エピローグ
-20XX年-
この世界では近未来化が進んでいた。飼う犬はAI付きのロボットに、鉄道の運転手はAIロボットが運転してたり、空飛ぶ車があったり。色々な進化が遂げていた。
勿論、これらができたのは今までの技術があったからだ。
そして俺は、そんな近未来化が進んでいる中、もうすぐで''就職''というものに迎えようとしていた。
そう、就活中だ。企業への面接等にも行くことがあり、その企業への道のりを予め調べておいているが、スマホ、タブレットなどという端末はもう存在していない。今の時代の調べる物と言ったら、リクスタ。いわゆる、眼鏡型の液晶が二つあり、自分の調べたいことを脳内で思い浮かべ、その脳波を読み取り、検索結果を眼鏡のレンズに映し出してくれるという優れものだ。
まぁ、リクスタの話はさておき、今日も自分は某企業への面接へ行こうとしていた。
その某企業というのは、画像、音楽、動画、等などのファイルなどを保存できる、USBメモリーなどの半導体を作っている企業だ。その企業のシェア率は国内だけで95%というほとんどの半導体と言ったらこの企業というほどだ。
自分はそこの企業に面接を行こうとしており、ここの会社に入りたいと思ってきている。
いざ、面接場所に行ってみると、やはり、人が多かった。
まぁ一流企業だし、人が多いのは仕方がないことだ。そんなことは気にせず、「この人たちの中からでも、この会社に入ってやるぞ。」という気持ちで、面接部屋へと入っていった。
面接部屋に入ると長机に5人のスーツを着た人が座っており、プレッシャーを感じていた。
すると一番左の人から「では、お願いします。」と言われた。
そして、俺は大きく息を吸い、次々と質問されることに対して、順々と答えていった。
そして、面接部屋に入ってから、15分ぐらいに差し掛かった時に、「次が最後の質問です。」と言われた。
すると真ん中に座っている人がこう言ったのだ。。
「自分の記憶をUSBメモリーにする手術を受ける気はありますか」