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旅人のメモ帳

花の蜜

作者: 狐囃子 星治

 「鳥さん鳥さん、どうか私を食べないで下さい」

 「私はベジタリアンだから虫は食べないよ」

 「では何を食べているのですか」

 「花の蜜だよ、これが美味いんだ」

 「そうなんですか、今の私は葉っぱしか食べられませんが将来は花の蜜を食べるようになる気がするんです。ぜひ美味しい花を教えて下さい」

 「別に構わないが、もし君も蜜を食べるようになったら私のために少しだけ残すようにしてくれると助かる」


 ある虫は美しい蝶となり花の蜜の美味しさを知った。

 そしてその羽で飛び回り様々な虫にその感動を伝えた。

 でも不思議な事に、蜜を食べるときは必ず少しだけ残すようにと付け加えていた。

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