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白鬼伝  作者: 裡
プロローグ
9/20

静寂の嵐07

主人公:銀髪まな板の美少女


武器:

大骨の弓

植生生物の核で強化された硬質矢

炭素鋼ナイフ


防具:

額当て

やたら高性能に改造された巫女服もどき&サラシとふんどし

獣革製の胴鎧と胸当て

魔猪皮のマント


術学属性:

炎水土風、付与術、結界術、造形術式、料理術


若い頃はとある分野で技巧派の天才として名をはせたが、大病に掛かり引退。

その後は細々と生計を立てつつ歳を取り生涯を終えるというどこにでもある生涯だった、気の弱い自分にはその程度で十分だろうよ。と当人は言っているがそんなものは当然嘘である。



人里を探す。

人が住む条件と言えば交易路や色々と条件はあるが豊かな水源も捨てがたいはずだ。


近くにあるのは川だし、下流に降って行けばそのうち見つかるだろうと思った。


ただ歩いていくには距離感がわからないし、いかだを作って川下りをする事も考えたが途中で巨大な水生が飛び跳ねているのを見てやめた。


スプラッターとかドロドロに溶かされたりするのはさすがに嫌ですし、溺死とかも苦しそうだからね。


ただ正直にやるだけが方法ではない。


土属性の術学が大地に干渉するなら力学の作用反作用とかの様な分野でもたぶん行ける気がしたので試す。


さすがに無重力は風が吹いただけで飛ばされるし最悪の場合は解除のやり方がわからないうちに大気圏とかに流れてしまってはシャレにならない。


なので1/6Gから試してみて風の術学で風を起こしてみる。


風圧が怖いので火と水の術学で念のために身体強化は行っておく。


身体の強度を上げつつ、パワーもある程度確保した上で飛ばしてみる。


我ながら良い作戦だと思った。


だがこういった物には大抵ブレーキが必要であるという事を僕は考えから抜かしてしまっていた。


操作に慣れるまでに崖に激突しました、顔面からぶつかったので首がすごく逝ったと思いますが持ち前の回復力で元気です。


ぶつかる時は対象とのベクトルの重力加速度を0に近い状態にまで抑え込むで当たっても衝撃は逃がす事が出来る、良い知見と反省が出来ました。



そうやってスピードに任せて飛ぶこと3日ほどで人里が見えてきたものの火の手が上がっています。


近くに降りて逃げていた住民に話を聞くと賊が攻めてきたとの事。


村にそのまま入ってもよかったのですが、勘が遠目から様子を見ろと働きます。


賊と見られる人たちはイメージでは野党を想像してたのに立派な鎧や剣を携えており、動きも統率されている。


「軍隊じゃん、戦争でもあったのか?」というのが自分の感想なので念のためにフードをかぶって巻き布で顔を隠しておく。そして…。


--風の調べ--


風属性の術学で遠くで発せられた音を拾う事が出来る。


「上流の森に人型の魔物が出たと聞いたが気味が悪いから討伐をしてほしいとの依頼だったが何故燃えている?」と騎士が。


「それをやったのがそいつだからですよ、へっへっへ」と小物めいた村民が。


いや、待て。それたぶん僕だけど民家に火を放ってはいないぞ…?


ここは折角なのでちょっと出てみよう。


「あの~、すみません」



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