対立
アラン·ラッセルはラウスの友人であった。
ラウスが9歳のころ隣の病人用ベッドに入ってきたのがアランである、アランとラウスは馬が合い、同い年であったためすぐに親しくなった、その時よく話したのがヒーローの話だ、ラウスがヒーローを目指す用になったのもアランの影響が大きい、アランは1ヶ月で退院してしまったがその後をもアランは病院に行きラウスとヒーローの話をした。
10歳のころアランはヒーロー専門学校に入学したその時はラウスも自分のことのように喜んだ、それからアランとラウスは手紙を送り合いヒーローの話を書いては送り、アランの学校のことで盛り上がったりした、しかしそれから1ヶ月してアランからの手紙は返ってこなくなった、きっと忙しいのだと思い連絡を控え、アランからの手紙を待ったが手紙は病院にくることはなかった。
「、、、ラウス、どうしてこんなところにいるんだ」
アランは静かに言ったひどく重苦しい声にはトゲがある、赤色のめはこちらを向いてはいなかった。
「どうしてって、、、」
思いもしない友人との再開に、ラウスは動揺し、息を飲む、次の言葉を発しようとしたときアランは大きな声で叫んだ。
「お前に!、、、お前にヒーローは無理だ」
突然の言葉だった、アランの赤い目が、こちらを睨んでいる。
ラウスは腹を立てた、まだ何もいっていないし、ヒーローになろうと言ってきたのはアランだったし、そしてなによりヒーローになるのが無理だと薄々感じていたことの図星であった。
「まだ、、何も言ってない」
ラウスは静かに答える。
「ヒーローになれるかなれないかは君が決めることでもないよ。」
ラウスは車椅子を動かし、そのままアランの前にでた。
「君はどうだか知らないが僕は諦めていないよ」
ラウスの言葉にアランの頭に血がのぼり、ラウスの胸ぐらを掴んみ車椅子から持ち上げる、ラウスの体は驚くほど軽い。
「その細い体で何ができる!その立てもしない体で何ができる!」
アランは声をあらげ怒鳴りつける。
「何もできないだろ、ヒーローになるなんてガキの妄言だ、あんなのは選ばれた人間にしかなれない。」
ラウスはアランの胸ぐらをつかんでいるてをとり睨み返した、アランの息は荒く肩が鳴っている。
ボッン
入店口の方から大きな爆風と爆音が二人を引き離す。
「Aaaaaaaaaaa!!」
この世の物とは思えないような声が聞こえてくる。
「嘘だろ、、、イヴィルがどうしてこんなところに」
アランは顔を青くしてつぶやいた。