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プロローグ
教室の中は、静まり返っていた。
もうすぐ期末テストが始まるからだ。
そして、沈黙を打ち破るように担任の「始め‼︎」というスタートの合図が出されたのだ。
俺は、シャーペンを握り問題を解き始めた、しかしだんだんと視界が暗く狭くなっていき周りから聞こえていたシャーペンのカチカチとした音や担任が黒板にチョークで何かを書いていた音が次第に聞こえなくなり意識が遠のいていく…
「あれ…おかしいなぁ、視界や音が消えていく…」「俺って今何してるんだっけ…」
そうして河野 碧の意識は、薄れていき、無くなっていった。