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プロローグ

 神界にて。

 びっしりと文字の書かれた紙を見ながら、顔をしかめる少女がいた。


「おや、イシス。何を見ているんだい?」


「あ、ゼウス様。いま今年の占い新聞を読んでいたのですが、興味深い記事を見つけまして」


「ふむ、どれどれ?」


そこには、『近々、神に一計企てる人間現る?!』と一面に大きく書かれていた。


「ふむ。アポロンの占いはよく当たると聞くが、今回は流石に外れっぽいのう」


 人間と神との間には、人間界の言葉では言い表せないほどの明確な格、力の差がある。

 その記事を真に受けるのも馬鹿馬鹿しい。


「おーい、イシス! 『カミナリ』の対象者が来たぞ。頼む」


「はーい!」


 呼ばれたイシスは、急いでお菓子を口に詰め込み、お茶で流し込む。

 どれ、たまにはイシスの働きぶりでも見にいこうか。

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― 新着の感想 ―
Xのリンクから飛んできた者です。 まだプロローグですが、これからゆっくり読んでいこうと思います。
ギリシャ神話の神々が出てくるのですね。 イシスといえば豊穣や魔法の女神とも言われますが、だからお菓子がお好きなのでしょうか(わくわく)^^ ギリシャ神話、とても好きなのでこれからどのようなお話が展開さ…
あっという間に最新話まで読んだけど、怒涛の伏線回収にめちゃくちゃ驚きました。 まだ伏線はたくさんありそうなので楽しみにしてます
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