セーラー服とショットガン
ワーウルフ12匹、ゴブリン53匹、オーク4匹。
銃だけ背負った低レベルの人間にはちょっと荷の重いモンスターの群れだ。
俺は異能、ケラウノスを試してみることにした。
「うわっとお!」
一匹だけ狙い軽く撃った筈だったが、周辺のモンスター10匹ほどまで感電し息絶えた。
強すぎて出力のコントロールが難しい。本気で撃てば本当に高位の雷魔法より強い雷撃を連射できるな。
アリアが反対方向から突撃する。空中で刀を振ると当たり前のように斬撃が伸び、飛び、舞い、オーク4匹は血しぶきをまき散らしバラバラになった。天叢雲剣を空中に放り、アイテムボックスから呼び出したショットガン、M870を近くのワーウルフにぶっ放す。頭部が弾けたワーウルフは面白いように宙を舞う。刀が手に戻るまでにもう7発、ワーウルフは残り4匹。それを一閃で殺し、ハンドガンでゴブリンの頭を正確に撃ちぬいていく。俺はそれを眺めながらレーヴァテインの炎でゴブリンを焼いていた。残った二、三匹のゴブリンが逃げ出す。
「殺す?」
「ああ、危ないから」
タタン、タタン、タタン。
ご丁寧に二発ずつ逃げるゴブリンの脳天に鉛玉を撃ち込んでいく。
戦闘は驚くべき速度で終わった。
レベルで補正される戦闘センスを大幅に超えている。『美少女』の特性か。
悔しかった。こういうのは男も同じくらい強いか、男の方が強いのが漫画とかでのお約束だろう。
あそこに行くか。ケラウノスにも慣れておきたいしな。




