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【あとがき】

毎回雰囲気をぶち壊すことでお馴染みのあとがき。

余韻を楽しみたい方は、読まない方がいいと思います←

 どうもどうも、皆さんご機嫌麗しゅう。作者の凛でございます。

 今回、わりと久しぶりに長めのお話を書ききりました。まぁ、三万文字ちょいという、年単位でやってる連載よりは全然少ないんですけどね。それでも、私にしては快挙でございます。


 今回は、結構原点に立ち返った方だと思います。最初の頃に書いていたような……自分で言うのも何ですが、心温まる系? みたいな?


 でもまぁしかし、正直言って皆さん、この展開は読めたでしょ?

 主人公が実は病気で、もうすぐ死ぬっていう。

 二話目くらいで、っていうか勿忘草出てきた時点で、既に読めたんじゃないですか?(自虐)


 それにしても最近の私は、とにかく誰かを死なせないと気が済まないみたいですね。

 おかしいなぁ、昔は全然誰も死なない(最初から死んでる人は何人かいるにせよ)幸せマックスなお話ばっかりだったのに……。

 でも勿忘草を題材にしよう! と決めた時点で、悲しいお話になることは目に見えてましたからね。作中にも出ますが、花言葉が『私を忘れないで』ですから。

 じゃあ最初から勿忘草を選ぶなよ、って話なんですけどね。


 ところで、主人公・結花にベタ惚れする青年・生田くんですが……逆に、結花自身の生田くんに対する想い(つまり恋愛感情的なものがあるかどうか)ってよく考えてみると最後までうやむやなんですよね。

 これはわざとです。

 何故なら……同世代の恋愛より歳の差が好きだからです。えぇ、私が。

 簡単に言えば、私は生田くんより近藤先生派なのです(何)


 そして近藤先生といえば……。

 もしかして結花のお父さんが近藤先生なんじゃないか、と思われた方もいらっしゃるのでは? 途中で近藤先生には娘がいるみたいな描写があったし、結花にはお父さんがいませんものね。

 えぇ、私も実際初めはそうしようと思ったんです。

 ただ背景作りこむのがめんどくさくなったのと、どうせ予測できるなぁこれは……と思いつまらなくなってやめました。

 ちょっとした、逆どんでん返しってやつです。引っ掛かった人がいるかどうかは疑問ですが。


 それからもう一つ。

 ご存じの方はご存じでしょうが、最終話にして結花さんの誕生日でもある『5月14日』は、実は私の誕生日でもあるのです。

 そしてその日の誕生花が、勿忘草。

 とは言っても誕生花って諸説ありましてね。一口に勿忘草って言っても、文献では5月15日だったり、4月24日だったり、2月29日だったり、必ずしも統一されてるとは限らなかったりするんですよね。

 じゃあなんでわざわざ、自分の誕生日と被せたのかといいますと……いや、避けようと思ったんです、もちろん。

 けどストーリーの展開上、そのあたりがちょうどいい日付だったのと、ウィキペディアさんに『勿忘草は5月14日の誕生花としてもよく知られる』って書いてあって。

 じゃあもうそれでいいじゃん、みたいな……。

 読んでる人が、作者の誕生日とか知るわけないし。ってかぶっちゃけそんな話どうでもいいわ! と思うでしょうし。


 ……すみません(雑)


 ちなみに、作中に出てくる『勿忘草の種を買ったけど、ずっと機会が見つからないまま袋ごと眠らせてる』とか『祖母の実家が台風で流された』とかは、全部実話です。私の。

 早よ植えろやって話ですね……ですが私の住むアパートは北向きでして、満足に日が当たらない上、ベランダにはよくカラスが来るので危なくて育てられないんですよ(じゃあ何故買った)

 まぁ、いずれ何とかしようと思います。


 すみませんね、毎度あとがきで雰囲気ぶち壊して。


 そんなわけで最後にご挨拶。真面目に。

 数少ない読者の皆様におかれましては、ここまで無駄に話数の多いお話に最後までお付き合いいただきまして、心より感謝申し上げます。

 ほぼ日記体なので小説とは呼び難いかもしれませんが、作者にとっては久しぶりに、結構想い入れのあるお話ができたと思っています。

 作者はその後について勝手に、天国に行った結花が近藤の娘と出逢い、おばあさんや先立った入居者たちなどと集まってみんなでお茶でもしてるんじゃないかなぁ……とか考えたりしてます。

 または、近藤の娘ないし孫として生まれ変わるんじゃないかなぁとか。顔も知らないお父さんとついに邂逅! とか。

 皆様もお好きに、想像してみてくださいね。


 ……何気に本編の一話分より長いんじゃないか、あとがき。


 まぁとにかく。

 それではまた、次回のお話でお会いできる日を楽しみに。

 凛でした。

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