003 試験会場で出会ったようですよ。
003 実技試験で出会ったようですよ。
ルーカスです。
サイゼリアに入ったらドリアとテリヤキチキンとドリンクバー以外頼んだ事が無いほど新しい味にチキンなルーカスです。
前回までのあらすじ:筆記試験でドヤぁぁ。
***
筆記試験と言えないほど筆記した気がしない僕ですが、
最後の問題は筆記した記憶が残っています。
さて、実技試験ですね。
実技試験は第二体育館で行われるようです。
体育館の数?
知りませんよ。この学院に来たの始めてですし。
どうでもいい事はさておき。
実技試験はリアム兄の言った通り、簡単な身体測定のようです。
80メリ(メートル)走のタイムを測ったり、剣の素振りをしてみせたり。
そして最後に魔力総量を測ってる。
魔力については後ほどじっくり語るとして、今はちょうど僕の走る番だからね。
「位置について、用意、ドン」
実技担当であろう教師が声を鳴らす。
楽、楽~~。
実は身体強化の魔法を使っていました。
実技試験だからありだよね。
タイムは1秒02。
あり得ない、って?
こういう世界だからね。仕方ないね。
次は剣の素振り。
他の生徒は剣を持ち上げるなりへばってしまう。
ただ一人、それはもう目を疑うような剣舞を見せるものがいた。
誰あろう、僕である。
最後に魔力総量をチェックされる。
ヘクアタール石という石は魔力の総量を色で表す事ができる貴重な石で、これを使いチェックする。
黒いヘクアタール石が明るけば、明るいほど多い事を示す。
魔力についてはさっきも言ったけど、後でじっくり話そうね。
とにかく、僕の魔力は.........、
光る白色!!
明るい‼
こりゃかなりの量だろうな。
先生たちもびっくりしてる。
僕の試験はこれにて終了。
.........、眩しい。
僕が後ろを振り向くと、長い青い髪の女の子の魔力総量を測っていたところだ。
僕と言い勝負 ......。
いや、それ以上に輝く白になった石は太陽の光より眩しい。
「髪の申し子君!!」
「ぼ、僕!!⁈」
睨まれた。一体、何を......。
「お友達になりましょう。」
「ふぇ!?」
主役独占計画、なんかすごい出会いをしました。
これからどうなることやら...。
はぁ‼これはハーレムへの始まりか!!
妄想ぐせが激しいルーカスです。