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姉、待ちに待った見学授業日

 

ついにやってきた魔術見学の授業日


起きてから魔術の授業中に書き写したノートを眺める。


魔術の授業が終われば教科書は回収されるので見学後のテストはほぼ記憶力と理解力が

試される。


頼れるのは自分がとっているノートのみ。


教師の言葉に黒板に書かれた文字と教科書を書き写した文章。


改めて忘れている箇所はないか、間違って覚えていないかを確認しノートを閉じた所で

マルチダからの入室許可を求めるノックの音に返事をすると忙しない朝が始まる。


ディランと朝食をとり、フレディを連れ馬車で学園に向かい

途中で馬車から降りてルイと共に教室へ向かえば、


「おはよう、エスメさん」


クラスメイトから挨拶も習い


「おはよう」


ルイと共に挨拶を返し自分の席に向かえば


「エスメさん。ルイさん。おはようございます」


マリーが嬉しそうに笑い挨拶をくれたので、微笑み挨拶を返し席に座れば


「今日は僕が最後か」


そんな言葉と共にボーイックが自分の席に到着し


「エスメさん、マリーさん。おはよう」


挨拶を貰い、マリーの後に朝の挨拶を返し、


「今日はみんな雰囲気が賑やかだね」


今日はボーイックの一言から何気ない会話は始まり


「待ちに待った魔術見学の授業ですからね」


マリーの微笑ましいと感情が混じった言葉に頷き


「雨でできなかった時の落胆を考えればね」


まだ数週間しか経っていないのに間に試験を挟んだ為か数ヶ月前の様な感覚に

1人心の中で苦笑していると、


「そろそろ教師がくるぞ」


ルイの言葉に3人で教科書を机の上に出し準備を整えた。


4教科終えて昼食を摂った後、教師からの厳重注意を聞きクラス全員で外に出て

校舎裏に近い広場に集まると、


あ、ディラン。


貴族クラスは数分遅くこちらに向かって歩いてくる姿が見え、視線を向けた先にディランを見つけ

思わず手を振りかけたものの


「エスメ。授業中だぞ」


ルイからの小さい声ながらも力強い注意の言葉に


「分かってる」


無意識だった自分の行動をグッと堪え、何事も無かったかの様に微笑み立ち姿に神経を張り巡らした。


この場で自分が1つでも何かをすれば、ディランに気がある子や好きになってくれた子が


あんな小姑が居る所にお嫁に行きたく無いなどとならないようにしないと。


小さく息を吸いディランに会えた嬉しさで弾む感情を抑え込み、教師からの再度注意の言葉に耳を傾ける。


が、視界の端にはディランを捉えており、


同じ様に教師の言葉に真剣な表情で聞いているディランの姿が凛々しくて頼り甲斐を感じながらも可愛くて堪能していると教師の視界から見つからない様にルイに突かれ注意をされてしまった。


対面は教師の話を真面目に聞いているのに、ルイには自分の行動は変わりやすい様で


「エスメ。周りには気づかれて無いだろうけど、本当に気をつけろよ」


再度、小さな声で注意が入り


「分かっているわ。お祖母様とミランダが教えてくれたマナーだもの。失敗しないように気をつける」


ルイの言葉に返事を返しつつ、貴族クラス側から自分へと向けられてる視線に一層気引き締める。


お互い教師からの話を聞きおえ対面をしているこの時間、なぜか複数人から様々な感情の視線で見られ


この前の雨の件から誤解が解けてないのかも知れない。

姉なんです。と、大声で言いたい。


良い感情では無い視線の多さに表情は微笑み感情を悟らせない様に作り、立ち姿も足の先から頭まで力を入れマルチダに習った体制をとって入るものの、


貴族クラスの代表の方が自分達平民クラスへ挨拶をしてくれている中、


感情混じりの視線は強くなる一方で、心の中で苦笑いをしてつつ代表で挨拶をしてくれたディランのお友達の立派な挨拶に微笑ましくも


こんな立派な子がディランのお友達だなんて。


誇らしく思いながらもディランのお友達の少し後ろにいるディランを見つめていると挨拶か終わり、

私達平民クラスは、何かあった時に危なくない距離まで移動し、


さりげなくディランを観るために最前列の場所を取ると、

左にルイが立ち、右側にはマリーが居てくれた。


一瞬たりとも見逃さない様にしないと。


そんな気持ちと


前の人生であった子供達の小学校の運動会ぶりの気持ちだわ。

時に初めての幼稚園や小学校1年生の時なんてきちんと集団行動ができるかハラハラして、かけっこで我が子の頑張りが嬉しくて

こんなに大きくなったのかと誇らしくもあった。


見た光景全てがカメラのレンズ越しだったけれど、だから細かな一期一憂の表情まで見れた。

勿論、逃さずシャッターを切った。


懐かしい思い出に浸りつつディランを眺めていると、教師の言葉で貴族クラスの全員が魔力を発動させたのが判り、


それそれ、周りにある光が輝きを増すのね。


4色が眩しいくらいに光これから起こる事に楽しみしていると、視界の端にこちらに向かってくる複数の何かが見えたと同時に体が動き


「エスメ!」


ルイの声が聞こえたと同時に、何かがぶつかる音とその少し後


「危ない!」


マリーの前へと手を伸ばし受け止めたものの自分達に向かってくるモノに対処が遅れ、全身に力を入れ受け身を取りマリーの前に立ち塞がった。


思わず、瞼をきつく閉じ全身に力を入れたものの一向に当たる気配は無く、


恐る恐る瞼を開けると、マリーに抱き付かれ黄金色の光に包まれており何がどうなっているのか理解できずにいると


マリーが膝から崩れ落ちたので慌て抱きしめたものの、勢いに負け尻餅をついてしまった。



第344話


最近、蒸し暑さを感じる日が奥なってきましたね。水分をしっかりとってお過ごしください。


ブッマークや評価、いいねボタンをいただき誠にありがとうございます。


ネタバレを含みますが短編に本編終盤の弟ディランの心境と日々を書いております。

お時間ありましたらお読みください。

https://ncode.syosetu.com/n4082hc/


フッと思い付き新しい話も書きました。お手隙の時間ありましたらお読みいただけると嬉しいです。


お兄様、隣に居る令嬢は誰です?婚約者のお義姉様はどうなさったの?大変!廃嫡とざまぁを回避しなければ!

https://ncode.syosetu.com/n9341hw/

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