第65話 植物園合流① ナタレと合流そして食堂
そして、サキとアサナがは医務室へとやって来た。
「・・・ナタレちゃん。なんで医務室にいるのです。」
「サキさん知らなかったのですか。」
え、誰……です、でも知ってるはずです……。
化物に倒されて医務室にいったというのは覚えてるです。……まだ医務室にいるのはなぜです。
「サキ様の言う通りよナタレ。医務室にまだいる理由を教えなさいよ。」
「え!レバナ達に医務室で待ってた方がいいって聞いたからね。食堂にいった方いいって思ったけどね。」
「食事ですから……。」
「ナタレ、食事は人数が多い方が楽しくていいとおもいません。」
「ナタレ食事は多い方がいいぞ。二人だとなに盛られてるかわからないぞ。しかし、三人で待っているのも楽しそうだったか。ハッハッハッ。」
「そうね、レイジェスト。」
ちょっと仲良くなりたいタイプじゃないのよねレイジェスト。
「そうですか、わかったです。それでは、食堂に行くです。なにか食べたいです。話すのは食べ終わってからです。」
「なにを言っているのですか。サキさん。」
「そうだぜ、サキ。ここで、話そうぜ。」
「そうは思わないね。食堂の方がいいね。」
「ナタレちゃんとサキ様の言う通りよ。食堂で食事でもしながらの方がいいわよ。」しかし、その前に知らない人の紹介をしてほしい。
「アサナ、食べ終わってからがいいです。」
「サキ様もそう思うそうよ。わかったら、食堂に行くのよ。」
「そうね、食堂に行きましょうね。」
……食べ終わってから会議室か応接間で話したいです。
「わかった、食堂に行くとするか。」
「わかりました。食堂に行きます。」
「食堂に行きます。」
・・・
「食堂に着いたです。美味しそうな臭いがするです。はぁ、美味しそうです、なに食べようです。」
「そうね、美味しそうな甘い匂いね。」
それは違うと思います、サキさん、甘い匂いなんてしませんから。
「親子丼。3つ。」
「親子丼を食べるのですか。レイジェストさん。」
「なに、なにかおかしい。」
「親子丼が好きなんだなと思っただけです。」
もう、食事を頼んでいますレイジェストさん。しかも三人前……。一番行きたくなさそうだったのがレイジェストさんだと思ってました。
「そうか、なら作ってくれるってことかレバナ。」いや、頼んでください。
「なにをしているのあなた達。」
「親子丼を頼んでるところ、いいところだから邪魔するな緑。」
「……違う、レバナそれレバナが食べるの。」レイジェスト、レバナが可愛そうだから。
「レバナ!わかっているかい。」
「ヒッ!助けてください。レイジェストさんに持たされてるだけなんです。なぜお客様より先に頼んでいるのか聞きに来ただけなのに……。」
「レイジェスト。なにレバナ泣かしてるの。」
「おい、レバナなぜ泣いている。涙が入るだろ返せ。」
「酷い人がいるわよ。」「酷いね。レバナがかわいそうね。」
「酷い人がいるです。」
「サキ様、あの三人は他人と見ますよ。」
「そうね、あの三人のことは知らん顔ね。」
「聞いて聞いて……。」
「サキ様、レバナの所へいきますよ。」
「そうね、レバナかわいそうだからね。」
「わかったです。レバナ励ますです。」
「レバナ大丈夫。あんな人どうでもいいの。あんな優しさをどぶに捨てた人なんて放っておきましょう。」
「ごめんなさい緑さん。心配かけてしまって。」
「大丈夫、大丈夫。」母のように抱き締める緑。
「緑さん。」
「ミーちゃんでいいのに。」
「ミぃちゃん。」
「大丈夫みたいです。邪魔したらレバナが恥ずしそうです。」
「そうね、励ませそうにないね。」
「レバナの邪魔になるだけならなにか食べるわよ。」
「見ててもダメだと思うですか。」
「そうね、レバナ見てるだけでもいいものね。」
「それだと恥ずかしそうですよ。」
「見てたいです。見てたいです。」
「サキ様がそういうなら見てましょうよ。」
サキ様思い出して泣きそうでしたが微笑ましいのでみていますわよ。
レイジェストは一人親子丼を取りにレバナの横を通りすぎた。
「レイジェスト、待ちなさい。レバナ泣いてるの。わかる。」
「……悪かったなレバナ。つい……な……。」だから、食堂に来たくなかったんだけどな。
「ねぇ、アサナ。わたしが食堂に行くっていったからこうなったですか。」
「違いますよ。サキ様。優しさを自分の都合で考えた人がいたのが悪いのよ。」
「そうね、サキちゃんとレバナが悪い訳じゃないね。」
「大丈夫ですか、レバナ。なにか食べられるでうか。」
「はぃ、もぅ大丈夫ですサキさん。」
「そうですか、レバナさんはなに食べたいです。」
「サキさん、卵焼きの定食があるの、食べたいのいいかしら。」
「いいです!食べたいもの食べるです。レイジェストも!食べたいもの食べるです。」
