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姉、招待状を受け取る


気がつくと先日まで夜明けの時間が登校と

同じ時間だったのが、今では家を出る頃には

太陽は顔出しており


「今日も天気は良いのね」


太陽の光に誘われる様に顔を上げ空を見れば

薄い雲と共に青い空が見えたのでポツリと

感想を漏らすと、


「ええ、その様ですね」


エスコートをしてくれている為、横に居る

ディランも釣られる様に顔を上げてから

同意してくれた。


寒さはまだ強いがゆっくりと春に向かっている

事を感じ取りつつ馬車へ乗り込み、席に座ると

隣にディランが座り、向かいにはフレディとルイが

腰を下ろすとゆっくりと馬車は動き出した。


ルイと登校するのは珍しくはあるものの、

馬車の中で過ごし方は変わる事なく、たわいの無い

話を楽しみ、校舎の近くでルイと共に馬車を下り

ディランとフレディに見送られ校舎へと向かう。


「おはようございます」


教室へと向かう途中で出会う平民クラスの上級生や

クラスメイトに朝の挨拶を交わし、クラスへ入れば

元気な挨拶と共に向かい入れて貰い、


「おはよう。マリー、ボーイック」


何やら楽しげに話をしていた2人に挨拶をすると


「おはようございます」


「おはよう」


2人から挨拶を貰い、鞄を机に置き2人会話の中へ

入っていく。


話題は休日の休日の過ごし方の様で、マリーは

教会の奉仕や子供達の世話をして過ごし、

ボーイックは街へ出かけ沢山の買い物をした様で

流行りの物やこれから流行るであろう物の話を

和術を使い楽しませつつ話してくれる。


少し買いすぎの様な気がするも、ボーイックの

家を思えば普通の事か、それとも家業のお手伝いでの

買い物だと思い、マリーとルイと3人で話を聞きつつ

入ればあっという間に授業の時間となり、席について

手早く準備を整え教授を待った。


途中、昼食を挟み午後の授業を受け終わると

ボーイックに別れの挨拶をし、マリーの淑女教育の

行われる教室へと入れば、ルイと共に壁際でマリーと

アメリアの姿を見守りつつ、


そろそろ休憩かしら?


マリーの集中力が薄れていたのが見て取れ、

動こうと思ったらアメリアと目が合い、

休憩の準備の合図が送られたので火の魔法石がついた

ポットを使い紅茶の準備をしてゆく。


毎日行えば手慣れてくるもので、茶菓子の準備も整い

アメリアに視線を送れば、


「マリーさん、今日はここまでにしましょう」


視線を受け取ったアメリアの言葉にマリーは少し

疲労の色を出しつつ頷いてのでを見た後、片付けた

テーブルへ紅茶とティーフードをセットし、ルイが

足してくれた椅子に腰掛ければ簡易的なお茶会が

始まり、


互いの休日の過ごし方が話題となり


「わたくしは王宮で過ごしておりましたわ」


殿下の婚約者であるアメリアは休日の忙しい様で

早朝から夜遅くまで動いて様で


「そうそう。以前、お話いたしましたお茶会の

招待状をお持ちしましたの」


ふんわりと香る花の匂いと共に差し出された

真白の封筒をそれぞれに手渡され、


「開催日は来月の今日。場所はわたくしの屋敷で

行います」


正式のお茶会ではないので気を張らずに

来てくださいね。


微笑みながらの言葉に頷き返し手早く鞄に入れ


ディランとフレディとマルチダに服装や手土産などの

相談しないと。


帰ったら行うことを頭の中にメモをしつつ、


「エスメさんは休日はどの様に過ごしたの?」


アメリアからの質問に答えるべく口を開けた。




第443話


間も無く年末ですね。皆様新年のご準備は進んでおりますか?


ブッマークや評価、いいねボタンをいただき誠にありがとうございます。


ネタバレを含みますが短編に本編終盤の弟ディランの心境と日々を書いております。

お時間ありましたらお読みください。

https://ncode.syosetu.com/n4082hc/


フッと思い付き新しい話も書きました。お手隙の時間ありましたらお読みいただけると嬉しいです。


お兄様、隣に居る令嬢は誰です?婚約者のお義姉様はどうなさったの?大変!廃嫡とざまぁを回避しなければ!

https://ncode.syosetu.com/n9341hw/

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