始まりは本当に些細な事
初めましての方は初めまして
その他の作品から来た人はこんにちは
風祭 風利です。
今回はTS物のライトノベルを書いてみました。
いや、自分でもなんとなく分かってはいるんです。 影響を受けすぎているのだって。
でも自分の脳みそは案外分かりやすく活動して、今回このような作品を、まずは投稿してみようと考えてみました。
一時的な発作のように書いた作品なので、ウケるかどうかも定かではありません。
それでももし「続きが見てみたい」という人が1人でも多くいることを願っています。
これから投稿するのは前述談のようなものですが、どうぞよろしくお願いいたします。 それではどうぞ。
時は20XX年。 日本には奇妙な現象が起き始めた。
事の始まりは某国のミサイルが日本上空へと迫ってくるとの知らせがあり、日本はそのミサイルの迎撃に当たり、迎撃用ミサイルを当てて某国のミサイルを破壊した。
それだけならばまだ良かったと言えたであろう。
そのミサイルの迎撃から1週間。 突如性別が入れ替わったと訴える人が日に日に増えていったのだ。
これに対しては某国の声明によって明らかになるのだが、日本が迎撃した今回のミサイルにはある特殊な細菌兵器が搭載されており、それが迎撃されたことによって空中でばら蒔かれてしまったと報じた。
細菌ではあるが爆発に巻き込まれず、そのまま爆風にのって日本に入ったのではないかと報じ、その細菌とは「性ホルモンのバランスを狂わせて、性別を逆転させる」という一見するととんでもなく馬鹿馬鹿しい話をしているように感じるが、某国の専門学者が実験には何度も成功させているとの実験結果も公表した。 何故そのようなものをミサイルに搭載したのかは現在も調査中との事。
しかも運の悪いことに迎撃したのが日本海沖だったことから、偏西風やら雨雲やらにその細菌が紛れ込み、その勢力を日本全土に巻き込んだことが日夜騒動となっていた。
だがそんな報道も専門家や政治家が動きに動き周り、収束をなんとか迎える事になったのは、その事件が発生してから実に5年もの月日が流れていた。
そして年月を重ね、治験を重ねた結果、導き出された答えも存在する。
1.性転換の異常が見られるのは15歳から20歳までの間。
2.性転換の瞬間は15歳になった日付ではなく、次の周期を迎えた時である。
3.20歳以降は性転換の変化は見られない。
4.まだ実験の段階ではあるが、細菌にかかった人から産まれる赤ん坊にも、同じ遺伝子が組み込まれている。
そしてこの事を政治家達は対抗策として、ワクチンを作ることを最優先しようとしたが、教育委員会を含めた様々な専門家の方々が「ここまで確定的な状況になっているのならばワクチンは必要ない。 大切なのは異性の事を分かりあえる環境を整えることだ。」という決議に賛成が多く入り、結果として男女平等は当然、青少年育成に尽力を出せるようになったお陰で、世界からも「日本はそういう国だ。」「臨機応変や柔軟な対応をするのは日本の特権。」と称賛を浴びる一方で「それでも同性婚の話は集約しない。」「社会に出て元の性別の生活を維持できるのか」などの意見も後を立たなかった。
その意見はまだ完全には解決していないものの、日本の経済的には安定へと舵を切り直した。
これからお届けする物語はそんな状況になった日本で、今年から高校生になる少年の高校生活を届ける、TS系ハートフルコメディである。
これはプロローグ。 エピソード0のようなものです。
その次もすぐに投稿致しますので、少々お待ちください。