001 貴族の僕は偉いらしいですよ。
2話同時投票の二つ目です。まずは000転生は期待と共に、をお読みください。
001 貴族の僕は偉いらしいですよ。
念願が叶って転生しました。
名前はルーカスです。
個人的に気に入りました。
さて、転生した僕は、当たり前に天才児と呼ばれる事になりましたよ。
原因と言えば…そうですね。
齢2ヶ月で言葉を発し、ありとあらゆる書物を読み尽くし、大人顔負けの論文を初めて出したのが2歳の時。
熟練の成人でも10年掛かる魔法の習得を4歳の時にコンプリート。
父に教わりながら剣術を習い始め道場の首班を倒したのが6歳。
言い忘れていましたが、ここはファンタジーな世界らしいです。魔法が存在し、剣術も無数の系統があり、ドラゴンとか魔物も在籍している未知の世界です。
RPGですよ。
こんな世界に生まれて嬉しい極まりないです。
あ、今僕は7歳になりました。天才児、神童、神の申し子と様々なあだ名がついた僕は今じゃ超有名人です。ヒーロー街道まっしぐらです。
7歳になった僕は、母親似のせいか女の子にしか見えません。
ショタ…と言うより男の娘です。
嬉しくはありませんが。
そうそう、僕は来月からアリュトブラース魔法学院に通う事になりました。
学院には首席合格を狙っています。
アリュトブラース魔法学院は、超金持ち学院です。
言ってませんが、タイトルを見れば分かるように僕は貴族です。
ヴァーミリアン侯爵家の次男です。
長男のリアム兄は単純なおバカさんで顔は父さん似。
長女のエミリー姉は僕ほどではありませんが、天才と呼ばれた才女で母さん似。
次女のイザベラ姉はお転婆でやんちゃで母さん似。
三女のアリスは僕の次に生まれた妹で優しくて頭がいい。顔は父さん似。
そして5人目の兄弟は母さんのお腹の中です。
大家族ですが、家にはいつも母さんと僕とアリスの三人だけ。
父さんはお仕事。
成人済みのエミリー姉は旦那さんのユーラス男爵と暮らしている。
リアム兄とイザベラ姉はアリュトブラース学院の寮生徒なので帰ってくるのは稀。
かくあれ、僕も来月からお屋敷を出て行きます。
母さんとアリスが心配ではありますが、メイドと執事がたくさんいるので大丈夫でしょう。
まだ入学試験は受けていませんが、合格は確実ですね。
何せ一般より少しレベルが高いと言えど7歳児専用試験。
困る事はないです。
おバカなリアム兄も合格できましたしね。
楽でしょう、その程度。
だいぶ話がずれましたが、僕の家は世界三代貴族の一つで王族の次に権限があり、とても偉いです。
お屋敷もかなり大きいですし。
さてと、明日は入学試験です。
今日は早めに休むとしましょう。
主役独占計画、問題なく進み、かなりの権力を持ちました。
明日は試験で僕TUEEEEEをかましましょう。
まったり投票作品です。僕TUEEEEE全開でいきます。毎日18時投票します。