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|д゜)チラッ
べっ!別に小説読むのにはまってた訳じゃ無いんだからねっ!
「ちょっと!何よあの最後の!さっさと倒しちゃえばよかったじゃないの!」
俺は今バトルロイヤルを制してピーチたちの元に戻ったというのになぜか俺の召喚主さんに怒られている。何?嫉妬か?確かにあいつら柔らかくてもふもふしてたりしたからな羨ましがるのもわかる。
「何だよ、羨ましかったなら誰かに頼めばいいじゃないか……あっ」
「そ、そんなんじゃないわよ!ていうかあって何よあって!」
そ、そんな!お前に友達がいないなんてかわいそうで言えないじゃないかー(棒)
「ふんっ!」
「あぶねっ!」
「避けるなっ!」
「避けるだろ普通!」
こいつ俺に向かってビンタしてきやがった、いくら俺の脳内が読めるからって(知らんけど)いきなり暴力に訴えるとはなんというやつだ。
「まあまあ、いいじゃありませんの勝つことができたのですから」
「……まぁ、そうね」
ドリルの言葉に渋々といった様子でピーチも引き下がる。助かったぜ、まぁこいつにやられることはなかっただろうけど。
「でも、これでわたくしもあなたに勝つという目標の元この後特訓することができますわ!」
「おー、まぁ頑張れ」
指をビシッ!って効果音が付きそうな勢いで突き付けながらそう言われたのでとりあえず応援しておいた。いやまぁ負けないけどな(お小遣いのため)
「この後の試合は見るのか?」
「見ないわよ」
「わたくしもですわ」
「じゃあ俺も帰るか」
ぶっちゃけ興味ないし、つかただただ小動物たちが蹂躙されるだけの絵しか想像できないしな、そんな予想できるものを見てても大して面白くもない。
「で、決勝トーナメントっていつやんだ?」
「えっと……いつだったかしら。リーシャさんわかるかしら」
おいおいしっかりしろピーチさんやそんくらい覚えておかないと~。
「ええ、確か明後日の今日と同じ時間ですわ。そこに全員が集まると対戦票が発表されますの、だから当日まで誰と戦うかはわからないっていうことですわね」
「へー、じゃあ俺みたいにバトルロイヤルで勝ち残ってきたやつは【A】ランクと違って対策されるかもしれないのか」
「そうですわね、クラスが一緒でもない限り召喚獣を見る機会なんてなかなかないですし」
「まぁ、そもそもあんたの対策とかなくないかしら?ものすっごく鍛えるとか?」
「うーん確かに」
正直どんな相手が来ようがその相手に合わせて収納の中にある武器でそれぞれ対応すればどうにかなってしまうことが多い。まぁそれでもどうしようもない奴もいるがこんな学生レベルじゃ出てこないだろもし【S】ランク以上がいたらさすがに警戒するが。
「ふふふっ、そんなことないかもしれませんわよ」
「おっ、なんかあるのかドリル」
なんかお上品に口元に手を当てながら微笑んでるんですが何かありますかね?自分でもそんなに弱点らしい弱点無いと思うんですが、そもそも手の内全然見せてないし。
「ええ、当日を楽しみにしておくことですわね、あなたのわたくしのことをしっかりとリーシャと呼ばせて見せますわ」
「うーん、まぁ負けたらな。ふむ、でもこれで俺にもまた一つ絶対に負けられない理由が増えた!当日負けないぜ」
「そこまでして名前呼びは嫌ですの!?」
ヽ(A`*)ノ≡
(本当は恋愛にはまってずっと読んでたなんて言えないわっ)




