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旅人のメモ帳

巣立ち

作者: 狐囃子 星治

 どうして鳥は飛ぶのかを少年は尋ねた。


 先生はこう答えた。


 「人が歩くのと同じさ、好きなことをするためじゃないかな」

 「では鳥は何が好きなんですか」

 「さあ、私には見当もつかないよ。でも君なら鳥になってみれば分かるかもしれないね」


 少年は頷き、突風と共に姿を消した。

 風には春の花の香りが混じっていた。

______________________________________

 *時間移動


 ある男が捜査に来た警察に言った。

 「これはタイムマシンです」

 「嘘をつくな」

 「本当です、ご覧に入れましょう」

 男はタイヤの無い車に乗り込み中の機械を操作した。


 「何も起きないぞ」


 一応、少し待ってみたがエンジンが動いた様子すらなかった。

 声かけに反応は無く、不審に思った警察が扉を開けると男は眠っていた。

 再び声をかけて起こそうとしたとき、ちょうど車内のアラームが鳴り男は目を覚ました。


 「どうです、私は5分だけ未来にやって来たのです」

______________________________________

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