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世界は一度終わっている  作者: 小松ちゃん
 第一章 サキ様 1節 ペルマム王国
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第1話

この星はアノメデス国々は戦争をしていたが、カントレスという星の船の周りに楕円形に広がるコロニーであり攻撃兵器であるエトラスが来たことにより、この星の国々は戦争をやめて戦わなければならず戦争をやれて、200キロメートルくらいあってその小型版でも20メートルの船がこの星アノメデスに攻撃してきた。この星の人々は小型版の船に乗っていた2500人により60億人の人々はその圧倒的な数の差をものともせずに攻撃してきた敵により全員が殺された。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


といったこの星のアノメデスがカントレスに崩壊される映像が水晶に現れ、占い師で預言者でもあり、神的存在のサキはこれは緊急事態だと思い、この国の者に「今すぐに戦争をやめて空にある船を落とすことができる物を作れ!」

と命令した。

それを聞いたクラノスというサキの側近の男は

「なにをおっしゃているのですかサキ様」

と言った。

するとサキはハッとした後、「すまないが今のは忘れてくれ」といって顔を伏せていった。

「い …いいえ、サ サキ様。サキ様のおっしゃる通り、この戦争をなくさなければならないと私も思います。しかし、サキ様 この戦争を止める方法があると思われますか?」

「難しいと私は思う。」

「サキ様、どう言う意味かわかりかねます。」

とクラノスは言った。


「難しいと言ったのは、来る可能性が高い敵がいるためであり、この後、会議を開き、どうにか対処すべきであり今すぐにでもこの戦争を止めさせなければならないということです。」

「しかし、サキ様。サキ様もお分かりになっていると思いますが、この後行われる会議は失敗すると私は思います。」

「確かにクラノスあなたの言うとおりこの会議は失敗すると思いますがそれは昨日までよ。」

とサキは意気込む。



「では、会議を始める」

と王であるメレシ・コラル・タパス15世は言った。

「ナタレ」

と呼ばれたのはのコラルの側近のナタレである。

「この会議はこの戦争を止めるということですね。この戦争はある場所にあった、ある文明、今ではラプオビと呼ばれる文明ですね。その覇権争いでの戦争ですね。その戦争をどのように止めるのかということですね。では、この会議の発案者であるサキ様の側近 アサナさんお願いしますね!」

すると、サキの隣にいた赤髪で目がキリッとした女性が一歩前に出た。

「サキ様はこの戦争を止める方法はラプオビにおりますアウル殿にお願いするということであります。」

「サキの考えはいつもと変わらぬようだな。」

と言ったのは貴族であるアキリアである。

「うむ。サキよ、それはここにいる皆もそれが最善の策だと分かっておる。それを知っているにもかかわらずそのようなことを言う御主でないとおもうのだが、その理由を聞きたい。」


すると、サキは『グッ!』と声を発し、怒っているような表情で王であるコラルを睨み付けた。


そんな二人の睨み合いは1分ほど続き、サキは諦めたかのように嘆息を漏し、アサナに耳打ちで話していた。

「サキ様はこの星にある者が攻めてくる可能性が高いと危惧しており、その者は近いうちに来るものだろうと思っております。」

「うむ。では対策を考えねばならんな。違う星の者が攻めてくるから、戦争も終わらせたほうがよいということか。どうなのだサキ。」

「はい。コラル王。サキ様は戦争を一刻も早く終わらせ、この星の各国が協力してその敵を倒さなければならないと思っています。」

その言葉を聞いた王は周りを見てこんなものかと思い、次のように言葉を発した。

「うむ。戦争を一刻も早く終わらるというのに賛成だ。よって戦争を終わらせるため、皆でラプオビにいるアウルに何をすればいいか、考えようではないか、何かいい案はあるか?」

