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姉、問題解決を見守る


香水の件もひと段落し身に纏う時の適量が

広まってきたのもあるが、何より匂いを注意する為だけに

アメリアは今年1番の出来の良い茶葉を取りよせ

貴族のみが使用できるテラスにてご友人の淑女達と

簡易的なお茶会を開いた。


次期社交界のトップが開くお茶会に招待を受けていない

淑女達は話が聞こえる位置にてお茶会と称し集まり、

話に耳を傾け、動向を見守っていた。


その沢山の会話の中で


「最近、良い香水を見つけましたの」


流行りである香水の話題を出し、


「この様に香り高く品の良い香りがあれば身に纏いたいと

思っておりますわ」


淑女の微笑みと共に紅茶を淹れたカップに視線を落としが

小さなため息を落とし


「ですが、様々な香りが強すぎれば素敵な香りが混ざり

分からなくなりますでしょう?」


視線を上げ同席している友人が同意するように微笑むのを

確認した後


「それに、我が家自慢の紅茶の香りが分からなくなっては

お相手を思ってお出しするお茶会のマナーにも反している様で

気が引けますの」


少し困った様に眉を下げ申し訳なさそうに微笑むアメリアに

同席の親友は深く頷き


「この様に香り高く美味しい紅茶を半減させる様な行動は

考え様ですわね」


「多数の香りも混ざれば強くなり良さが消えてしまいますもの

公共の施設などお相手の事を考え行動しなければなりませんわね」


「ええ、こうも強く混ざり合った匂いがするとお薦めを

いただいてもどの匂いか判断ができかねず、お返事に

困っておりますの」


様々な意見が出てあらあらまあまぁと言い、最後は


「折角良い香りですのに相手に伝わらないのは

勿体無く魅力が半減ですわ」


で締め括り違う話題に移ったのだと、クラスメイトからの

話に


どこにでも情報が早い人がいるものね。


と心の中で思いつつも、強く混ざり合っていた匂いに

悩まされていたので皆は安堵の息をこぼし、


「これで少し治るね」


「さすがアメリア様だわ」


「相手を気遣い傷つかない様に注意する。流石よね」


近い未来、アメリアの元で仕事をする省で働く為に

学園に来ている子達は憧れと尊敬が混ざった声で称賛し

て行き、


「そんな大袈裟事はしておりませんわ。

当たり前の事をしたまででしてよ」


当人であるアメリアに淑女マナー終了後のお茶会で

話題にすれば、どこか嬉しそうにしながらも淑女としての

微笑みと態度は変えず、


「それに、ルイの助言あっての事。わたくしの知恵だけでは

ありませんもの」


いつも用意されるスコーンや焼き菓子ではなく、

ローストビーフが挟まれているサンドイッチなのは、

ルイへの言葉にできない感謝らしく、自分達より

肉厚のサンドイッチを黙々と食べているルイは

大した事をしていないと言わんばかりに食べ続けており、


その日の帰りにディランから殿下とアメリアからルイの

お褒めの言葉をいただいたと伝えられ喜んだのも束の間、


どこからか話が漏れたようで、ルイ宛にお茶会へ誘う

招待状が我が家に届き、お母様主導の元、断りの手紙を

送り続けルイ自身に秋波を送る貴族女性が増えたが、


暫くして、


ルイには領に思い人がおり、一途に思っている事

その人物もルイの事を思っている事。

その人物は紙刺繍工房を取り仕切っている才女である事


この話が密かに学園中に広まり表面上は落ち着きを

取り戻し、


クラスメイトはルイを気にしつつも揶揄う様な事はぜず

ただの情報として処理をされ流れていき、


平穏な学園の時間へと戻っていった。



第455話


広範囲で雪予報を聞きました。皆様の地域はいかがですか?


ブッマークや評価、いいねボタンをいただき誠にありがとうございます。


ネタバレを含みますが短編に本編終盤の弟ディランの心境と日々を書いております。

お時間ありましたらお読みください。

https://ncode.syosetu.com/n4082hc/


フッと思い付き新しい話も書きました。お手隙の時間ありましたらお読みいただけると嬉しいです。


お兄様、隣に居る令嬢は誰です?婚約者のお義姉様はどうなさったの?大変!廃嫡とざまぁを回避しなければ!

https://ncode.syosetu.com/n9341hw/


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