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姉、1年生最後の日


何故かぼんやりとしてしまい、ディランに

フレディとルイにアメリアとマルチダに

迷惑をかけてしまったけれど


次の日は何事もなく1日過ごせ、皆が安堵の

表情ををさせてしまい、申し訳なく思いつつも

心配かけない様に、何かあればすぐに言う様に

心がけ日々を過ごし、


一段と賑やでどこか浮き足立っている教室に

ルイと共に足を踏み入れると、


「エスメさん。おはよう」


クラスメイトが朝の挨拶をくれたので


「おはよう」


同じ様にルイと一緒に挨拶を返し、自分の席へ

歩いてゆくと


「エスメさん。おはようございます」


マリーからの朝の挨拶に


「おはよう、マリー」


ルイと一緒に挨拶を返し、荷物を机の上に置けば

それが合図で他愛の無い話が始まった。


ぼんやりとしてしまったあの日、マリーは

その前夜から始まったダンスの練習で足を

軽く捻ってしまい、大事をとって学園を休んでから

時々お城に行きダンスの練習をしているらしく、


「とても大変で、足の動きに気を取られると

顔が上に向けないんです」


眉を下げ気落ちしたマリーの言葉に、


「初めは誰もがそうよ。覚えるまで何度も何度も

踊るのが良いと思うわ」


数曲の違う音に合わせステップを覚えるのは、

踊り続けるのが最短の近道だとお祖母様が話していた

そのままをマリーに伝えると、


「そうですよね。頑張ります」


元気に笑い返事を返してくれたの思い出しつつ、

ルイと楽しそうに話すマリーを見ていると、視界に

ボーイックの姿が入り、


「おはよう、ボーイック」


先に挨拶をすると


「おはよう、エスメさん」


人好きのする微笑みと共に挨拶を貰い、続き

マリーも挨拶を交わし合いボーイックも交え話に

花を咲かせるも、教授が来る時間が迫り各自の席に

戻り授業の用意を整えた。


授業をこなしてゆくと浮き足立っ空気は強くなり

最後の授業を終え、担任の教授の


2ヶ月の休み後には進級をするので初日に登校し

教室を間違えない様に。


そう締め括られ、1年生の授業は全て終了をした。


楽しそうに笑い教室を出ていクラスメイトを見ながら

マリーとルイとボーイックに別れの挨拶と共に、

新学期に会う約束をし別れアメリアの待つ教室に向った。


1年近く通った部屋も2ヶ月も来ないとなると

不思議な気持ちになるけれど、毎日アメリアが教え

マリーが吸収し身につけていくのを見る日々は

楽しくもあり驚きもあってとても楽しかった。


互いの立場上、線は引きつつも気安い仲になる

2人を眺めるのも楽しくかったと思い出に浸っていると

知らない間に


「では、お願いしますね」


アメリアの言葉に頷き、制服のスカートを指先で

少しだけ掴み上げルイに向かって礼をしたのち、

差し出された手に自分の手を乗せれば、それを合図に

腰に手を添えられ、


ワルツを踊り踊り出した。


音楽がないので、足の動きで次の動作を察し

踊ってゆくのはとても楽しく、


ルイのリードに身を任せ踊り終わると、

終わってしまった事が残念だと思える程でもあり


「流石ですわ」


アメリアから褒めて貰い、


「とても楽しそうで見ていて楽しかったです」


マリーからの嬉しい感想も貰え、ルイと共に

領以来のワルツではあったものの、踊れた事に

ほっと合い、


「私も、エスメさんの様に楽しく踊れる様に

たくさん練習します」


マリーのやる気も引き出せた様で、

その日の淑女教室は終わり、フレディの待つ

馬車まで戻り、


「ルイ、また後日ね」


ディラン一緒にルイと別れ屋敷に戻り


1年の学園生活が終わった。


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