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LEVEL5

感謝の言葉を受け流し、謝礼を丁重に断って、帰り道についた。

「アリア、俺、寄るとこあるから先帰ってくれ」


街はずれの大きな公園に設置された、古代の超文明を思い起こさせるデザインの彫刻。俺らはこれを「クエストデバイス」と呼んでいる。マップを見て周りに人がいないか確認してつぶやく。

「クエストスタート」

公園が水色の膜に覆われ、大量のモンスターがポップする。アサルトビー、ワーウルフ、ラピッド・ラビッド、ゴブリン、オーク、ハウンドベア、ソルジャーアント、ガーゴイル、ゾンビ、トロールetc


軽く電流を撒くと、周囲のゴブリンは全滅した。

「ははっ、すげえ」

こんな出力、魔法なら速攻MP切れだ

スタン状態のオークに手を伸ばし、高圧の電気でプラズマを発生させる。このプラズマも操れそうだ。

「プラズマぶれーーーどっ」

そのままトロールに振るう。火花を散らした斬撃がトロールを引き裂いた。

雷撃を色んな軌道で放って雑魚を屠っていると、電気を自在に操る感覚が分かり始めて、電流が生む磁力も感知して、流す電流から逆算して磁力も操れるようになった。

周囲の鉄材を念力のように操り、砂鉄を集めてから高速で回転させて周りのモンスターを倒していった。

試しに俺は全力でゾンビの群れにケラウノスを撃つ。

轟音が耳をつんざき、視界が完全に白に染まる。

視界が戻るとそこは最早公園では無くなっていた。

モンスターはおろか、飢えてある木も、草も、遊具さえも一瞬で蒸発し一面の黒が地表を覆っていた。水色の膜ギリギリまで真っ黒だから、この結界が無ければもっと酷い災害になっていただろう。この公園は東京にはなかなかないほど大きな公園だ。それをノーコストで焼き尽くすほどの威力の攻撃など聞いたことがなかった。

俺は意思の力とやらのケラウノスの最大出力を確かめることを諦めた。

これではフレンドリーファイアを起こしてしまう。

《クエスト終了》

公園が復元され、大量のモンスターの経験値だけが獲得される。

クエストは初回クリア時に一度報酬としてアイテムが貰えるだけで、一度終わらせた俺にとっては経験値稼ぎにしかならない。

それにクエストが一度始まると終わらせるまで外にでられないし、中で死んだら本当に死ぬ。

「クエスト」をやるのは基本的に戦闘ジャンキーだけだ。

「帰るか」

ケラウノス、まごうことなくユニークスキルの名に恥じない性能だ。

アリアにも恥ずかしくないくらい俺は強い。


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