はじめに
【参考文献一覧】
「グノーシスの神話」 大貫隆訳・著 講談社
「グノーシス 古代キリスト教の〈異端思想〉」 筒井賢治著 講談社
「ナグ・ハマディ写本 初期キリスト教の正統と異端」 エレーヌ・ベイゲルス著 白水社
「新約聖書外典 ナグ・ハマディ文書抄」 荒井献ほか編・訳 岩波書店
「トマスによる福音書」 荒井献著 講談社
「原典 ユダの福音書」 ロドルフ・カッセルら編・著 日経ナショナルジオグラフィック社
「ユダの福音書を追え」 ハーバート・クロスニ―著 日経ナショナルジオグラフィック社
「死海写本」 土岐健治著 講談社
「死海文書の封印を解く」 ベン・ソロモン著 河出書房新社
「旧約聖書外典 上下」 関根正雄編 講談社
「新約聖書外典」 荒井献編 講談社
「旧約聖書 創世記」 関根正雄訳 岩波書店
「新共同訳 聖書」 日本聖書協会
「新約聖書」 国際ギデオン協会
「ローマ法王の権力と戦い」 小坂井澄著 講談社
「抄訳版 アメリカの鏡・日本」 ヘレン・ミアーズ著 角川書店
「遠野物語」 柳田国男著 新潮社
「新版 遠野物語 付・遠野物語拾遺」 柳田国男著 角川書店
「チベットの死者の書<バルドソドル>」 おおえまさのり訳
「Foreign Relations of the United States, 1964-1968, Volume XXIX, Part 2, Japan」 アメリカ合衆国外交文書
「C.I.A. Spent Millions to Support Japanese Right in 50's and 60's」 ティム・ワイナー著 ニューヨークタイムズ
「ローマ法王の権力と戦い」 小坂井澄著 講談社
「1945年ルーズベルト呪詛説に関する一考察」 増子保志著 日本国際情報学会誌4巻1号
※ 本作品ではグノーシス神話、日本の歴史が改竄された背景などを扱っております。それらについては、拙書『D・M ~古き穴はランプで』に詳しい情報が記載されておりますので、興味のある方はそちらをお読みください。
【登場人物一覧 (ネタバレあり)】
結城真志: 主人公。『一者』や『私』に繋がる存在だが、普段は制限が掛けられており、記憶も断片的。時々時間が巻戻るため、胎児から老人まで全年齢で登場。
『私』: 主人公の根源。高次の存在。一者に繋がる。
『一者』: 『私』が繋がる存在。世界の根源。天之御中主神に相当。
橘由美: 主人公と出会い、妻になる。
美也子/ミヤ: 主人公の娘であったり孫であったり、時には幼児にもなる。主人公を探して時空を渡り歩く。第二の主人公。
トラ: 保護活動で捕獲され、避妊手術をされそうになる。のちに主人公の眷属になる。
守屋耕造: 物部氏の末裔。別のレイヤーからこの世界に紛れ込んだ存在。主人公がその能力を得られるよう指導する。
武藤京子: 中堅商社課長。虫に寄生され、守屋に助けられる。
小池恵子: ある時空で主人公と愛し合っていたが癌で死亡。時間を巻戻し、他人となったことで違う人生を送る。
井沢: 小池恵子の友人。主人公に恵子の死を告げた。
内山課長: 主人公の元職場の上司。主人公の成果を奪い、都合の良い部下に下げ渡していた。
権藤: 元同僚。主人公に同情的。
吉田: 内山課長の小間使い。主人公の成果を奪って昇進する。
山岸・大橋・木内: 新人研修が一緒だった元同僚。
工藤: 元同僚。〇国企業に転職して酷い目にあっている。
長谷川・井田: 戸隠で会った警視庁の刑事。怪異専門。
米山: 長谷川・井田の上司? 化け物になる。
田中良枝: 地域猫保護活動関係者。
井田千賀子: 地域猫保護活動関係者。
田中修二: 良枝の息子。去勢手術中の猫と同化して死亡。
松浦: 獣医。猫の避妊/去勢手術を担当。
砂川: マンションのボス的存在。松浦と不倫中。
河合: 地域猫保護活動関係者。
吉川: 京子の同僚。蛇系の何かにとり憑かれる。蛇女になる。
ヤルダバオート: 旧約聖書の神。妬む神(出エジプト記20)。蛇とライオンの外貌を持つ。ほかの神々が見えないほど低級で、驕りから唯一神を名乗る。
ソフィア: 知恵の女神。ヤルダバオートを伴侶なしで生んだ。のちに、与えた光をヤルダバオートから取り返そうとする。
ヤウェ: キリスト教の神ヤハウェ。不義の者。熊の顔をしている。
エローイム: ヤウェの兄弟神。義の者。猫の顔をしている。
《注記》 神々に関する設定は、文献通りのもので改変しておりません。