「そう言っているサキ様はなに食べるかきまりましたか。」
「なに食べようね、オムライスにするなのね。」
「オムライス好きよねナタレ。」オムライスが好きなんですね。
「アサナはなに食べるですか。」
「……卵焼き定食のBsetがあるそうですよ、緑さんが頼んでいた卵焼きの定食の違うものにしますよ。そんなことはいいんですよ。サキ様はなにを食べるのよ。」
「……クレープ食べたいです。」
「「え。」」
「ハッハッハハハハ。クレープいいな。食べ終わったら食べるとするかな。」
ジトッっとレイジェストをみる食堂にいる全員。
その均衡を打ち破ったのは意外なレバナの笑い声であった。
「プッハハハハハハ。」
「なに言っているのよサキ様。クレープは後ででいいのよ。なにか食べましょうよ。」
「クレープでいいと思うけどね。サキちゃんはスパイシーなクレープ食べるのよね。」
「……よくわかったです。スパイシーなクレープを食べたいです。カレークレープ食べたいです。」
「意外な物食べるのねサキちゃん。」
「サキ様よろしいのですか。そんな、クレープで……。米か……米で食べませんか。」
「クレープでいいです。クレープカレーなんていうのがあるのですから。」
「美味しそう、クレープカレー買ってきますサキさん。」
「買ってくるからレバナがいかなくていいのよ。」
「いいえ、アサナさん。私もクレープ食べたいので自分の分を買うついでですからいいです。」
レバナ……レバレも以外と変わった趣味していたわよ。
「レバナ私もいっしょに行くです。」
「サキさんと一緒に行きます。」
「・・・」
「アサナちゃんどうするね。」
「全員食べてるのよね。でも、あの二人が帰ってくるまで待っているべきよ。」
「アサナさん。もう食べ終わってる人がいるけどそれでも食べちゃダメ。あの二人クレープ食べに行ったのに。」
「それもそうなのよね。皆食べるとしましょう。」
「そうね、食べようね。」
・・・
「サキさん、赤と黄と緑、肉と鶏ってありますけど何にしますか。」
「うーん、鶏にしようかな。バターチキンのカレークレープ。」
「普通の黄カレークレープにしよう。」
「黄色と鶏のカレークレープ一つずつください。」
「黄色のカレークレープの人。」
「はい、黄色。ありがとう、美味しいのでしょうか。」
「あれ、まだないです。」
「人気ないのではないから。」
「遅いからですか。」
「そうですよ。」「人気があるからじゃないです。」
「どうでしょう。」
「このカレークレープ屋さん。一番奥にあるです。」
「入り口にある看板があるのはほとんどこの露店の通りにあるものがほとんどになっています。」
「そうみたいです。」
10分後。
「バターチキンの人。」
「はい、どうもです。」
「人気ないと思います。」「人気ないです。」
「食べますサキさん。」
「皆食べてるですきっとです。」
「じゃあ食べましょう。いただきます。」
意外な味。甘さと辛いで微妙、もうひと味ほしい。
「そうですか、美味しいです。バターチキン。」
「さっぱりして辛いからいい塩梅ってことですか。いいな。」
「一口食べるですか。」
「食べたい。」
「はいどうぞです。」
本当に美味しい。
「ルーはさっぱりしてるけどチキンとクレープが合って美味しい。」
「レバナのも一口頂戴です。」
「はい、どうぞ。」
「……普通のカレーちょっと合わないです。」
「そう。」
「食べ終わったけどサキ様とレバナ戻ってきませんよ。」
「そうね、どうするのね。」
「待つに決まってますよ。」
「なんだ、サキは一緒に食べるんじゃなかったのか。」
お前が言うなと思う人が多い食堂内。
「暇ね。」
「暇になりましたわよ。どこかで休憩したいよ。」
「ここでいいじゃない。」
「ここで待とう。」
「アサナはどう思うね。」
「どこか行こうよ。」
「そうね、食堂じゃない所に行こうね。あの二人を驚かせるためにね。」
「お、いいなそれ案内する。」
あんたにはできれば案内してほしくないわよ。
「そうね、お願いするね。」レイジェストと一緒の方が嫌なのね。
サキちゃんとレバナ待ってた方がいいけどね。
「屋上に行かないか。」
「屋上に行きます。」
「そうね。」「屋上に行くわよ。」
・・・
「屋上にやって来たね。」
「それでどうするの。」
「風に当たりたかったから丁度いいな。」
「来たはいいが寒いな。風も強くて立ってるだけでも参りそうだぞ。」
「それはあんたが親子丼を三杯も食べたからじゃないのよ。」
「そうねレイジェスト。」
「それでですが、あなたはここで何をしるのですか。」
屋上にはナタレ達以外にもう一人、人がいた。
景色を眺めていた。
景色ね。
窮屈なのよねこの景色ね、なんでなのか気になるね。