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姉、悩み考える。


クラスメイトから聞いた話が頭の中に残り

授業を受けていても、気を抜けば意識を

持っていかれそうになり、何度も小さく

深呼吸をし気持ちを整えるが、


話に出てきた鷹色の髪と瞳はディランの

特徴の1つ。


我が家はお父様の代まで公爵だけど、

ディランの代で侯爵へと爵位が変わる。


今を見れば公爵だから高位貴族に入っている。


何より、街に行った際に聞いたアノ言葉。


女子生徒がディランの好みなのかしら?


お母様やお祖母様との違いを沢山見つけてしまい

心の中で頭を抱えつつ、授業を聞き黒板を書き

移してゆく。


ディランと大切に愛情を持って接し、寄り添って

くれる人ならば、


でも沢山の話を聞く限りでは、とてもかけ離れ

ている様に思いつつ、


実際にあった事も話した事もない女子生徒さん

だもの。話とは違うかもしれない。


必死に自分を言い聞かせるも、


すぐさま、


火の無い所には煙はたたないし、廊下ですれ違う度

良く思っていない感情の視線は向けられている。


ボーイックと友人関係だからと思っていたけど、


もしかしで、ディランの姉だから?


意識をして黙っている分けではないけれどなんと無く

話題に出していない事を、皆、察している所もあり、

クラスメイトは黙認してくれている。


それに甘えているのも確かで。


良いクラスメイトに出会えたなぁ。


嬉しく思いつつも巡り合いに感謝しつつも、

やっぱり考えてしまうのはディランと女子生徒の

事で、


授業の時間になるとは考え込んでしまい、

答えが出ない堂々回りに、


現場を見た分ければないもの。

明日の休み時間に見にいってから判断しよう。


考えに区切りをつけ。


その日の授業と淑女教育を終え、フレディの待つ

馬車へとルイと共に向かった。


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