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弟は心配をする


馬車をおり、眠たげに歩く姉様を自室まで送り、

隣にある自室へと入り、着替を終えソファに座ると


「ディラン様」


自分とフレディしかいない部屋なのに自分以外聞こえない程に

小さな声は心配の色が含まれており、


いずれ報告書で詳細を知る事になるが、


「どうやら、ミランダ嬢の関係の話があったらしい」


らしいと言う曖昧な答えで返事を返すしかなく、


「アメリア嬢の話では淑女マナーにきた時から落ち込んだ

様子だったので原因を尋ねてたが姉様は告げなかったが、

マリー嬢が教室で行われた一連の会話を教えてくれたそうだ」


生徒会の部屋で聞いた言葉を思い出し重い息を吐き出した。


マリー嬢の淑女マナーの終了した際にはアメリア嬢は報告と

ご自身の生徒会の仕事がある為に生徒会室へ訪れる。


その時には殿下へ当日のマリー嬢の進行報告に姉様にルイと

話した内容を口頭にで報告が入るのだ、


「本日、エスメさんもルイさんも隠してはいたものの

気落ちした様子でしたので、エスメ様に尋ねましたの」


心配そうに眉を下げたアメリア嬢にその場に居た全員が

仕事の手を止め顔を向けると、


「どうやら授業前に同級生からミランダ嬢の話が出たらしく

ご自身の知っているミランダ嬢と世間で知られている

ミランダ嬢との違いに心を痛めている様で」


心配げに微笑み殿下へと告げた言葉はその場にいた全員が

気にしていた内容で


「そうか。友達思いの彼女には心が痛む事だろうね」


表情を変えずいつも通りに殿下は返事を返し、


「報告ありがとう。疲れただろう今日の分は僕がやっておくから

ゆっくりするといいよ」


アメリア嬢の心情を思い、立ち上がりソファに座る様に誘導

したので、紅茶を入れる為に席を立った。


姉様やルイの知るミランダ嬢と隣国が広めたがっている

ミランダ嬢の情報との違いは報告として王家や生徒会に居る

高位貴族である方々には情報として知り渡っていた。


平民から侯爵家へと入った女生徒と当時ミランダ嬢と

婚約していた隣国殿下との恋愛は学園だけにはとどまらず

国中に広まり、隣国殿下の行動を正当化する為に偽造された

罪に問われ爵位を奪われ国外追放された。


だが、時期国王候補である立場である人物の言葉に権限など無く

この一件で国王とミランダ嬢の家とは表面は取り繕ってはいるが

両家の間には亀裂が入り、貴族間でも派閥ができ危うくなっている

と報告が上がり、


恋に夢中な隣国殿下と周辺の人物は現状が見えていない様で

1人の女性に数人と男性が取り合うということが醜聞として

国に広がり、王家の象徴を国外へ出した事を国民が

眉を顰め出した事に気がついた王家が取った吟遊詩人での

正当化を図ろうとした行動で


国内王家が正しかったと傾いたものの、さらに亀裂を深め

周辺国からも冷ややかな視線を送られる事となった。


あの、春祭りの日に姉様と接触を図ろうとしたが辺境伯のおかげで

事なきを得たが、隣国の王家の手の者か、それともミランダ嬢の

家の指示か掴めず調査を終えたが、


いずれ知る事になるとは思っていたが、まさか友人という

思っている人物からの言葉で姉様はさぞ驚き傷ついただろう。


姉様にあったら僕はどんな言葉を掛ければいいのだろう


いつも元気で笑っている姉様が落ち込む姿が想像できず

気そぞろで生徒補佐の立場としての仕事を終えフレディの

今まで見た事ない雰囲気に慌て馬車に乗り込むと


今にも泣き出しそうに無理して微笑む姉様に出迎えられた。


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