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異世界ベーコン  作者: もょもと
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1

意識が戻り、最初に目にした場所は辺り一面が真っ白な世界。


さっきまでコンビニにいたはずなのに、どうなってるんだ?


周りをキョロキョロ見ていると目の前に人がいる事に気付いた。


人という表現は間違っていたかもしれない。


何故なら、背中から羽の様な物が生えていたからだ。


いやまぁ、コスプレの可能性もあるんだが・・・


「おぉ、ヨシダよ。死んでしまうとは情けない」


目の前にいた幼女にいきなり罵倒されていた。


どうやら私は夢を見ているようだ、早く起きねば明日の仕事に支障が出る。


「嬢ちゃん、迷子だね。お母さんはどこにいるか分かる?」


「誰が嬢ちゃんだ!私はこう見えても1000年以上生きてるんだぞ!」


そう言いながら幼女は地団駄を踏んでいた。カルシウムが不足しているのか?


「そうか、今度美味しい牛乳奢るよ。それと、この夢はいつ覚めるのかな?」


そう聞くと、幼女は不思議そうなものを見る目で言った。


「ヨシダさん、貴方は既に亡くなっているんですよ?」

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