。」


そうしていただければ最低限の目標である大木を倒すということは達成できそうです。

さらにいえばクラノスさんとキーパンの契約を達成したいのですができるでしょうか。

それはカタナス次第といったところでしょう。


『それはな、斬りながら凍らせればいいだけだろ。』


・・・


そんなことだろうとは思いました。


それでは問題点があります。


「それで刀は折れませんか。」

刀、つまりあなたの耐久性は大丈夫ですかという問題点があります。


『・・・そんな……やわじゃねぇし大丈夫だし。』

「本当にー。」

と刀に直接話しかける女性。


『だ、大、丈夫に、決まってんだろ。』

と口笛を吹く刀。


「やっぱり厳しいでしょう。代替えした方があなたには利点が多いと思うのだけどあなたはどう思うのよ。」


『そうだな、そうすれば人間に力を渡さなくてすむしな。カムラを蘇らせられる。』


「はい、カタナス(刀)の了承をいただきました。クラノスさん、キーパンと契約してください。」


『「ん。」』

「なんでキーパンと契約する、なんて話になるんだい。」

『こいつの言う通りだ、それで俺の目的は達成できるのか。』


「さぁ、どうでしょうか。すべての力があなたに行くかはわかりません。そもそもの話ですが、大木が倒されてしまったとしても復旧のための力が大木へと向かいますよ。」


・・・


刀はなにも言わず巻物にも戻らず大木の前で地面に刺さったタナタス。


クラノスは女性についていく。

そして、キーパンこと真っ白の蛇尻尾に円がついておりそこには注射や温度計、日光量などの管理道具がついていた。


キーパンと契約したクラノスは大木の前にやってきた。


そんな中、ムラサキとアカネは人を集めていた。

大木が倒れるのが目前であったため争いが止んだのだ。


アカネたちは大木の前へとやってきた。

同じ頃、アサナとサキがこの大木がある場所にやってきた。


この大木のある場所から巣立つことを決めたムラサキ。


その意見に反発するものもいたが明日を夢見ることがほしくてもうやめると言う、無責任なムラサキを笑った。


しかし、その言葉によってその場にいた全員がムラサキに賛同した。


そんな中、二人組がナスターク帝国からやってきた。


しかし、二人はそそくさと去っていった。


そして、クラノスがキーパンと契約して大木へと戻ってきた。

刀がやっときたか待ちくたびれたぞと言った後大木を横一閃に斬った。


女性は光の粒子になり消えた。刀は巻物に戻った。


そして、クラノスはどうすればいいのかわからずただ倒れていく大木を呆然と眺めていた。


結果として大木の力を持ったのはクラノスだった。


ムラサキたちは大木が倒れていく様をまざまざと眺めていた。


しかし、一部が巻き込まれた。


この中にはアサナの姿もあった。


アサナは倒れてきた大木の枝葉に当たりそうになったサキをかばった結果、自分に当たり体に穴が空いた。

アサナは倒れた。


サキはアキリンの知らない知らないという言葉を繰り返す姿を見た後、アサナが倒れれた。


サキは目を疑ったがそれが真実であるとアサナの脈拍や息づかいがないのを見て痛感した。


しかし、手を叩く音がするとアサナはなにごともなかった。


アサナはサキが叫んでいる姿を見たが大丈夫ですわよ、サキ様、私が守りますわよ。

と前を向くとサキは自分の名前を呼び地面にさすったり耳を近付けたりと変なことをしていた。


そんなサキ様を呼び戻そうとするアサナ。

何発か頬を叩いた。


よかった生きてたですアサナ。と思いサキの唐突な質問をアサナにした。

アサナは少し嘘を言いながら正直に答えた。


そして、自分の言葉に笑うアサナ。

これでよかったのよね。と。


そして、サキはアサナへの思いを打ち明けた。


その言葉に照れ笑いをして答えるアサナ。


蜃気楼によるアサナの死の現象を受けいれたサキに嬉しくも思っていた。


洞窟は大木の倒木により出入り口がなくなった。


どうやってここからでるんだとクラノスは叫んだ。

やっとタナタスと女性がいなくなったことを理解し叫んだのだ。


これでよかったのかアカネはムラサキに聞く。

ムラサキは知れたことがあると言う。

それは見えないものが存在するということ。

そして、もうここにはこだわる必要はないと洞窟の脱出を試みる。


考えることが色々とあり大変そうである。




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