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最近セブンイレブンのハンバーグにはまってるんですよねー、あれマジうまい
はい、そんなこんなでやってまいりました一年生大会当日!ぶっちゃけ今日まで特に何があるわけでもなくいつも通りの日々を過ごした。普通に実習とかドリルもいっしょにいたしな。
そんな俺らがいるのが前回と同じような闘技場。ほんとにバトルロイヤルを行った闘技場を少し広げたっていう感じの場所だ。そこに俺以外に八人……まぁつまり決勝リーグに出る召喚主さんたちがいるんですよ~、全員が召喚石に召喚獣を入れているであろうに俺だけピーチの後ろに立つという場違い間のやばさよ。
そんな俺の不安も関係無しに司会さん(予選と同じ人)が開始を宣言し始めた。
「それではただ今より!一年生大会決勝リーグを始めたいと思います!」
ワアアアアアアアアアアアアアァァッ!
この前の予選(笑)が霞むくらいの歓声が響き渡る、いや凄い盛り上がりー、パネェ。
「ワーーーーーーッ!」
「何であんたまで叫んでんのよっ!」
いやこの場の空気に呑まれないように俺から乗っかってやろうかと思っただけなんですよ~。だからそんな怖い顔で見ないでくださいよ、フザケテヤッタワケナイジャナイデスカー。
「落ち着け落ち着け。これはこの場の空気に飲まれないようにやった事なんだ」
「本当でしょうね、ふざけてやったとかじゃなく?」
「ま、まさかまさか」
やっべー、こいつほんとに俺の心呼んでるってマジで。
「ふんっ!ならいいけど今は大人しくしてなさい」
「りょりょりょ」
大人しくしときますよっと。
「それではまずは決勝トーナメントまで残った選手達を紹介します!一人目は――――」
司会さんが一人一人自己紹介していく、そんな中俺は決勝トーナメントまで残ったやつらのランクを見ていた。
ふむ……やはり驚異となるやつは居なさそうだな。【A】ランクが四人に【B】ランクが三人、後はピーチが【C】ランクの八人だ。やはり予選を突破するのは【B】ランクが多いんだな、実際俺がいなかったらサイかクマが上がってただろうし。
「以上八名です!」
むっ、選手紹介が終わってしまった。ピーチとドリルしか名前がわからないが、別に関わることもたいして無いだろうから別にいいか。
「続いてトーナメントを発表いたします!まず第一回戦は……ピーチ選手対ショセン選手!続いて第二回戦は――――」
おっ、どうやら俺達は一番手らしい相手の男は……知らん、なんか調子のってそうな茶髪、以上!
「なぁ、ショセンってやつお前は知ってるか?」
「知らないわよ、まぁでも【A】ランクであることは確かでしょうね」
「ん?どうしてそう思うんだ?」
バトルロイヤル勝ち残った選手を把握しててその中にいなかったとか?
「そんなの初戦で【A】 ランクどうしを戦わせて片方落とすよりも【B】ランク以下と戦わせて準決勝とかに進めた方が観客も盛り上がるでしょう?強い召喚獣の戦いを多く見られるのだし」
「なるほどな~」
確かにそんな気がする。よっぽどのことがなければランクが下の相手には負けないだろうし、まっ、俺がそのよっぽど何ですがね。
「――選手の戦いです!以上四試合勝った方が準決勝へ進む権利を手に入れることができます!それではただいまより第一回戦を開始いたしますので他の選手達は一度控え室に下がってください」
その言葉を受けて俺とピーチ、それに茶髪の三人以外は下がっていった。
「心配はしていませんが頑張って下さいね」
「おう」
すれ違いざまドリルから応援の言葉を貰った。あいつやっぱ以外と良いやつだよな第一印象悪かっただけで。
残された俺達は一定の距離を開けて向かい合う。
「無いとは思うけど負けるんじゃないわよ!」
「安心しろ、もう大船に乗ったつもりどころか陸にいると思ってくれ」
「……地震が起きないことを願うわ」
「双方平気ですね……はい、それではただいまより第一回戦を開始します!」
司会さんのそんな言葉と共に決勝トーナメント一回戦がスタートした。
(*ノωノ)←かわいい




