004 彼女の憧れらしいですよ。
004 彼女の憧れらしいですよ。
ルーカスです。
前回、作者に妄想ぐせが激しいと言われて結構傷ついたルーカスです。
前回までのあらすじ:これはハーレムへの始まりか!!|(妄想)
***
「お友達になりましょう!」
「ふぇ!!?」
なんだ、この子は。
びっくりしました、本当に。
「あのね、私…。」
これは告白!!!
なんて大胆な!作者、あと二人こんなの出て来たらやっぱりハーレムになるぞ‼
「神の申し子君に憧れてたの!!」
「はい⁈」
その憧れとはどういう?
「えっと、どういう憧れでしょうか。」
聞いちゃった‼
「え?魔法すごい、とか私もそういう風になりたいって意味に決まってんじゃん。
他の意味って何かある?」
ですよね~~。σ(^_^;)
「それでさ、神の申し子君と友達になりたいんです。マジで。」
なんといいますか、東京の現代っ子の喋り方ですね。
まあ、友達は欲しかったですし。いいとしましょう。
「いいですよ。」
「マジですか?」
「ええ。本当です。」
本当と書いてマジと読みますからね。
「嬉しい‼はぁー、でも良かった~。
ずっと憧れてた神の申し子君がダサい筋肉付きの男の子だったらどうしようって思ってたけど、イケてる女の子だったから嬉しい~。」
え?僕、男です。
「あのぉ~僕は、男ですが?」
「え?こんな可愛いのに?うーん、神の申し子君男でも可愛いから許すです!!」
はぁ。てか、神の申し子君って......。
「僕の名前は神の申し子ではありませんよ。僕はルーカス=レイズ=ヴァーミリアンです。ルーカスと呼んでください。」
「じゃぁ、ルーカス君。
私の名前はクロエティス=ミード=ユーラネシアよ。クロエと呼んでね。」
「では、クロエさん。では、また今度。」
「じゃぁね。次は正式に生徒として。」
こうして僕の入学試験は終った。
僕の主役独占計画、友達ができました。
この子に主役の座はあげないぞ!!
入学試験は無事終了です。