表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
怠惰な召喚  作者: 魔神夜
6/24

6

何か知らんが評価ポイントだけ入ってる。ブックマークしないで評価だけしたんかな?

……ドリル。


俺の今の気持ちを一言で表現するならこれだろう。何を言っているのかわからないかもしれないがそれは今俺の召喚主であるピーチに話しかけてきたこの少女が原因で、この少女髪型がドリルとしか言いようがない程グルングルンまいているからだ。長い髪をツインにまとめるようにしてその先をすべてドリルにしており頭から二本のドリルが下りているように見える。


「何か御用?リーシャさん」


ピーチはけだるげに顔をあげると面倒ですという表情をしながら返答をする。


「えっ……ええ!あなたがようやく自分の召喚獣を召喚できたと小耳にはさんでどんな貧弱なものが召喚されたのか見に来ましたの!」


「あぁ、それなら私の横にいるこいつよ」


「この方が?」


そういうと俺の方を向いてくる。おいよくわからない奴の相手を俺に任せようとするな。


「ふむ、顔はなかなかですが首輪がありませんわ、この方は召喚獣などではなくあなたの従者なのでしょう?本当の召喚獣はどんなのでしたの?たとえネズミだったとしても笑ったりすることはありませんわ」


「私の召喚獣は確かにそいつよ、ただ首輪はいやだっていうから仕方なく腕輪にしてるのよ」


「?普通に命令すればいいのではないの?」


「……こいつ、私に召喚されたくせに私の言うこと聞こうとしないのよね」


「そんな話聞いたこともありませんわ!……でも人型ですし、何かしらのイレギュラーが……」


ランクが低いからですねはい、まぁどうしてこの低ランクの奴に俺が呼ばれたのかは確かにわからないがまぁ大したことではないだろう。


「まぁわたくしの召喚獣は少々危険ですのでこの場で出すことは出来ませんが実習になったらきちんと見せて差し上げますわ!楽しみにすることですわね!」


「そうね」


確かに教室を見渡すと何匹か犬やら猫っぽい奴らが数匹いる。出すというのはどういうことだろうか、前いた世界ではこんなことはなかったんだがな。


キーンコーン


「あら、チャイムが鳴ってしまいましたわ、それではピーチさんまた後程」


そういうとドリルさんは自分のであろう席に移動して座り込んでしまった。その数秒後に昨日ピーチの相手をしていた先生が入室してきて、ホームルームが始まった。


△▽△▽


「起きなさい!」


「うげぇ」


「次は実習だから召喚獣のあんたが必要なの、私についてきなさい」


「りょ~」


ホームルーム後はしばらくは筆記の授業らしかったので寝て時間をつぶしていた。途中で起こされることもなかったのでこいつ自身も納得していたんだろう、まぁ実習の時だけしか俺は必要ないだろうしな。


他の生徒も移動を開始しているようで、前には他の生徒と話しながら歩いているドリルちゃんの姿も見えた。そのままピーチについて行くとかなりの広さの広場にでた。既にほかの生徒たちはそろっているようでそれぞれ整列していた。


「はい、それじゃあこれから召喚獣の実習を始めます、皆さんある程度離れたら召喚石の中に召喚獣を入れている子は今のうちに出しておいてね」


先生の言葉でみんなある程度離れるかして手元に様々な色の石を持ったと思ったら頭上に掲げ始めた。するとそこから光が漏れ様々な獣たちが現れた。


「なぁ」


「なによ」


「あの何人かの奴らが持っている召喚石っていうのは何だ?」


「あれは自分の召喚獣を魔力を使って石の中に封じ込めて持ち運びしやすくしたりするものよ、いざって言いう時に便利なのよ」


「ふーん、それって俺にも使えるのか?」


「できることはできるけどあんたはどうせ拒否するでしょ」


「まぁな」


流石に未知のものはいくら俺でも怖いわ。


「それじゃみんなの召喚獣も出せたことだし実習を始めるわよ」


丁度先生のそんな声が聞こえてきた。


きっともうガラクタだー

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