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27 反逆罪

ナディアがシータに説明を行っていると後ろから突然声をかけられる。それはここにいる全員が良く知る人物だった。


「ヘイル王子!どうしてこちらに。」


そう、突然ナディアに声をかけてきたのはナディアにお礼として家を渡したヘイル王子だった。そんな彼は一人ではなく、何人もの兵士たちを引き連れていた。


「やぁ、ナディア、先日は助かったよ。私はこの罪人たちを捕らえに来たんだよ。」


「罪人ですか?いったいどういうことなんですか?」


いきなり、罪人を捕まえに来たと言われてもナディアには全く理解することが出来ない。それに、たくさんの兵士を引き連れている状況に彼女は突然のことで意味が分からずヘイル王子へ質問を行う。


「少しだけ待っていてくれ、この件が片付いたら説明を行う。さて、そこにいる三人は私についてきてもらおうか。貴殿らにはこの国に対しての反逆罪の容疑がかけられている。」


ヘイル王子はミナミ達に対峙するように先ほどの発言を行う。そんなヘイル王子の発言にここにいる全員が驚くが、ヘイル王子はそんな彼らの反応など知ったことではないというように兵士たちに命じて三人を包囲させたのだ。


「おい、ヘイル!どういうつもりだお前!こんなことをして父上がお許しになると思うなよ。」


「そうですぞ、殿下!いかにあなたが王族と言えども私と娘は貴族ですぞ!そのような横暴なことが許される筈がありません!陛下はこのことをご存じなのですか!」


レイン王子やナディアの父はヘイル王子の独断と考えていたが、その考えはすぐに無駄となる。


「今回の貴殿らの捕縛は陛下も承知のことだ!いや、むしろ今回の件は陛下と私の協力によって行われた作戦とも呼べる。だから安心して捕縛されるがよい!陛下はご存じだ。」


「ヘイル様!どうしてこんなひどいことをするんですか、私達はこんなに苦しい思いをしているのに。ヘイル様には人の心がないのですか?」


そんなミナミの言葉を聞き、へイル王子はついに声を荒らげる。


「ふざけるなよ、人の心がないだと!お前のせいでいったい何人の人間が死にかけたと思っているんだ。お前こそ人の心がないのか!」


「そんな、私は呪いのことなんて知らなかったんです。私だって被害者です!」


「はっ、寝言は寝てから言え。お前ももういい年をした大人だろが!知らなかっただと、そんなことで許されると思っているのか!


まだ理解していないようだな、お前たちが行った事は客観的に見れば王城に呪いを振りまき、城に住んでいる陛下や私、貴族たちや兵士たちまでも殺そうとしたのだぞ。


これを国家転覆と言わずになんというのだ!それに、お前がこれ以上城をうろうろすればさらなる被害者が現れてしまうからな。


本来であれば殺してでもその呪いを止めようと陛下に進言したが陛下の慈悲に感謝しろ。お前たちは誰も近寄らないような檻の中で死ぬまでは活かしておいてやろう。もちろん、食事を運ぶ以外は誰も近寄らせないがな。」


しかし、そんな王子の心からの叫びが彼らに届くはずもないのである。


よろしければブックマーク登録や↓にある☆☆☆☆☆を★★★★★にしていただければ大変うれしく思います。


また、作者は他の作品も投稿していますので興味がある方はそちらもお願いいたします。

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― 新着の感想 ―
[良い点] ヘイルの言い分がまともすぎて。 [一言] むしろ原因の呪いが周知されたら被害者から刺さるから、塔や牢のほうが安全
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