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もうそろそろ定期更新(笑)ができなくなりそー。我は戦闘描写が苦手なのでサクサク進みますル。
「それで今回の報酬なんだが」
「は?」
俺達は今もはや恒例となった実習時のお茶会をしながら話をしている。で、一年生大会とやらの話になったから出るなら今回も報酬をよこせと言ったら「は?」ってドイヒー……ドイヒーってなんや、死語?。
「いや学園に来るときとか実習の時も要求しただろそういうの」
飯とか漫画とか。いやもう飯は半ば脅しみたいな感じだったような気がするけど。
「なんでそんなに報酬を欲するのよ」
「いやこれは前にも言ったかもしれんがもう完全に俺のやる気の問題なんだが……お前だって無償で働くのは嫌だろ?」
「まぁそれはわかるけど……うーん」
「別に俺も今回は前みたいにほしいものもないし俺が納得できるものなら何でもいいぞ」
ていうか前みたいに漫画読ませなくするわよとか言わない辺りこいつも良心的だよな。悩んでるってことは何か考えてるってことだろうし。
「う~……そうだわ!」
おっ、決まったのか?
「毎月お小遣い制にしてあげるわ!良い順位だったらその分金額をあげて」
「おお!」
天才か?お小遣い……つまり金が手に入ればピーチに頼らずとも自分で本が買えるってことじゃないか!
「よし!それで行こう!」
「決定ね」
「それでお前は何位になりたいとかってあるのか?」
「ふんっ!そんなの一位に決まってるじゃない!逆にあんた一位以外になったらお小遣いも相当少なくするわよ!」
「戦って勝つだけで良いんだろ?じゃあ余裕だ」
「本当でしょうね。まっあんたの戦闘力は見たしリーシャさんに勝ったんだから大抵の相手には勝てるでしょうね」
フェンリルなー、あの程度のやつなら何匹かかってこようが負ける気はしないけどな。
「次回はそうはいきませんわよ!」
「あっ、ドリル」
いつのまにか近くに来ていたドリルが俺たちに向かってそう言い放った。てかどこから聞いてたんだ?最初から?
「そういやお前とも予選のバトルロイヤルで俺たちが当たることもあるのかもしれないのか」
「いえ、わたくしはシードとして決勝トーナメントに進出が決定していますわ」
「え、ずる」
why?ずるいわー。
「何故といわれましてもそもそもわたくしのほかにも数人いる【A】ランクの方々はシードになって残りの枠をバトルロイヤルで争うというのが予選の目的ですから」
「へー、そうだったのね」
まぁそりゃ強い奴同士が戦った方が面白いし【A】ランクともなれば強さはお墨付きだしそれも納得か。ていうかピーチお前も知らなかったんかい。
「それで【A】ランクはお前含めて何人いるんだ?」
「確か四人だったと思いますわ。決勝トーナメントは八枠なので残り四枠を争う形になりますね」
「ふーん、そうなのか。そりゃバトルロイヤルはかなりの人数で戦うことになりそうだな」
「まぁ確かにそうですがわたくしのフェンリルに勝ったあなたなら予選通過など余裕でしょうけど」
「ふん!あたり前よ!ていうかできなかったら困るわ」
なかなかにピーチは俺のことを信用してくれてるようで何よりなにより。ドリルとフェンリルもかなりの強さだと思うのでうまくいけば決勝で当たることになるだろうな。
「決勝トーナメントで当たったらこの前の借りを返させていただきますわ!」
「おう、そうか。てかドリルも飲むか」
「ええ、いただきますわ。それと何度も行っていますがわたくしはリーシャですの!」
収納から椅子やカップなどの一式を用意して座らせる。何気にこいつもこうして実習の時に混じるようになったんだよな。
おいフェンリルそんなもの欲しそうな目で見るなってほらいつもの骨付き肉。こらこらそんなにがっつくなって肉は逃げないぞ。
まっ、そんなこんなで日々を過ごしていよいよ一年生大会の時が来た。
ノリで書いてるから自分でもよくわからなくなるときがーる。