「し しかし、王よ、ラプオビは素晴らしい場所であり、全てを掛けてでもあの場所は貰うべきです。この後、敵が来るのであるならばなおさらです。」

「ミネンのおっしゃている通りです。あの場所は他の勢力が占領すれば我ら王国は滅んでしまいます。」

「ミネンやイカルの言っていることも分かるがあの場所はそもそもアウル達、旧ラプオビの民たちが持つべき場所だ。」

と王が言うと「無駄であったか」と言うかのようにその言葉を聞くと半数の者はこの会議を退出していった。



8人ねぇー始めたときは30人はいたはずなのにねぇ~。まあ、部下たちもいれれば70人いたのが部下もいれて21人いるからそんなにだけどね、とナタレは思った。


「では、もう一度聞く。あの場所ラプオビにいるアウルにすべき事を何か案を出して貰いたい!!」


王がそう言ってから10分程の時間がたち、予想外にもクラノスがこの沈黙を破った。


「コラル王、私から一つ提案があるのですが言ってもよろしいでしょうか。」

「うむ。クラノスか珍しいな、クラノスの他にはー…いないな。それで、どのような案なのだ。」

「私の提案は簡単です。アウル様にこの国の名産である甘い果実カピノラを持っていくと言うのはどうでしょうか?」

「うむ。そうするとしよう。」

「コラル王、待ってほしい。私アキリアにも1つ案があります。案というのは優秀な者を送ると言うのはどうであろうか。」

「うむ。アキリアの案もいい案だな。」

「なにもしないというのでいいと思う。」

「いや、王が会いに行くのがいいと思う。」

「うむ。そうだな、どれがよいか迷うな。」

とコラル王が言った。

その後はそれ以外の者達は、これがいい、あれがいい、と集まった者達は部下たちもまじえて話し合っている。


話し合いが始まって17分くらいたったとき、コホンとナタレが咳払いをした。

「最後にコラル王様からお言葉をお願いしますね。」

「うむ。サキよ、お主の意見を最後に聞くとしよう。」

そういわれたサキの意見とはこうである。

「サキ様はこの戦争をしている敵国の事を考えるとただ使者を送るだけでもいいと思っております。」

「なぜそう思う?」

「何か持って行けば、アウル様にこの国の者はこの場所を占領しに来たと思われても仕方ないと思うとサキ様は思っております。」

「うむ。サキの意見ことアキリアの意見とクラノス意見を参考にし、カピノラにはサキに行ってもらおう。」

とサキが行くことが決まった。


「コラル王待ってほしい、なぜサキなのだこの私アキリアが行くのでもいいだろう。」

「サキはアウルに好かれているからな。」

「アサナとクラノスを連れて行ってよろしいのであれば行きましょう。また、護衛に何人か連れていくのがよろしいかとサキ様は思っております。」

とアサナがサキの代わりに言った。

「うむ。では、アサナとクラノスの二人とサカイルとパラレに行ってもらおう。」

「それでアキリアお前はなぜそのような顔をしている」

そういわれたアキリアは気に食わないと言った顔とともに悲しそうな顔をしていた。

「なぜサキなのです。私アキリアであってもいいでしょう。」

「またそれかアキリア、サキはアウルによくあっているなにせサキはアウルにラプオビを好きに調べてよいと言われているからな。」

「そ …そうです…か。 …いや…えっと、いや… その えっと そう…でしたな。」

「ラプオビは支配すべきです。」

「カミエル、その話は終わったはずだ。」

「しかし、王ラプオビは絶対手に入れたほうがよい場所のはずだ。」

「それについてはもう終わったことだ。サキもいることだしな。」


サキはラプオビを決して素晴らしい場所とは思っていなかった。


なぜなら、サキはラプオビの生まれたがある理由でこの国に来た。また、この国がどうなろうがしらないがこの国に来たのは母と信用していた者とともにこの国に逃げてきたからでもあり、あの場所に行きたくないのはそれが理由であった。


そんなことを考えているとアサナの声が聞こえた。

「サキ様、サキ様もう会議は終わりました。」

「はっ、アサナ いつ終わったのかしら。」

「二分ほど前に終わりました。サキ様、大丈夫てすか。」

「ええ、大丈夫よ。ちょっと昔のことを思い出していたの。」

「そうですか。はーーよかっ…て大丈夫じゃないじやないですか。」

「なにいってるのアサナ大丈夫よ。あなたとこの国に来たときのことを思い出していたの。」

「そうでしたか。でも …いやなんでもないです。」

と言っているがほっとして涙が出そうになる顔とまだ不安と心配でどうしたらいいのかわからないと言っているようだ。普段はクールな印象だがサキのこととなると心配性が過ぎると言うのがよく分かる。

と王であるコラルは思っていた。

ここにまだ王であるコラルがいるのはサキがアウルに会うことについて話がしたいからだ。

でも今はそれを言えるような状況でなはない。

次は奴がすっ飛んでくるだろうと思ったからだ。

すると、扉が開いた。

「あれもう会議は終わったと思ったのにね。でもなんでまだ5人もいるのかしらね。」

とナタレが紅茶のセットをワゴンでひきながら入ってきた。

「あっ ナタレちゃん聞いてよさっきサキ様がこの国に来たときのことを思い出していたのって言ったのよ心配だは。」

「大丈夫ですね。たまにその事だったら思い出しているみたいだから。でも、もしだけどアウルとの生活とかを思い出してたらやばいかもしれない。」

「うんそれが心配なんだよ。だってサキ様はその事になると私には私と会ったときか私とこの国に来たときのどちらかしか言わないから心配なんだよ。」

「それなら大丈夫ね。サキちゃんは本当に辛いときはあなたに頼るからね。違いましたっけサキちゃん。」

「えっと…確かにその通り…なんじゃない。」

「はい、サキ様どうぞ。」

「ありがとうアサナ。」

とアサナから紅茶をもらい一口飲んだ。

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