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どうしても

作者: 藤山さと
掲載日:2026/07/02


ここ最近 好きになった場所がある


そこは 山と山をつなぐための橋


市道の上に架かっている橋


その橋の両脇には


アカシアの木が生い茂っている


今は花は散ってしまい


葉っぱが生き生きとそこにいる



どうしてだろう


そこに行くと ちゃんと息ができるのは


どうしてだろう


そこに行くと 少し悲しくなるのは


どうしてだろう


そこに行くと 生きることに欲が出るのは



その景色を目に映しただけで


その場所で風を感じただけで


その場所が愛しく思えてしまう


そしてまた


生きてこの感動を味わいたいと思ってしまう



やっぱりわたしは 自然に生かされている


どうしても また戻ってきてしまうんだな


この世界から消えてなくなりたいと思っても


どうしても 戻ってしまうんだ


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― 新着の感想 ―
山と山を結ぶ橋と、葉を茂らせたアカシア、そこを通り抜ける風の描写がとても心地よかったです。消えてしまいたい気持ちを抱えていても、その場所に立つと息ができ、もう一度この感動を味わいたいと思える。自然に生…
山と山、つなぐ橋、そこにあるアカシア。その風景にこみ上げてくる様々な想いが、心を豊かに彩ってくれるような言の葉ですね。 何も語らない自然の中に佇むことで、たくさんのことを感じる瞬間がありますよね。ア…
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