忘却の旅人
某大学の学生である僕草薙一樹は、実は御本家の令嬢にして未来予知の巫女姫である草薙光葉に仕えるお世話係、『語り部』であった。
常日頃から己の主であると同時に婚約者でもある光葉に対する永遠の愛を豪語していた僕であるが、彼女の双子の姉であり天才的科学者でもある草薙涼華に唆される形で、光葉との挙式の前日に涼華が独自に開発したタイムマシンを使って五年後の未来に赴き、自分が光葉への変わらぬ愛を貫けているかどうかを己自身の目で直接確認することとなる。
しかし何と五年後の未来では僕は涼華と同棲していて、己の語り部に裏切られたために予知能力を失ってしまった光葉は失意のどん底に陥っていたのだ。
慌てふためいて涼華に過去に戻してくれるよう頼み込むものの、再びタイムマシンに乗り込もうとしたまさにその時なぜだか光葉が駆けつけてきて、「あなたは涼華にだまされているだけなのです。このままだと永遠に昏睡状態にされてしまいますよ⁉」と宣うのであった。
※この作品は、『カクヨム』様のサイト上においても、同時に公開しております。
常日頃から己の主であると同時に婚約者でもある光葉に対する永遠の愛を豪語していた僕であるが、彼女の双子の姉であり天才的科学者でもある草薙涼華に唆される形で、光葉との挙式の前日に涼華が独自に開発したタイムマシンを使って五年後の未来に赴き、自分が光葉への変わらぬ愛を貫けているかどうかを己自身の目で直接確認することとなる。
しかし何と五年後の未来では僕は涼華と同棲していて、己の語り部に裏切られたために予知能力を失ってしまった光葉は失意のどん底に陥っていたのだ。
慌てふためいて涼華に過去に戻してくれるよう頼み込むものの、再びタイムマシンに乗り込もうとしたまさにその時なぜだか光葉が駆けつけてきて、「あなたは涼華にだまされているだけなのです。このままだと永遠に昏睡状態にされてしまいますよ⁉」と宣うのであった。
※この作品は、『カクヨム』様のサイト上においても、同時に公開しております。
一、時間からの逃走。
2018/04/28 13:00
(改)
二、過去と未来の断層(はざま)で。
2018/04/28 15:00
三、夢告げ。
2018/04/28 16:00
四、境界線の守護者。
2018/04/28 18:00
終章、過去(イモウト)か未来(アネ)か。
2018/04/28 20:00
(改)